奥満願寺温泉 旅館 藤もと(熊本)

熊本空港から1時間半弱、黒川温泉から10分ほどの奥満願寺温泉。筑後川源流の小田川沿いに建つ1軒宿で、のどかな田園風景が広がる里山に佇む旅館 藤もと。

 

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緑に囲まれた建物はとても大きく感じるのだけど、部屋数わずかに8つの阿蘇の隠れ家。

 

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帳場前の廊下の突き当たりが、大浴場への出入り口。このドアから出て、階段を降りていく。

 

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右手前にライブラリーがあり、いち早く紅葉した紅葉が一本。

 

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男女別の大浴場と貸切風呂は小田川の渓流に沿って並んでる。

 

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階段を降りきった右手が大浴場、左手に貸切風呂の入り口。

 

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貸切風呂は4つあるのだけど、7月の豪雨の影響で1つが利用できず現在は3つ。

 

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帳場に貸切風呂用の入浴札が置いてあり、それを取りに行き、空いているところに木札をかけ中から鍵をかけて入る方式。

 

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どこが空いているかは、行ってみないと分からない。
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長い通路に沿って、手前から内湯のまるの湯とますの湯が並び、
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そこからさらに進むと

 

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突き当たりが宙の湯。

 

檜造りの露天風呂で、現在利用不可。檜風呂が好きなので残念。

 

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その左奥に天の湯。

 

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こちらも露天風呂で、湯船は切石。

 

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大きめの湯船で、湯温は41.5度くらい。
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すぐ間近に川が流れてる。
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手前の2つは内風呂。

 

1番手前がまるの湯。木札をかけてから中に入る。

 

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こじんまりした脱衣所に鏡もある。

 

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シャワーやシャンプーなども置いてある。

 

檜の丸い内風呂。かなり熱くて45度弱。かけ湯だけでも試みたけど、熱すぎた。湯船が小さいから加減が難しいのかな。

 

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奥の窓は左右どちらかを開けることができ、真下の川を眺めることができる。
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隣の内風呂がますの湯。

 

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隣のまるの湯同様、窓を開けると半露天風呂。
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切石の湯船。先ほどよりは広く、湯温は41度と適温。でもあんまり切石は好みではない。
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すごい勢いで湯が投入されていて、どんどんかけ流されてる。
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貸切風呂も大浴場も入浴時間は同じで、夜は23時までで、朝は6時から。大浴場は翌朝男女入れ替えとなる。
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木造りのゆったり落ち着いた脱衣所。アメニティはなかった気がするけど、ドライヤーはある。撮影禁止だったけど、独泉だったので失礼します。

 

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細長い内湯の湯船。川が見えてる。川岸の緑が湯面に映って綺麗。青みがかったグレーのお湯。少し金気臭がある。

 

網戸から覗いてみると、今回は利用できない川湯らしき湯船も見える。

 

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内湯はまだ湯揉みが足りてなくて、熱い湯が流れ込む上の方は46度以上あるあちちで、底の方は39度くらいだった。

 

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源泉の温度が79度と高温なので、加水ありのかけ流し。湯船ごとに、どんなふうに加水をしてるのか分からないけど、混ざってなかったり、熱すぎたりと、湯加減がすごく難しそう。
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縁全体から溢れ出てはいたけど、一応ここからかけ流されてる。析出物がすごい。鉄分かな、塩分かな。加水してもここまでになるんだ。塩気はほんの少し。

 

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ちょっと変わった湯小屋の形と配置で、出入り口の右側に湯船、左にシャワーがあり、温泉サウナというのもある。

 

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シャワー横の出入り口から
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一歩外へ出ると、もうそこには川。これは雨や増水時は大変だ。
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露天風呂は2つの湯船が棚田のように。

 

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逆から見るとこんな感じ。

 

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2つとも切り石造りの湯船。

 

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湯船の中に切石の段差があり、上の湯船は段差のない部分が狭く、浸かりにくい。底は少しざらりとした。

 

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上は湯口が2つ。竹の湯口から出ていた源泉は63度くらいで、かなり絞った湯量。右側の湯口からは41度ちょっとの湯が出ていて、湯温は41度弱。

 

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下の湯船に湯が流れていく。

 

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この時は下の方が湯温がやや高く、41度ちょっとだった。

 

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下の湯口からは65度を超える源泉が出てる。

 

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上の湯に浸かると、上から下の湯、下から川へと、段々に繋がっているよう。

 

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上には屋根があり、下はほぼ露天。

 

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湯がかけ流されている部分の石は、すっかり色が変わってる。

 

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下の湯船の向こうには階段。

 

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階段の先には、渓流沿いの岩場にダイナミックな川湯がある。いや、もう、川の中に見えるけど。階段の途中が川の中だもん。

 

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2020年7月の豪雨の影響でこの川湯が2か所と、貸切風呂が1つ利用できないのだけど。

 

ん?これはどういうこと?湯船はもちろん、階段の部分も今までは川に浸かってなかったってことだよね。岩場がごっそり流されたのかな。復旧大変そう。

 

川に手が届くような川湯。また戻ってくるといいな。

 

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翌朝、男女入れ替わった大浴場。改めて、木造りの広々した洒落た湯小屋。全8室の宿の大浴場とは思えない広さに湯船の数。

 

入って右側がシャワー、その奥に露天風呂の出入り口。

 

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左側が内湯とサウナ。

 

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朝のこちらの内湯はちょうど40度くらいの適温で、気持ちよかった。湯口からの熱い湯のラインに当たると激熱なんだけど、手前の遠いところにいれば、いい湯加減。

 

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薄濁りのグレーの湯色に、薄茶色の湯の花が舞ってる。縁の析出物は鮮やかな茶褐色。塩化物イオンが多いのかな。

 

源泉かけ流しで、すごくお湯や湯船にこだわりがあるように感じるのだけど、温泉分析書は掲示されてなかったと思う。

 

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泉質は中性のナトリウム‐塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉。しっとりしたお湯だけど、さらつるの肌触り。

 

重曹成分が余分な皮脂を洗い流し、硫酸イオンが肌の潤いを保持し弾力を高めてくれる。天然の保湿成分メタケイ酸が289mgも含まれているので、湯上りの肌はしっとり。

 

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こちらの露天風呂も段差で2つの湯船があり、渓流沿いに面した川湯も見える。

 

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露天風呂の湯船は、中は石だけど、縁は檜造り。

 

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上が41度弱、下が39.5度くらいと温度差があり、しかもぬるめでいい感じ。

 

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とにかくぬる湯が好ましいので、どの湯船がぬるいか、入り心地がいいかを気にしてしまうけど、加水の具合だろうから、次回来た時に同じ湯船がぬるいかと言えばそうじゃないんだと思う。特に露天風呂は外気に左右されるし。

 

この、さらさらつるつるの湯感触はきっと次回も同じ。

 

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大浴場が夜23時までしか入れないので、どうしても部屋に温泉付きがよくて、檜の内風呂付の折鶴に。

 

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ほんとに小さな湯船。チェックインの時に41度くらいに調整してあると聞いたので、38度くらいにしてもらった。お願い通りにぬるめにしてくれて、気持ちよく利用できたけど、この時期の阿蘇、朝晩結構冷え込んで、暖房使わなかった部屋はすごく寒かった。ので、私は大浴場へ暖まりに。

 

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加水のイメージは、源泉に水を足して適温にした湯を流すか、源泉と水の2つの湯口があるか、だったのだけど、

 

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こちらでは、源泉と水が交互に出るしくみだった。熱い源泉が一定の時間注がれたら、次は水が注がれ、また源泉と。

 

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小さな湯船に、どばどば湯がかけ流されていて気持ちよく、いつでも入れて重宝した。

 

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8室の宿なのに湯船がたくさんあり、ほとんど人とかち合わない贅沢な温泉宿。お料理のレベルもかなり高いのに、すごいリーズナブル。サービスの割に安過ぎて申し訳ない。せめて、内風呂付きの部屋はもっと高くしちゃっていいと思う。

 

満願寺温泉 旅館 藤もと

★★★
ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素温泉

78.7度

pH 6.95

70ℓ/分

内湯2 露天風呂2+川湯2 貸切風呂(内風呂2露天風呂2)

加水あり 加温循環消毒なし

2020.9.21 宿泊

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