扉温泉 明神館(長野)

扉温泉の名前は神話からきている。

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その昔、ここは神様たちが湯治をする温泉だったそう。天の岩戸を担いだ天手力男命も温泉でゆったりした気分になり岩戸を忘れて行った、それが扉岩だという伝説。

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松本駅から車で40分弱の扉温泉。標高1,050mの山中に建つ一軒宿の明神館は昭和6年創業の老舗。

チェックインとアウト時にそれぞれ2便ずつ送迎バスを走らせているけど、15:15の1便が待ちきれなくてタクシーで向かう。

まだ新芽が目立たない寒々しい山道に山桜が咲いていて、遅めの春を感じる。

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部屋の窓からも正面に山桜。

部屋は3階で、3つの温泉浴場はすべてこの階にある。遠いと億劫になるのでうれしい。

男女の入れ替えはなく、清掃時間以外は24時間入ることができる。

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まず、メインの大浴場「白龍」は24時間入浴できる。広々とした解放感のある空間。

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両脇にシャワーが充分な数あり、脱衣所の鏡やドライヤーの数もゆったり充分。

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内湯の湯温は42度。中央にある湯口から溢れ出る湯の音がじゃっぽんじゃっぽんと響いている。

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アルカリ泉のぬるぬる感はあまりなく、しっとり馴染むような湯。

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露天風呂も同じ42度。ほんの気持ち、内湯よりとろみがある気がする。

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湯底が小石を埋め込んだタイプなのでさっさとは歩けないので、そぉっと。

すごく景色がいいわけでも、ぬるめにしてあるわけでもない、ただただ露天風呂。

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脱衣所には、熊笹、はと麦、延命草などがブレンドされたえんめい茶とアイスキャンデー。

初めて温泉宿の脱衣所でアイスキャンデーがあった時は嬉しくなって食べたけど、もう大人だし要らないかな。

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それぞれの浴場すべてに、バスタオルもフェイスタオルも備え付け。

うまいな、と思うのが、タオルを脱衣所の外に置いていること。無駄遣いされなくていいよね。

こちらは寝湯の「空山」。

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枕木に頭をのせて、空と山を眺めながら浸かる。もちろん半身浴もできる。

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41度ちょっとのぬるめで半露天風呂。長湯できる湯温。残念なのが、枕木の角度というか、座面の角度?がいまいちで、首の位置がおさまらないし、肩もがっつり湯から出てる。うーん。体型によるのかしら。

 

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なめらかなお湯だけど、消毒臭が気になる。シャワーもひとつあり、とても清潔。

脱衣所は小さめで、2人でもちょっと手狭。なところに、さらに2人来てしまってもう着の身着のままさっさと出るしかなかった。他のふたつの浴場の脱衣所はゆったりなので、そちらに駆け込んで保湿クリーム塗る。

 

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立ち湯「雪月花」は、明神館の代表的な湯船。

 

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わさび沢に向かう渓谷がオープンになった半露天風呂の浴場で、渓流のせせらぎの音が心地よく風を感じながらの立ち湯。

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渓谷側は胸の下までの深さで、120㎝あるそう。

湯温は42度ちょっとで長湯向きではない。ぬるぬる感はあまりなく肌にじっとり。湯上がりの肌はしっとり。

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周囲は「八ヶ岳中信高原国定公園」。手付かずの自然の中、鳥の鳴き声を聞きながらリラックスできる。

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この浴場にはミストサウナがある。

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ミストボタンを押して下さいとあるけど、押さなくてもミストが出てた。熱くないミスト。よく分からなかった。

 

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湧出量の記載がないので、なんとも言えないけど、40度割れの源泉かけ流し湯船があったら気持ちいいだろうな。

 

循環、加温のせいなのか、アルカリ泉のぬるぬるは弱い。

 

部屋にある檜の内風呂はかけ流し。

 

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かなり広い浴室に大きめの湯船。加温はしてあるけど、かけ流し。この湯船がダントツで一番気持ちいい。
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窓の外には山桜。
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湯温は40度、気持ちのいいぬる湯。白い繊維っぽい湯の花。檜の香りのせいか、消毒臭は気にならない。

 

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シャワーブースもある。
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部屋の檜風呂はかけ流しか循環かと問い合わせしたら「本来は限りある資源を大切にするために、循環にすべきだけど、湯船に循環装置が備わっていないため、かけ流しだ」との返答。かけ流し議論は難しいので、置いとこ。

 

地元の野菜をメインにしたナチュレフレンチが絶品。信州の自然の恵みを満喫できる特別献立を頂いた。

 

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どのお皿もめっちゃ美味しかった。

 

 

扉温泉 明神館

★★

アルカリ性単純泉

40.2度

pH 9.2

男女別露天風呂付き内湯、男女別立ち湯(半露天)、男女別寝湯(半露天)

加水なし 加温循環消毒あり

2019.4.28 宿泊

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