奥三河の湯谷温泉、はづグループのひとつ はづ別館は湯谷温泉 はづ木(愛知) – 温泉手帖♨︎の数軒隣。湯谷温泉駅から徒歩0分の駅前に位置する温泉宿。
はづ木のフロントに一言かけてから別館に向かうと、すぐに大浴場に案内してもらえる。
こちらは全14室の宿で、その分建物も大きい。
大浴場は2ヶ所あり、21時に男女入れ替えで一晩中いつでも入ることができる。さすがに夜中に出入りもできないので、とりあえず夕食前に一度やってきた。
湯船は庭園露天風呂、民芸ひのき風呂、鳳液泉風呂の3種類で、前者2つが同じ大浴場にある。
本日は鳳液泉風呂が女湯。
広々した脱衣所。籠は間引いてあり、人数制限かけてる。
正面に『鳳液泉』と。鳳来寺を開山した利修仙人が浴して長寿を保ったことからそう呼ばれている霊泉。
結構大きめの洗い場にシャワーは6つ。
しっかり濁ったお湯。湯温は41度弱。浴室が少し蒸していて、長くつかるのは無理な熱さ。
茶褐色の析出物がびっちり付いた湯口からは、52度の加温源泉が注がれている。源泉ははづ木と同じ、湯谷温泉7号泉。34.8度の源泉なので、加温してる。
pH8.1の弱アルカリ泉で、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。ほんのり苦味があり、少しだけ微妙に塩気がある。じっとり肌に馴染み、つるつる感もある。
しっかりとかけ流されていて、気持ちいい。葦簀で覆ってあるけど、窓の向こうは宇連川。
翌朝も起きてすぐに、またこちらへお邪魔。
脱衣所に入るとすぐ正面が庭園露天風呂の入り口で、右手が民芸ひのき風呂。
脱衣所は露天風呂に面していてガラス張り。お互いに見えてて落ち着かない感じもするけど、景観的に悪くない。
川沿いの露天風呂。庭園露天風呂ってなんだろ。展望露天風呂の方がいいような。渓流露天風呂とか。
お湯に浸かったまま、川の流れが見える。
濁り湯なので分かりにくいのだけど、半身浴できる座石もある。湯温は40度ちょっとのぬる湯でいくらでも入っていられる。
湯口からは52度の加温源泉が注がれているんだけど、湯船はここまでぬるめになるんだな。これは気持ちいい。
入り口側にどんどんかけ流されてる。
ひのき風呂は内湯。シャワーは4つ。
この浴室の窓には葦簀もなく、全面の窓からしっかり鳳来峡が望める。
大きな湯船がたっぷりなみなみと濁り湯で満たされてる。
湯口は天井からぶら下がった竹。
51.2度の熱めの源泉が注がれてるけど、かなり絞った量なので、湯船は鳳液泉風呂より少しだけぬるめで40.5度ちょい。
湯船全体から溢れたお湯が、檜の縁を越えて周りの溝のようなところに流れ込んでる。なぜこの造りか分からないけど、掃除が面倒そう。
溝から排湯されてくところには、しっかり析出物。
湯かき棒があるけど、使わなくても程よく混ざってた。
重曹泉みたいに肌がつるつるで、気持ちよくて何度も顔を洗った。加温してても、とてもいいお湯。
湯谷温泉 はづ別館
★★★
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
34.8度
pH 8.1
480ℓ/分?
内風呂2 露天風呂1
加水循環なし 加温消毒あり
2021.3.13-14 日帰り入浴
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