越後湯沢温泉 御湯宿 中屋(新潟)

上越新幹線で1時間15分の越後湯沢駅。開湯800年もの歴史を持つ越後湯沢温泉。

創業400年の老舗旅館、御湯宿 中屋は駅から歩くと20分ほどの高台にある。車だと5分ほどで送迎してもらえる。

大浴場「一望千里の湯」は最上階の4階にあり、利用時間は翌朝10時まで。併設の露天風呂は夜24時までで朝は6時から。

スリッパをここで脱ぐので、先客があるか分かる。2回大浴場に行ったけど、どちらもずっと独泉だった。チェックイン直後と、チェックアウト直前。

畳敷きの廊下で手前が男湯、奥が女湯。入れ替えはなし。

広くて清潔な脱衣所。奥には洗面台やウォーターサーバーがあるパウダースペースがあり、フェイスタオルも備え付け。アメニティも揃ってる。ガラス窓の向こうには露天風呂が見えてる。

浴室に入るとすぐ左手にかけ湯。スパみたいなすごく広い空間。

2つに仕切られてる大きな内風呂。

左奥が洗い場で、シャワーが12個。サウナもある。

遠赤外線低温サウナで、60度から70度で充分発汗作用があるのだそう。

利用時間は夜23時までと朝7時から10時まで。朝も利用できるのってめずらしい

大きな湯船は手前の半分がすごく浅い寝湯、半身浴。

縁から溢れる源泉かけ流しで、

かけ流されてるお湯の通り道が黒く染まり、ぬるぬるする。注意して歩かないと滑る。注意していても滑りそう。

源泉名がなんと湯沢温泉「湯元」源泉。しかも自然湧出。数百年も昔から裏山の鍾乳洞より湧き出している源泉で、pH 9.6のアルカリ性単純温泉。ぬめりのあるお湯でぬるぬるの肌触り。硫化水素臭はなく、沼のような匂い。

HPには単純硫黄温泉と記載があるのだけど、令和5年の新しい分析書では単純温泉。総硫黄が2mgに若干足りない。前回は単純硫黄泉だったのかな。

湯口に網が張ってあり、おそらく湯の花をキャッチするためだと思うけど、それほど網には溜まってなくて、湯船には白い湯の花がまあまあ漂ってる。たまに黒いのも。

湯口から出る源泉は、30秒毎や20秒毎に出たり止まったりしてる。湯温は44.5度ちょいで、湯船は39.5度の気持ちのいいぬる湯。

源泉温度は43.2度。湯口の注ぎ方からも加温してるのだと思ってたけど、聞いてみてたらこの日は加温してないとのこと。

露天風呂からの景色はまさに一望千里。

谷川連峰が一望でき、新幹線も走ってく。

大きなサイズだけど、内風呂と同じで半分はめちゃくちゃ浅い。

奥の湯尻からかけ流されていて、岩を黒々と染めてる。きっとぬるぬる。

湯口は湯船の中のここ。湯温は40度弱だった。

水流に乗って白い湯の花が舞ってる。

大浴場の源泉とは違う湯沢温泉「諏訪源泉」の露天風呂付客室(湯の坂館)があるけど、泉質がナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。大浴場と同じ「湯元源泉」のアルカリ性単純硫黄泉の方がすきなので、湯峠館の部屋にした。

通路のような小ささだけど、脱衣場もある。

広めのテラスの奥に丸型の壺湯。シャワーもあり、シャンプーなども置いてある。

縁から溢れるかけ流し。

黒く染まった湯口からは45度弱の源泉が注がれている。チェックイン時の湯船は40.5度だったけど、この日の夜は嵐のような天候で、どんどん湯温は下がり38.5度ほどに。

すごい暴風雨で、顔はめちゃくちゃ冷たいし、寒くてなかなか出られない。もう心持ち暖かければと思ったけど、長湯するなら最高の湯温。

大浴場と同じくぬるぬるのお湯で、顔やお尻はつるつるできゅっきゅ。

隣に湯沢温泉 雪国の宿 高半(新潟)-温泉手帖♨︎ があった。やっぱりおなじ湯元源泉。しかも高半の自家源泉なのかな。高半はどばどば湯が注がれていたのが気持ちよかった。でも、女湯にしか露天風呂がなくて、部屋風呂もない。

 

越後湯沢温泉 御湯宿 中屋
★★★★
アルカリ性単純温泉
43.2度
pH 9.6
295ℓ/分(自然湧出)
内風呂(男1 女1)露天風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒なし
2025.5 宿泊

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