天草の玄関口、三角から天草パールラインを車で15分。弓ヶ浜海岸から少し入った閑静な地に建つ、大洞窟の宿 湯楽亭。日本秘湯を守る会。
熊本空港からレンタカーで1時間半弱。
赤湯と白湯と呼ばれる二本の源泉を楽しめることが最大の特徴だったけど、熊本地震の影響で赤湯がストップしている。
現在ボーリング中でもう最終段階。そろそろ復活できるだろうとのお話。
湯船の淵や外の析出物を見ると、というか、イテテテと足裏に気をつけながら歩くと、赤湯のパワーの凄さがまざまざと分かる。
今は赤湯の入ってた湯船に白湯を入れて、湯船ごとに違う湯温にしてる。ナイスアイディア。
白湯はご主人の嶋田さんが昭和52年に掘り当てた透明な湯で、温度の高い温泉を求めて平成8年に採掘したのが赤湯。
大浴場に入るとまずは白湯の湯船。
朝から男女入れ替えなので、もう一方の白湯湯船はこちら。
両方とも真ん中で仕切って湯温を変えてる。手前の湯船はかなりのぬる湯でいい感じ。時間によっては39度ないかもと感じるくらいのぬるさ。すごくいい。寒くなれば、隣の熱めの湯を少し入れたらいいし。
こんな通路を挟んで、天井が高い解放的な赤湯エリアへ。
今は白湯が入ってる。湯温は白湯湯船の中間くらい。
もう一方の大浴場の赤湯も解放的な造り。
こちらの露天風呂。
析出物がすごい。かなりぬる湯。
隣に小さくて浅い湯船がもうひとつ。
小さな小屋みたいになってる。超浅い。
2種の源泉ともうひとつ、宿の名前にも付いてる大洞窟。
露天風呂から繋がってるので、この入り口から。
ご主人が設計して、家族全員で手掘りしたという洞窟風呂。
サウナ状態、といってもぬる湯なので熱くないけど、蒸し湯の効果が得られる。
2つの大浴場の出入り口からそれぞれ入り、奥で繋がっていて、真ん中で仕切られてるらしい。
もう一方の入り口はこんな。
赤湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。総成分が10104mg/ kgとかなり濃い温泉。送湯パイプは月1回取り替えていたそう。
早く赤湯復活するといいな。
白湯は単純泉といっても、ほぼナトリウム-炭酸水素塩泉。美肌の重層泉。
なめらかで、ぬるつるっとしたお湯。湯上がりの肌はするする。
すごく気をつけないと、温泉成分のせいで床がかなり滑る。温泉ランドみたいにいろんな湯船があるので、他の温泉に比べて歩くことも多いので。足元注意。
伊勢海老やお魚料理美味しかった。
朝ごはんには伊勢海老のお味噌汁。
あ、天草に来たのは御輿来海岸の干潟に沈む夕陽を見るため。宿から30分くらい。
マジックアワーもめちゃくちゃ綺麗だった。
弓ヶ浜温泉 湯楽亭
★★★
32.3度
pH 7.5
40ℓ/分
内湯4 露天風呂2 洞窟風呂(男女入れ替え)
加水循環消毒なし 加温あり
2018.4.21宿泊
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