筌の口温泉 山里の湯(大分)

筌の口温泉 新清館(大分)-温泉手帖♨︎ から車で2分ほどの日帰り湯、山里の湯。ぬる湯の炭酸泉で評判が高く、それはそれは長い間気になってたところ。

タオル持参したけど、#温泉タオル 販売してたので。

駐車場に車を停めて、手前の建物で料金を支払う。700円だったかな。

初めてだと答えると、奥の湯小屋まで案内してくれた。

手前が男湯、奥が女湯。

開始時間の9時を狙って訪れたので、一番乗り。次々と来るのかなと思ってたけど、この日は20分ほど独泉。でも9時半頃にはものすごい人だった。

脱衣所には洗面台が3つもあり、脱衣棚は16個。

さぁ、感動の一番乗り。黄褐色に染まった浴室へ。

特に出入り口が、流れ出ていくお湯で鮮やかに染まってる。

橙色の鱗のような析出の上を、透明感のある源泉がどんどん流れ出ていく。

洗い場にはカランが3つ。お水とお湯を自分で調節するタイプ。石鹸が置いてある。

湯船は2つに分かれていて、小湯船は大湯船の半分くらいのサイズ。

湯面には油みたいな湯膜がたっぷり浮いてた。

小湯船はほんとに小さくて、2人でも気をつかうサイズだけど、混んできたら3人で入る。

奥の壁際の湯船の中に湯口があり、ぱちぱちばちばちとすごい泡が弾けてる。

湯口の部分だけじゃなく、湯船全体にぷちぷちじゅわじゅわと泡があるのが目に見える。縁の際もすごい泡。

大湯船には湯口はなく、仕切りの奥の切れ目から流れ込む仕様。どちらも透明に澄んでるけど、小湯船の方が透明度が高い。

小湯船は湯底に焦茶色の鉄の塊みたいなのが少しあるくらいで、湯の花も浮いていない、新鮮で透明な源泉そのもの。

壁に沿ったパイプの下側に源泉が出てる湯口がある。

ものすごい勢いで投入されてる。湯口は38度で、小湯船は37度。七里田温泉 下ん湯温泉(大分)-温泉手帖♨︎ が36度だったから、ほんのちょっと暖かい。寒い季節はこの1度が大きい。

この弾ける泡をひとりじめで堪能できるとか、最高。窓から夫婦の声が聞こえる。家族風呂の利用者だと思う。混んでたら、お金払ってでも家族風呂がいいかも。タイミングみながら交代で入るの、かなり気をつかうので。

もう泡まみれ。湯船に入った瞬間から泡まみれ。あわあわ。

身体があたたまるのとは違う、手のひらがじんわりぽかぽかしてくる炭酸泉。

遊離二酸化炭素が1,010mgで、含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉。

七里田温泉とほぼ同じ泉質。はて、と思って地図見たら、くじゅう連山を挟んで真向かいに位置してる。山裾をぐるっと周るしかないから、1時間弱かかるけど。

身体にオレンジ色が付く。ゆるめの鉄の匂いで、炭酸味。しっとりじっとりした肌触りで、少しきしむ。

湯船に入ると縁から溢れるので、小湯船の縁の側面も鱗になってる。

大湯船は、仕切りの切れ目と、上から縁を越えた湯だけじゃなく、底に近い側面にも穴が開いていて、仕切り際にいれば泡付きもすごい。でも湯温は36度で、寒い時期にはやっぱり小湯船がいい。

小湯船に比べると透明感がゆるく、無数の泡で白っぽくさえ見え、茶色がかったオレンジ色の湯の花も舞ってる。じっとしてると、砂のような湯の花が身体に積もり、肌が濃いストッキング履いたみたいな色になる。泡を払うと、積もってた湯の花と一緒に砂埃みたいにもわっと舞い上がる。

出来ればずっと小湯船に入ってたい。噂通りの最強炭酸泉。

 

筌の口温泉 山里の湯
★★★★★
含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
38.1度
pH 6.1
?ℓ/分
内風呂(男1 女1 貸切風呂)
加水加温循環消毒なし
2025.11 日帰り入浴

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