大好きな紫尾温泉に再訪。
同じ宿に泊まることはなかなかないけど、この家に住みたいと夢見るくすのき荘の別邸へ再び。
くすのき荘の玄関から100mほど。かけ流しの檜の露天風呂にいつでも入れる。
一棟貸しといっても1階は玄関を通るだけなので、2階のリビング(キッチン付き)とベッドルームにお風呂。
この露天風呂への入り口見ただけで、テンション上がる。
シャワーというか、普通のお風呂が手前の左側にある。身体洗うのはそちらで、湯船はこちらで少し面倒ではあるけど、ちゃんとバスマットがずらっと敷いてあり、床がびちょびちょになったりはしないので、許容範囲内。
あぁ、感激の再会。一歩目がつるっと滑りやすいので気をつけて。
前回よりちょっと熱くて、湯船が41.5度。湯口も44.5度と前回の43度より熱め。
でも大丈夫。湯口の後ろのレバーで、湯量の調整ができるので、湯量を減らせばあっという間に適温のぬる湯に。
湯口からは香ばしい硫黄の匂い。美味しくてごくごく飲める。
相変わらずのあわあわぬるぬる。こんなぬるぬるなかなかない。遊離二酸化炭素が含まれてるわけじゃないのに、しっかり泡が付く。新鮮だからなのかな。檜だからかな。
しかも自分用で超絶清潔ときた。湯上がりの肌はしっとり。
翌朝は、雨だったからか、湯色が黄緑色だった。
今回は本館の大浴場には行かず。
食事処から見える桜が咲き始めてた。ここに来るのは純粋に温泉温泉って思って来てるけど、桜の時季に来るとまたいいのかも。
紫尾温泉 くすのき荘
★★★★★
アルカリ性単純硫黄温泉
46.3度
pH 9.4
客室露天風呂のみ利用
加水加温循環消毒なし
2022.3.20 宿泊
大好きな紫尾温泉を再訪。最初に泊まった紫尾温泉 四季の杜 紫尾庵(鹿児島) – 温泉手帖♨︎で、紫尾温泉 旅籠しび荘(鹿児島) – 温泉手帖♨︎のお湯に入って、紫尾温泉の虜に。
2年以上も行きたいなぁと狙っていたくすのき荘に、とうとうやって来た。
チェックインしようとしても、駐車場がいっぱい。駐車場の目の前が大浴場で、たくさんの人ががやがや。日帰り入浴で大賑わい。
真向かいに神の湯と言われる紫尾神社の温泉があり、境内の拝殿下から湧き出ている源泉かけ流しの公衆浴場がある。
そちらも朝夜かまわず絶えず人が出たり入ったりのすごい人。
紫尾神社の上ノ湯源泉はしび荘やくすのき荘にも配湯されてる。
50度の単純硫黄泉。しび荘の熱い方の湯船に注がれていた源泉。くすのき荘でも内風呂に利用している。
くすのき荘の日帰り入浴は12時から21時まで。宿泊者は夜22時までで、朝は6時から9時半まで。もうこれは、朝しかゆっくり入れないの⁈と絶望したけど、夕方になるとさぁーっと人が引き、17時半過ぎると独泉。
ロッカーの空き場所がないほどにごった返していた脱衣所も嘘みたいに誰もいなくなった。
浴室の男女入れ替えはない。
入った正面が内風呂で、左手に洗い場。シャワーが2面に5つ。
サウナがあり、すごく小さな水風呂もある。
タイル張りの湯船のお湯は薄い黄緑色。ゆったり広い湯船。
湯温はかなりの熱さで43度。紫尾温泉 旅籠しび荘(鹿児島) – 温泉手帖♨︎のライオンの口から出る熱湯を思い出す。神社の上ノ湯源泉で44度だった。
この湯船は、神社の熱い源泉と自家源泉の混合泉。加水も加温もないかけ流し。
なみなみと注がれ、どんどん縁から溢れ出ていく。
露天風呂の出入り口は常に開けっぱなしになっていて、
湯船に人が入ると溢れ出るお湯の排湯が間に合わず、ざっばざばと外に流れ出ていくようになってる。
最初に露天風呂に入ってたので、音を立てて湯が流れ出ていく度に、中で何が起きてるのだろうと思うほど。
湯船は内風呂が1つと露天風呂が2つ。
湯口から出る源泉は45.5度。自家源泉も神社の源泉もpH9を超えるアルカリ性で、飲泉もできる単純硫黄泉。ほどよく香る硫化水素臭にうっとりする。
でも、43度は熱すぎて、一瞬しか入れない。ぬるぬるの肌触りも熱すぎてそれほど感じられない。
露天風呂は手前に寝湯、数段の階段の先にメインの岩風呂。
寝湯は本当に本当に浅い。入っていいのかと、湯船だよねと確認したくなるほど浅い。
座ってると、身体がほとんど出ていて寒い。縁に頭をかけて寝転がっていると、通る人から丸見え。底の石も微妙でお尻が少し痛い。
でも湯温が41.5度前後で、ここだと長湯できる。
奥は男湯と繋がっているっぽい。湯口はなく、岩風呂のお湯が岩の隙間から流れ込んでくる。
湯道は白い析出物でびっちりコーティングされてる。
ぬるぬるの肌触り。ここが一番ぬるくて、ぬるぬるを一番感じられる。
泡付きはない。黒や白の湯の花が彷徨ってる。黒い楕円形の毛虫みたいな大きなものも、ふわふわ。
上に位置する岩で囲まれた露天風呂は、内風呂より広いくらい。
手前側には屋根がある。内風呂の薄い黄緑色より、少しエメラルドグリーンがかったお湯。
湯口から出ているのは自家源泉で45.5度。湯船は湯口の近くだと42.5度超えてるけど、離れたところだと42度ちょっと。でも熱い。長湯できる湯温ではない。だから、あんなにたくさんの日帰り客も回転が早いのかな。
自家源泉は露天風呂から300mのところにあり、地下を通り注がれている。
源泉温泉は46.9度と、神社の源泉より少し低い。pH9.2のアルカリ性単純硫黄泉。
豊富な湯量があり、加水も加温もしていない新鮮な源泉のかけ流し。美容液のようなとろみがある紫尾温泉。やっぱりいいなぁ。湯上がりの肌はつるつるすべすべ。保湿のメタケイ酸も83mg含んでる。
大浴場が夜22時までしか入れないので、本館から100m離れた離れ宿の別邸に宿泊。24時間入れるかけ流しの檜の半露天風呂が付いてる。
くー。思い出したら、入りたくなる。
かなり大きい湯船。ひとりで入ってたけど、3人でも大丈夫な広さ。
しっかり屋根の下なので、多少の雨雪でも大丈夫そう。
入り口には2箇所に高さの違う踏み台がある。湯船の中には手前に一段の段差。入りやすいし、半身浴もできる。
湯口からは43度の源泉が投入されてる。源泉そのものでもちろん飲める。香ばしくて美味しくてごくごく飲める。
とろりとした湯感触に、ふんわり硫黄の香りがたまらない。
湯船の温度は40度。くー。適温過ぎる適温。この季節に超絶な適温。
ざばーっと入ると、縁からぶわっと溢れ出るけど、落ち着いてる時はこの排湯口からかけ流されている。
で、ザ ベランダに湯船があるので、あの排水溝から流れていく。
湯口の後ろにレバーがあり、湯量の調節ができる。熱すぎたら湯量を絞り、寒かったら湯量を増やせばいい。なんて最強な仕組み。源泉をかけ流しで楽しめるようになってる。でも、何もしなくて、絶妙な適温だったのでレバーを触る必要なし。
檜の効果か、源泉が含んでるのか分からないけど、すっごい泡付き。あわあわのふわふわ。
湯面に白い細かな、湯の花かと思うけど、多分泡。湯の花ももしかしたら混じってるかもしれないけど、ほとんどは泡。
びっくりするくらい、あっという間に身体が泡だらけになる。ぬるぬるでふわふわの肌触りがもうたまらなく気持ちいい。
この家ほしい、この家に住みたいと何度も言った。
紫尾温泉 くすのき荘
★★★★★
アルカリ性単純硫黄温泉
46.9度
pH 9.2
内風呂(男1 女1) 露天風呂(男2 女2)
加水加温循環消毒なし
コメント
ブログを見て行きたいと思ってから1年ちょっと(だった気がする)、ようやく行くことが出来ました。
記事を見て、私どもも露天風呂付きのお部屋にしましたが、大浴場も堪能したかったので、本館の2階の露天風呂にしました。(結果的には、お部屋の露天風呂にばかり入っていたのですが…)
本館のほうの露天風呂、形状は離れのものと同様なのですが、調整用のコックがすぐ上についていて便利でした。お部屋に入って温度を確認して(なんと温度計もついていました)すぐ、源泉のほうを半分程度に絞ったところ、夕方には適温になっていました。いやぁ、記事を見ておいてよかったです。
masaruさん、コメントありがとうございます。
紫尾温泉うらやましいです!泉質はお好みに合いましたか?
私はあの、ほんのり硫黄の香るぬるぬるのアルカリ泉がたまらなく好きです。
湯量調節で、湯温を自分の適温にできるの最高ですよね。わ〜、思い出すと行きたい!が募ります。