男鹿温泉 温泉旅館ゆもと(秋田)

秋田県の中央部、秋田市の西側に位置する日本海に突き出た男鹿半島。この島にある男鹿温泉郷は、秋田空港からも秋田駅からも車で高速使って1時間ちょっと。電車だと新幹線の秋田駅からJR男鹿線に乗り終点の男鹿駅からは車で30分弱。

 

はるばる男鹿半島までやって来たのはあじさい寺 雲昌寺へ行くため。男鹿温泉郷から雲昌寺までは10分足らず。

 

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1株だった紫陽花を15年以上かけて挿し木でここまで増やした副住職さん。凄すぎる。日中もライトアップも気軽に堪能できた。

 

男鹿温泉郷には7つの温泉宿があり、ほとんどが源泉かけ流し。宿ごとに加水や加温あり。源泉の温度が50度を超えているため、湯温が熱いイメージが強い。

 

というか、多分、最初泊まるつもりでいた日本秘湯を守る会の元湯 雄山閣の、熱い源泉がなまはげから噴き出すこのイメージのせい。(写真は雄山閣HPより)

 

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問い合わせたけどやっぱり熱くて、温泉付きの部屋もなくて断念。

 

いろいろ調べてるうちに、温泉旅館ゆもとのHPに『天然温泉100%かけ流し 平均/42~44°』を見て、あれ?ぬるめの源泉なの⁈湯本だから源泉保有してるのよねと、ここ(旧湯本ホテル)を選んだ。基本、元湯とか湯本(湯元)って言葉に弱い。自家源泉とか好物。

 

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駐車場には源泉。飲泉もできるみたい。触ってみたけど熱いわけじゃない。でも、電話予約の際に、湯船の温度は熱いですか?と聞いたら、熱いですと言われた。今思えばHPの『平均/42~44°』って湯船の温度のことか。それは熱いわ。

 

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大同年間(806-810)、坂上田村麻呂が東征の折に発見。真言宗高野山金光院(廃寺)の古文書にも、600年以上前から湯本地区に温泉が出ていたとの記録がある。江戸時代の秋田藩主 佐竹のお殿様も好んで入浴したと云われる湯本温泉がこの源泉。

 

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江戸時代の温泉番付にも載ってるほど、湯治場として庶民にも親しまれていた温泉。

 

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いまでは秋田の奥座敷と称される男鹿温泉。
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明治から昭和にかけては大渕七兵衛旅館という屋号だった温泉旅館ゆもと。600年守り続けた癒しの湯は、緑がかった薄茶色のほんのり濁ったお湯。

 

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玄関前の廊下を売店側へ。突き当たりの大浴場の看板に沿って右へ曲がると
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階段と廊下が続く。コの字になった建物の向かい側に行く感じ。泊まった客室からだとちょうど見えるような位置だけど、ぐるりと回ってしか行けない。ちょっと遠い。
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男女の入れ替えはなく、入浴時間は15時から22時、朝は6時から9時までと説明を受けた。
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でも御案内には23時までと。なんだそりゃ。

 

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日帰り入浴は15時から20時までで、1時間以内の利用で500円。

 

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脱衣所にドライヤーはない。帳場に言えば貸してもらえたけど部屋での使用とのこと。脱衣所汚さないためかな?徹底してるな。

 

脱衣所にあるトイレは和式。体重計はデジタルの表示が何ヶ所も抜けていて、本気で何キロか分からなかった。

 

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大浴場は広々してる。洗い場スペースがかなり広い。シャワーは二面にあり、2つと3つ(4つだったかも)でゆったり。リンスインシャンプーとボディソープあり。
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湯船は深めで、お尻をつけると鼻までお湯がくる。やむなく中腰の姿勢か、周りの段差のとこで半身浴。f:id:ayumu27:20190703001612j:image

 

熱い。使用温度45度って分析表に載ってたけど、湯口から離れたところで44度弱ある。ふっ。笑える。44度って。でも普通44度もあると入れないと思うんだけど、これがなぜか浸かることができる不思議。あまり熱さを感じさせない。

 

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少ししょっぱくてえぐみがある。鉄の匂いはあまりしない。

 

見るからにスケールが大変そうなお湯。後で確認したら、食品添加物を微量に加えて湯の花(スケール)の付着を抑えているらしい。

 

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循環、消毒はもちろん、加水もないかけ流し。湯口付近のお湯は熱すぎて近づきたくない。
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毎日完全換水し、清掃している。すごい。大変だろうな。結構大きな湯船。4〜5時間かけてお湯を入れ替えているそう。男湯の湯船はもっと大きいっぽい。
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湧出量の記載がなかったけど、湯量は豊富みたい。

 

しっとり浴感で、湯から上がるとじっとりねっとり。保温効果が高く、よく温まる「熱の湯」。湯上がり後も温かさが持続する塩化物泉。

 

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湯船の縁の析出物。食品添加物入れててもこれ。
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ほんの少しだけど泡つきもあった。でも、やっぱり熱すぎるよね。

 

1室だけ温泉付客室があったので、半年前から予約してそのお部屋にした。大浴場22時までだし、熱いから。

 

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普通の昭和なお風呂。シャワーもなし。

 

カランをひねれば温泉が出るので、自分で溜めて入る。
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熱い湯だけど、時間をおけばぬるくなる。と思ってたけど、栓が甘くて湯が抜けてく‥。
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シャワーで水足してもいいやと思ってたのだけど、シャワーないので洗面器で水を何回も入れる⁈
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栓はなんとか押し込んだりで、どうやら好きなように入れたらしい。私は入らず。好きな時間に何度も入れるし、絶妙なぬる湯を堪能したらしい。まぁそれはなにより。

 

ほかに、宿泊者限定の貸切露天風呂が前日までの予約で利用できる。15時から21時までで、1時間2名で1,080円。

 

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泊まった部屋の横にあったので入り口だけ。どんな露天風呂なのか全く情報なし。せっかくだから、もっと有効活用したらいいのに。

 

そういえば、男鹿温泉郷で「ナマハゲ太鼓」というアトラクションがあって、土曜日の宿泊者は無料。宿からは何のアナウンスもなかったけど、ちらしを見つけて行くことに。

 

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すごく良かった。観に行って良かった。男鹿に行くなら絶対見た方いい。各旅館から送迎車で続々と人が集まってきて、あっという間に200席は満席で、後ろは立ち見。

 

なぜ、泊まった宿では勧めてもくれなかったのだろう。どう見ても男鹿温泉を盛り立てようってイベントなのに。

 

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あ、余談だけど、足が痛いスリッパだった。使い捨て持って行くべきだったと激しく後悔。
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雲昌寺の紫陽花、昼間の雨の中も綺麗だった。10分で目的地に行ける温泉宿、これは大きな魅力。
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男鹿温泉 温泉旅館ゆもと

★★

ナトリウム-塩化物泉

53.5度

pH 7.0

男女別内湯 貸切露天風呂1

加温加水循環消毒なし

2019.6.29 宿泊

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