関西国際空港から車で山側に30分足らず入っただけで、大阪とは思えない風景が広がる。
向かった貝塚市の松葉温泉は、泉佐野市の犬鳴山温泉 不動口館(大阪) – 温泉手帖♨︎と同じような雰囲気で、既視感さえ感じるような道のり。
近木川が流れる自然豊かな日帰り入浴施設、滝の湯。
敷地内の花崗岩から湧き出るラドン温泉は、飲泉もできるのだけど、現在はコロナで中止中。ラジウム泉は新陳代謝を促し、免疫力や自然治癒力に効果がある。
立ち寄り湯の時間は朝9時から夜21時まで。宿泊者も同じで、基本は日帰り入浴施設。
男女の入れ替えはない。
脱衣所はドライヤーだけ置いてある鏡のエリアが広くて、奥の鍵付きロッカーのスペースは少し狭い。
大浴場の出入り口の左右にのみ洗面台がある。
浴室に入ると目の前が内風呂。右手にかけ湯。
使わなかったけど、温泉だったのかしら。
右奥が洗い場で、仕切りのあるシャワーが2列並んでる。
押し続けていないと10秒ももたずに止まるシャワー。掃除してたスタッフの人が、ここが出るからと教えてくれたところは長い時間出たけど。いろんなカランがあるのかな。
内風呂は大きな切り石の湯船。
奥の壁のところに排湯の穴があり、人が入るたびに溢れた湯がそこに吸い込まれていき、ごぉ〜ごぼごぼごぼっと大きな音が響く。
循環と掲示してあるので、このお湯もかけ流されていくわけではなく、循環するのか。それとも、この湯船は一部かけ流し併用なのか分からない。
湯口からは41度のお湯が出ていて、湯船も同じくらいだけど、湯船の中にある穴から43.5度の熱いお湯が出てる。
源泉温度が26度と低いので加温してる。pH 8.4の弱アルカリ性だけど、循環濾過してるからかぬるぬる感はない。塩素臭がすごい。
渓谷が目の前にせまる露天風呂。湯船は2つで、熱湯とぬる湯がある。屋根付きなので半露天。
右側の湯船が熱湯。42度と書いてあるけど、夜は43度あり熱くてしゃがめなかった。浅めで、両端が段差になってたかな。
湯口からもお湯が出てはいるけど、底から出てる循環濾過。
向かいにある湯船がぬる湯。
この湯船が一番大きい。
湯温は38度と、思い切ったぬるさ。真冬の半露天風呂で38度はなかなかすごい。いいね。ほぼ、この湯船にいた。
底から湯が出てくる循環特有のふわりとした肌触り。プールかってほどの塩素臭がする。
放射能泉は、肌から、飲泉で、呼吸で取り込んでこそだけど、もはや泉質は関係ない温浴施設だと思うしかない。
屋根はあるけど開放感のある露天風呂。冬でこの眺めだから、新緑の季節とか気持ちいいだろうな。
2013年に4部屋だけの宿泊施設がオープン。全ての部屋に近木川の清流を望む露天風呂が付いている。
椿の間の露天風呂。広いウッドデッキの屋根がある部分に湯船があるので、雨でも大丈夫。
洗面脱衣所から一直線に繋がっていて、
シャワールームを通って
さらにもうひとつドアを開けると外に出る。
こじんまりしたサイズで、2人入れなくはないけど、ひとりサイズかな。手前側が段差。
近木川の清流を望む景観は、ウッドデッキからは見えるけど、お風呂からはあまり見えない。
大浴場にガッカリしてたので、どうせ同じ循環だから入らないと思ってたけど、気持ちいいから入ってみろと勧められて。大浴場は21時で終わりで朝も9時まで入れないし。
湯口は41.5度弱。湯船は41.7度ほどと露天風呂にしては熱すぎない設定。
浸かるとその分だけはお湯が溢れて、ここに流れ込んでいく。それが排湯されてるのかどうかはよく分からないけど、一部かけ流しだと思えば若干気持ちいい。
底も側面も全部がヒバ造り。木の香りは分からなかったけど、何より塩素臭がほぼない。大浴場と全然違う。とろりとした湯感触で、つるりとした肌触り。
手すりにはベージュの析出物。
川のせせらぎが聞こえたかどうか分からないけど、塩素にまみれず、この部屋風呂だけ入るならいいかも。
松葉温泉 滝の湯
★
単純弱放射能泉
26.8度
pH 8.4
83.3ℓ/分
内風呂(男1 女1)露天風呂(男2 女2)客室露天風呂4
加水なし 加温循環消毒あり
2022.2.12 宿泊
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