熱川温泉は熱海と下田の間の傾斜地形にあり、海と絶景を臨める温泉地。東京駅から特急踊り子号だと2時間15分。熱海まで新幹線を使えば、2時間弱の伊豆熱川駅。

駅から送迎車で10分弱の人里離れた奈良偲の里 玉翠。創業111年の老舗で、3,000坪の日本庭園と竹林に囲まれた全13室の宿。
奥熱川というほど、駅前の温泉街からは離れていて、奥熱川源泉はこちらの宿だけの自家源泉。

庭園の先にある貸切露天風呂は、1組1回40分無料でチェックイン時に予約する。そんなに遅く着いたわけではなかったと思うけど、当日はほぼ埋まってて、翌朝の時間に。

時間にフロントに行くとここまで案内してくれ、中から鍵をかけて入る。

脱衣場があり、フェイスタオルは備え付け。

大浴場にあるくらいの立派な露天風呂。

竹林に囲まれていて、そのぎ茶温泉 里山の湯宿 つわぶきの花(長崎)-温泉手帖♨︎ の貸切露天風呂を思い出した。

源泉かけ流しが徹底していて、岩の縁から溢れ出つつ、

なんとサイフォンまで。

真冬にしてはぬる湯の40.5度で、出るの寒いけど浸かってるにはちょうど気持ちよかった。湯口からは、44度くらいのと37度くらいの湯の流れがあり、加水しながら源泉が注がれてるみたい。

大浴場は1階の最奥にあり、翌朝10時まで一晩中利用できる。深夜に15分清掃時間あり。

まず男湯があり、入り口にはお茶やレモン水などが用意されてる。奥の自動ドアの先が女湯。

広くはない脱衣所だけど、全ての部屋に温泉が付いてるので、ほとんど混まない。時間も一晩中だし。化粧水などのアメニティもそろっていて、タオルも備え付け。

明るい浴室で、滑りにくい伊豆青石。

縁だけ木造りの大きめの内風呂が窓側にあり、

右の壁側が仕切りのある洗い場で5つのシャワーが並んでる。

湯の中には木造りの斜めに作られた寝湯。この日の湯温は43.5度弱と結構熱めで、ちょっと寝てみようかという気にはなれなかった。

湯口からは加水された源泉が注がれていて、51.5度。100度ほどの源泉を湯守が日々ちょうどよい温度に調整しているというのが、宿の自慢。

すべての湯船が源泉かけ流し。見た目にも気持ちよく、しっかりかけ流されてる。毎日完全換水し掃除するみたいなので、塩素消毒もないのでは。

露天風呂は2つあり、

出入り口の目の前にあるのが陶器風呂。こちらは東屋風の屋根付きで、雨でもなんとかなりそう。2人入れなくはないけど、1人で入りたいサイズ。

深緑色の陶器が、ベージュのような薄茶色の析出物で覆われてる。

湯口で50度、湯船が42度。内風呂よりマシでほっとする。つるつるきゅっきゅの肌触り。

ほんのり塩気のあるナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で、pH 7.7の弱アルカリ性。湯から出た肌はじっとりとする。肌にハリや潤いを与える硫酸塩泉で、天然の保湿成分のメタケイ酸が226mg含まれた美肌の湯。消毒効果のあるメタホウ酸も含む。

向こうに見えてるもうひとつの露天風呂も、内風呂と同じく43.5度弱と熱かったので、大浴場はこの湯船しかゆっくり入れなかった。

貸切露天風呂の2倍くらいの大きな湯船。

源泉温度は99.3度。加水されて湯口で48度。さらさらと溢れ出てる。

熱川温泉は、面積当たりの温泉櫓数が日本一の13本もあり、温泉街にはもうもうと湯けむりがあがってる。

熱川温泉の湯守り文化は、世界ジオパーク無形文化遺産に登録されていて、

部屋の半露天風呂の湯口は温泉櫓モチーフだった。温泉櫓は源泉を冷ますための仕掛け。

この日の湯口の温度は48.5度ほどで、湯船は42度ちょいに調整されてた。

ひとりだとゆったり大きめの檜の湯船。ちょっと熱かったけど、しっかりかけ流し。

シャワーで埋めてもよかったのだけど、せっかくなので湯守の調整のまま。
熱川温泉 奥熱川 奈良偲の里 玉翠
★★★
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
99.3度
pH 7.7
236ℓ/分(掘削動力)
内風呂(男1 女1)露天風呂(男2 女2)貸切露天風呂1
加水あり 加温循環消毒なし
2026.2 宿泊


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