京都駅の目の前になんと温泉が。駅から徒歩5分足らずの場所に建つハトヤ瑞鳳閣は、自家源泉を持つ宿。
去年、創業70年を迎えた老舗ホテルで、6年前のリニューアル時に温泉を掘ったところ、敷地内の地下910mから湧出したそう。
大浴場は最上階の8階にあり、夜24時までで、朝は6時半から9時半まで。翌朝は男女入れ替え。
当日は「西山の湯」が女湯。広くて綺麗な脱衣所。パウダールームも広々だし、ロッカーの方もゆったりめ。
浴室に入るとまずかけ湯。
洗い場も十分な広さで、シャワーは12個だったかな。
内風呂と露天風呂が一つずつ。
湯口からお湯は出てなかった。出てる時間もあるのかもしれない。
排湯口があるけど、ここから湯が溢れ出るわけではない。お湯は完全な循環。41度に設定されてるみたい。熱過ぎないのでマシ。
ふわりとした循環特有の肌触りだけど、加温、循環に加えて加水もしていて、もはや温泉感はない。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
大浴場に掲示してある平成25年の分析書だと、源泉温度が32.6度。でも、部屋にある分析書だと翌年平成26年のもので、26度に下がってる。
京都の駅前で、露天風呂まであるとは。
屋根がしっかりあるけど、確かに外気が出入りしてる。
やっぱり循環の湯船だけど、入ってる人たちは気持ちいいね〜って入ってた。それでいいと思う。
湯口からはほんの少し出たり出なかったり。
湯船の温度は41.6度。肩まで浸かると、消毒臭がかなり強い。
翌朝は男女入れ替えで「東山の湯」。
広くてゆったりした脱衣所。すごく綺麗で新しく見える。
浴室に入るとすぐにシャワー。上がり湯用かな?
右手にかけ湯もあり、広い洗い場にはシャワーが16個。
昨夜の大浴場と同じような形の内風呂。
壁画は、木村英輝氏の桜と紅葉なのだそう。西山の湯には瓢箪と南天の壁画があったみたいだけど、スルーしてしまった。
湯温は41.3度。循環特有の泡がついて、ふわりとした肌触り。
湯口は石でコーティングされていて、ここからも湯が出ていたかも。石が成分で着色されてる。
湯船には排湯口がなかった気がする。底の穴から湯が対流してる。
こちらの露天風呂もしっかり屋根付き。都会なので、目隠しのガードもすごい。
湯口や縁は岩モチーフみたい。
湯温は41度。内風呂よりも塩素消毒臭がすごい。
露天風呂からガラス張り越しに内風呂。ものすごい贅沢な空間。
よくこんなに広い大浴場にしたなぁと考えてたら、気づいてしまった。修学旅行の受け入れがあるんだ。きっと。これくらい広くなきゃだめなんだ。多分。
加水までしてる残念な大浴場だけど、源泉かけ流し風呂が付いた客室が3つある。そのうち一番リーズナブルな部屋に。
薄暗い浴室。落ち着いていいのかもだけど、個人的には部屋のお風呂は明るい方がいいな。
シャワーもあり、岩で囲まれたゆったり湯船がどーんと。湯船の周りにみぞがあって、溢れ出たお湯が流れてる。
かき混ぜ棒がここにあるということは、上下で湯温が違うんだろうなと、しっかり混ぜる。
チェックイン時にちょうど40度。適温に心でガッツポーズ。
なんとこの湯船は源泉かけ流し。46度に加温だけした源泉が湯口から出てる。循環装置なし。
タイマー式で湯が出てない時もあり、出入り口にある温泉ボタンを押すと、1時間くらい46度の加温源泉が出てくる。
なので、熱くなり過ぎず、自分で調整できる超優れもの。
ひとりで入るとかなり広々な湯船。段差があっても、十分広い。
薄く濁っていて、薄茶色の湯の花もある。
ふわりとしたなめらかなお湯でふわつるの肌触り。中性のじっとりした感触もある。無臭だけど、石みたいな匂いがする。
しっかりかけ流しで気持ちいい。
12時のチェックアウトのプランだったけど、さらに1時間延長して十分に満喫した。
新幹線の京都駅まで歩いてすぐ。京都温泉万歳。また絶対来るだろうな。
京都温泉 京湯元ハトヤ瑞鳳閣
★★★
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
26.0度
pH 7.5
82.1ℓ/分
露天風呂付き大浴場2 客室風呂3
加水加温循環消毒あり
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