赤目温泉 隠れの湯 対泉閣(三重)

名古屋駅から近鉄特急で1時間半の名張駅。そこから車で20分ほど南下した赤目四十八滝は、伊賀流忍者修行の地。

赤目渓谷の麓に位置する明治創業の老舗、伊賀のかくれ宿 赤目温泉 隠れの湯 対泉閣。

ちょうどリニューアル工事中で、玄関はこちらではなく裏手からだった。本館、別館、新館からなる全39室。

大浴場は新館こもれびの館にあり、利用時間は夜23時半までで、朝は6時から9時半まで。

廊下右手に見える館内の大浴場は内風呂のみで、露天風呂は向かいの出入り口から外へ。

外廊下の続く階段を上った先にある。こちらは男女入れ替えはなく、利用時間は夜10時まで。朝は冬季は7時から9時半。

手前が男湯で、岩組造りの「半蔵の湯」。女湯は木造りの「かげろうの湯」。

脱衣所は広くはないけど、洗面台もあり、ドライヤーや化粧水なども置いてある。

露天風呂は奥側だけがオープンなタイプで、しっかり屋根があるので、真冬でもなんとか大丈夫。

露天風呂とは思えない、しっかりした立派な天井。

シャワーも3つある。男湯のシャワーは凍結防止かなにかで、使用禁止だったみたいだけど、女湯の方は使えた。

細長い湯船は、縁だけ木造り。

湯底からも湯が出ていて、湯口も湯船も40.5度と思いきったぬる湯。真冬の露天風呂で40.5度は少し寒いけど、ゆっくり入れるので暖まることができる。熱いよりはるかにいい。

縁が高めの位置にあるので、頭と首を預けやすく、襟足が濡れずに安定感のある姿勢がとれる。

源泉温度が18度なので加温し、毎分15ℓしか湧出してないので湯量を補うために加水、循環濾過してる。メタホウ酸とふっ化物イオンの項による温泉で、泉質名はない。地下1,000m掘削し動力揚湯してる。

内風呂は「上忍の湯」と「くのいちの湯」の2つで、翌朝男女入れ替え。

まずは奥側のくのいちの湯へ。

広い脱衣所で、仕切りのある洗面台にそれぞれドライヤーや化粧水などが揃ってる。

脱衣所と浴室の間にドアが2つあり、1つ目を開けたところに給水機。滝の名水。

もう1つ開けると浴室。

右手と左手の壁際にシャワーが6つずつ。

リニューアル中で客数も少ないのか、誰にも会わなかったので、洗い場が多く感じたけど、3棟あって39室だからこれくらい必要なのかな。宿泊者がいない時間帯に日帰り入浴も受け付けてる。

湯船がひとつと、奥に打たせ湯。

打たせ湯はしなかったけど、滝とか修行のイメージなのかしら。湯に浸かってると、滝の音のように聞こえる。

大きな湯船は、循環の湯が湯底からぼこぼこ投入されているせいか、湯面に白い泡がたくさん浮いてる。

泡付きがあるので、ふわりとした肌触り。消毒臭は意外なほど気にならない。

湯口は42度で、湯船は41.5度。湯底から泡を伴って投入されているので濁って見える。

pH 8.3の弱アルカリ性。じんわりじっとりした肌触り。

翌朝入れ替えした上忍の湯の脱衣所も広々。

こちらも同じく左右に6つずつのシャワー。

打たせ湯はなく、湯船が2つに分かれていて、小さい方はジャグジー。

地元産の杉材を使った湯船。

手前の縁から湯が染み出していて、きっと意図せぬ事態なのだろうけど、そこだけ少し暖かくて気持ちいい。

朝はぬるめの温度設定みたいで、39.5度と気持ちのいいぬる湯だった。加水加温循環消毒ありのフルなのに、それほど消毒臭は気にならず、不快感なく入れる不思議。

湯口からは41度の湯が出てた。

2つの湯船は縁の下が抜けて繋がっていて、ジャグジー側は39度。

温泉に関係ないけど、伊賀牛尽くしの夕食を選択。伊賀牛初めてかな。かなり美味しかった。

 

赤目温泉 隠れの湯 対泉閣

温泉法の温泉(メタホウ酸、ふっ化物イオン)
18.0度
pH 8.3
15ℓ/分
内風呂2 露天風呂(男1女1)
加水加温循環消毒あり
2023.1 宿泊

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