女満別空港から1時間南下した阿寒国立公園内、屈斜路湖畔に位置するワッカヌプリ(本館)。その新館として、車で10分ほどの池の湯にオープンした1棟貸切の温泉宿、ワッカヌプリ リゾーツ。
アイヌ語で、ワッカは水、ヌプリは山のこと。
屈斜路湖から見たワッカヌプリ リゾーツ。レラとフレの2棟がある。
湖の水際に建つ平屋建てのレラ。
フレも間近に湖の眺望。レラがなければ、水際に建つフレ、と表現する。窓から望む屈斜路湖が美しい。
ちなみに食事はこちらのイペ棟。リビングダイニングとしても半分ずつがリラとフレの専用で使える。奥に見えてる2階建てのフレに宿泊。
まだオープンして2年も経ってないので、室内も浴室も綺麗。
奥のガラス戸の開け方を教えてもらったけど、まだ虫がいる時期でこわくて開けられなかった。屈斜路湖を眺めながら入れるのだけど。全開にするとまるで露天風呂にいるようだとか。
かなり大きな湯船。シャワーがひとつ。
チェックイン時にお湯が張られた状態で、お湯は注がれていない。縁からも溢れてない。
縁や排水溝はオレンジ色に染まってる。
赤湯の湧く、赤湯という地名から名付けられたフレ(アイヌ語で赤の意味)。昭和40年代に建てられた温泉宿、赤の湯荘の跡地に建てられてる。
赤湯と呼ばれる地の通り、ほんのり赤茶色の湯が溜まってる。溜まったお湯を見た時、源泉かけ流しと謳ってるので少し残念さが。
源泉温泉が高いので、適温にするために溜めて冷ましてある。溜めてあったお湯は41.5度割れだったけど、41.5度とは思えない熱さを感じるお湯で、顔から汗が吹き出る。鉄ゆえの暖まり、体感温度の高さかな。
カランで加水もできる。
源泉は手動で足せるようになっていて、洗面所のONSENボタンをONにすれば熱い源泉が出る。
左奥の湯船の中の穴から熱い源泉が出てくる。
源泉温度は44.4度。湯口で43.7度だった。鉄分を含む赤い湯はほんのり金気臭。鉄は2.3mgだけだから含鉄泉ではないけど、溜め置きするから余計酸化して赤いお湯になるのかな。
温泉を注ぎ、縁から溢れてると、やっぱり気持ちがいい。体感が熱いので、あまり投入できないのが悲しい。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉で、pH 6.7の中性。天然の保湿成分メタケイ酸が100mg超含まれてる。遊離二酸化炭素も100mg超。ふんわりした肌触り。
ちなみに、すぐ隣に湧く 屈斜路湖畔の温泉 池の湯 露天風呂(北海道)-温泉手帖♨︎ は、赤い湯じゃない。ほんの少し北の砂湯はナトリウム-炭酸水素塩泉。逆に南下したコタン温泉も同じ泉質だけど、高温で石油成分を含んだモール泉。屈斜路湖畔の温泉さまざま。
鉄泉らしいオレンジ色の湯の花がたくさん舞ってる。手にとってみると、濃い赤茶色の粒も。
季節が違ってたら、もっと寒い季節なら、もっとお湯を楽しめたかな。ずっと溜まってる感が残念。少し足したところで、湯が入れ替わる感じがないので、ざばざば投入できる季節に行くべき。
すごく大きな湯船なんだけど、実はかなり浅い。それも残念な入り心地だった。
ごはんがすごく美味しかったからまた来たいけど、贅沢すぎるので何かの記念日にでも。
屈斜路湖畔の温泉 赤湯 ワッカヌプリ リゾーツ
★★★
ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
44.4度
pH 6.7
406ℓ/分
客室風呂
加温加水循環消毒なし
2024.9 宿泊
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