天橋立駅から車で45分の奥伊根温泉。天橋立までは京都駅から特急で2時間ちょっと。海の京都はなかなか遠い。
伊根町は京都府北部、丹後半島の北端。日本海に面し、南は宮津市、西は京丹後市に隣接した舟屋の町。
伊根の舟屋群から10分ほど北に位置する奥伊根温泉。
自家源泉を持ち、全室に源泉かけ流しの露天風呂を備えた湯宿、油屋別館 和亭。
客室風呂とは別に大浴場もあり、翌朝9時まで一晩中いつでも入ることができる。男女入れ替えはなし。
鍵付きロッカーに、フェイスタオルは備え付け。
シャンプーバーもあるけど、選んだシャンプーを浴室に持って入ると、設置のシャンプーがミキモトで、だったらミキモトでいいよ!と若干がっかりする。
浴室は内風呂と露天風呂。
内風呂はゆったりサイズでちょっと変形型。
11室の宿で、各部屋に露天風呂付きなので、大浴場で人と会うことはほぼない。
洗い場は半円形に5つ。仕切りあり。
湯口から湯が投入されてるわけじゃなく、循環。一部がジャグジーになってる。
湯温は41.5度弱。とろりとしたお湯で、消毒臭はほとんど感じない。
名湯100選に選ばれた温泉なんだそう。ん?名湯100選ってなんだろ。
窓からは露天風呂と、その向こうに日本海。
露天風呂は扉を2つ出たところに。足場がほとんどなく、すぐに湯船。細長くて小さめ。
湯口からは44度くらいのお湯が出てた。
塩気が少し。オレンジ色になってる。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。源泉温度が34.4度なので加温してる。湯量を補うための加水もあり。
湯船の中にも湯口があり、循環濾過してる。
最初42.5度で熱っと感じたけど、端の底の方は42度割れで、入ってしまえばなんとかなる温度。朝の方が少し低めだった。
とろりとしたお湯でふわぬるの肌触り。いかにも炭酸水素塩泉だけど、循環特有の肌触りにも感じる。
炭酸水素イオンの含有量が1288mgと多い、重曹泉。余分な皮脂を乳化して、つるつるの美肌効果がある。加温だけのかけ流しならどんなにいいお湯だろうか。
露天風呂はかけ流しと併用みたいで、少しほっとする。
桜の花びらがたくさん舞い込んでくる。
部屋も露天風呂も日本海に面していて、満開の桜まで見える。
内風呂は普通のお湯なので入らず。
目の前が日本海。絶景かな。
ひとりで入るならゆったりな大きさの湯船。桜も見えて、海風が心地いい。
竹筒の湯口からは41.5度弱のお湯が少しずつ注がれている。
湯船の温度は41.7度前後。
湯底から42度ほどのお湯がぼこぼこと投入されていて、湯面が盛り上がってる。
熱めなので、循環だったら調節できるのではと、フロントに電話してみたけど、館内一貫なので調節は無理とのこと。
HPやパンフレットに“源泉かけ流し”をうたっているので、いろいろがっかりはするけど、この絶景をお風呂から独り占めできるのだからまぁ‥。
奥伊根温泉 油屋別館 和亭
★
ナトリウム-炭酸水素塩泉
34.4度
pH 8.16
内風呂(男1女1) 露天風呂(男1女1)
加温加水循環消毒あり
2021.4.3 宿泊
コメント
ayuさんはじめまして!ブログ拝見しました!写真も多めで具体的な記事に、ついつい読みいってしまいました。温泉入りたいです。
RECOTORIという旅行好きのためのSNSを運営しています。Ayuさんのような温泉ソムリエの方にもお楽しみいただいています(^^)/もしよろしければお試しいただければ嬉しいです!突然かつカジュアルなご連絡で失礼しましたm(__)m
つかださん、コメントとご紹介ありがとうございます。見てみますね。