湯の山温泉 湯の山 素粋居(三重)

土、石、漆喰、木、漆、和紙、硝子、鉄の8つの素材をテーマにしたヴィラ12棟。好みの部屋を選ぶ、小さなギャラリーのような宿、湯の山 素粋居。

 

鈴鹿山脈雄大な山々と御在所岳の麓に湧く湯の山温泉

 

名古屋駅から近鉄特急で30分の四日市駅近鉄 湯の山線に乗り換え、終点 湯の山温泉駅まで30分。四日市駅から車でも同じくらい。

 

1年半ほど前に泊まった片岡温泉 アクアイグニス(三重) – 温泉手帖♨︎が新しく作った宿で、数百メートルの距離。

 

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森に囲まれた高台に立つ棟「颯木」は、無垢のスギ材に囲まれた部屋。室内にいながら森林浴の気分を味わえる。

 

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全客室に源泉かけ流しの露天風呂付き。

 

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部屋の1番奥に洗面台と、シャワーブース。

 

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突き当たりの扉を開けた先が露天風呂。

 

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なんか思ってたより小さな湯船。三角形のセメント?石? 建物と一体化した洒落た造り。

 

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湯色が黄緑色に見える。周りの芝生や樹々にマッチし過ぎていて、湯船に色つけてるのかなと疑うほど、黄緑。

 

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湯に入ると、手前側は微妙に斜面になっているので、少し波が打ち寄せて水位が上昇するだけで、

 

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他の2辺から湯が溢れるようになってる。

 

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砂利が敷いてある部分が側溝になっていて、湯が流れていく。上手く出来てる。

 

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なぜか小さく見える湯船だけど、かなり大きい。部屋のお風呂に2人で入るのは嫌だけど、2人でも全く気にならないゆったり広々サイズ。

 

露天風呂だけってリスキーでやだなと思っていたけど、微妙に屋根があるのでなんとか。

 

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最初、小さな虫や葉っぱが少し浮いてたので、そうだよねーとちょっと気落ちしながら湯に入ったら、向こう2面からざばーっと湯が溢れ、上澄みが全部外へ流れ出ていった。あっという間に、何も浮いてない綺麗な湯面に。

 

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雨足が強いと先や端の方では濡れるけど、手前側だと大丈夫だった。よほどの大雨や暴風じゃなければなんとかなりそう。

 

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夜はライトで照らされて、雨に濡れた芝生が綺麗。

 

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アクアイグニスの片岡温泉とは別の源泉で、地下1200mから43度の源泉を毎分460ℓ汲み上げている。12棟しかなくて、大浴場はないので、ものすごく豊富な湯量。

 

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とろりとした湯感触のpH8.6のアルカリ性単純温泉で、古い角質を溶かしてくれる美肌の湯。かすかに硫黄の香りが漂うとどこかで見た気がしたけど、土の匂いしか分からなかった。

 

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湯口は湯底にあり、41度前後の源泉が投入されてる。

 

こちらは熱い時用の水のカラン。湯温は39.5度と超適温なので、加水の必要もなく、寒くもない。ぬる湯最高。

 

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夜は少し寒いかなと思いながら入ったら暖かくて、41度。投入口辺りが43.5度。ん?加温?と一瞬思ったけど、加温してないらしいので、夜に合わせて湯量を増やすという湯守の素晴らしい技なのか。

 

土のような匂いの中に、少し消毒臭がある気がしたけど、聞いてみたら塩素消毒してないとのこと。

 

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うぐいすや野鳥の鳴き声、風で樹々が揺れる音、すぐそばを流れる三滝川のせせらぎ。遥々と自然豊かな山の中までやってきたわけじゃないのに、ナチュラルな穏やかな空気にリラックスできる。

 

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湯面にはたくさんの泡が浮いてる。湯の花ではなく、泡。

 

肌をさするとふわぬるの肌触り。身体中にたくさんの泡が付いてる。

 

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泡付きがすごくて、ふわぬるのつるっつる。気持ちよくて何度も何度も肌を触り続け、時間を忘れる。いくらでも長湯できる。

 

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39度しかなくても、ぽかぽかになるのはこれかな。湯上がりも、じんわりと身体が温まっていて、そのじんわりが長持ちする。

 

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アクアイグニスのスパも利用できるのに、全く行く気にならないほど、ここで大満足だった。

 

湯の山温泉 湯の山 素粋居
★★★★
アルカリ性単純温泉
43度
pH 8.6
460ℓ/分
客室露天風呂12
加水加温循環消毒なし

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