京都の丹後半島。穏やかな久美浜湾を望む蒲井温泉。
京都から豊岡まで特急きのさき号で2時間15分。私鉄丹鉄に乗り換え15分の久美浜駅。駅から宿の送迎車で約15分。
いっぺん庵は、一遍上人が念仏を唱えると青龍が現れたという久美浜に残る伝承にちなんだ名の宿。
玄関の看板や食事処の『いっぺん庵』の文字、年末に今年の漢字を描く清水寺の貫主さんに描いてもらったそう。
平成21年11月に建った新しい旅館。7室すべてに、自家源泉掛け流しの檜の内湯と露天の長州風呂がある。
うぐいす色の濁り湯。お風呂からも部屋からも久美浜の海が見える。
内湯と露天風呂との間を網戸にして半露天状態で。
内湯は41度。湯を混ぜる湯かき棒があり、これで混ぜて入るようにと仲居さんに言われた。
湯口からは熱めの湯が湯量を絞って投入されてる。
網戸にして入ると、浴室の気温と湯温とがちょうどいい感じ。白と茶色の小さな湯の花が少し。
露天風呂は42度前後で少し熱め。顔は寒い。露天風呂の湯の花がすごい。
こげ茶色の小さな塊がたくさん。湯口からはぬるめの湯が出ていて、熱めの湯は湯底か側面から出ていたような気がする。
各客室とは別に24時間入浴可能な大浴場。
離れだけど、7室しかないので、それほど遠くない。
右が女湯。内湯と露天風呂、それに予約制の岩盤浴がある。
内湯は42度前後。しっとりじっとりした湯感触。柔らかい緩めの塩化物泉。
7室しかないうえ、夜中じゅう入れるので、いつでも独泉。ゆったり入れる。もう少しぬるかったらいいのに。
少ししょっぱい出汁のような味。
露天風呂は43度くらいで熱い。長くは入れない。
深めなので、右側の手すりのある階段から入るように注意書きがある。
岩盤浴は50分1000円。1時間半前に予約が必要。
塩化物泉のじっとりぽかぽかな湯。
温泉分析書は別途保管と記載があったので聞いてみたところ、最初は無いと言われた。違う方にもう一度聞くと、見るだけならとファイルを見せてくれた。写真はダメだと。なんか不思議。温泉に詳しくない感がひしひしと伝わってきた。
年に一度のタグ付きズワイガニ。冬の日本海側の温泉で、これが食べられるいい温泉宿を毎年探し続ける。
蒲井温泉 いっぺん庵
★★★
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
35.4度
pH 7.38
露天風呂付き内風呂(男1女1)客室内湯と露天風呂(各7)
加温あり 加水消毒循環なし
2019.1.5 宿泊
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