温泉巡りの初期にまわった「日本三美人の湯」がどんなだっけと気になって、再訪。
出雲空港からタクシーで10分弱という、超好アクセスな温泉地、湯の川温泉。龍神温泉 上御殿(和歌山)- 温泉手帖♨︎はさすがになかなか行けないけど、ここは気軽に来ることができる。
前回は梅か桜が咲いてたような、紅葉の草菴の茅葺門。いい雰囲気。
泊まる部屋はこの築120年の古民家。重厚な紫雲閣の「吉」という部屋で、部屋に温泉がついてる。全17室のうち6室が温泉付き。
洗面所の奥に、温泉リビングと名付けられたスペース。濡れたまま寝られるベッドがある。なかなかここに寝転がりはしないけど。ちょうどいいバスタオル置き場。
広い浴室。寒そうだけど、ちゃんとエアコン付き。
シャワーはひとつ。シャンプーなどもある。
2人でもゆったりサイズの湯船。これなんていう素材なんだろう。出会う度に言ってるけど、細かい石を集めた雷おこしみたいなタイプ。歩き心地も座り心地も悪くはない。
湯口は48度超えで、湯船は43.5度弱。
源泉温度50度の湯の川温泉の源泉が配湯されていて、塩素消毒なしの源泉かけ流し。
滔々と溢れてる。
熱過ぎるけど、なんと!温泉の湯量調節ができるレバーと、水の出るカランが付いてるので、湯量を絞り湯温を調整できる。すごい有り難い。
無色透明の綺麗なお湯。じっとり肌に馴染むお湯で、少しふわりとした肌触り。pH 8.4のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。ほんの少しだけ透明な湯の花。
よく温まり、かなり汗が出る。汗だくなんだけど、手足の冷えはあまりとれず、足が冷たくて何度も入った。
弱アルカリ性のナトリウム・カルシウム–硫酸塩・塩化物泉は、美肌の湯をうたう玉造温泉と同じ泉質。
よくある泉質ではあるけど、玉造温泉曰く、
硫酸イオンがお肌に水分をたっぷり補給させ、お肌にハリと潤いを与えるアンチエイジング作用がある。塩化物泉がお肌の表面に塩の膜を作り、美肌成分や潤いを逃さないので保湿作用があり、お風呂上がりにしっとりする。弱アルカリ性なので、古い角質や汚れを落とす石けんのようなクレンジング作用がある。潤い成分のメタケイ酸が豊富。
ここ、湯の川温泉は同じ泉質だけど、最後のメタケイ酸はそれほど多く含まれてない。残念ながら。
大浴場はなくて、貸切風呂が5つ。翌朝の10時まで一晩中利用できる。
ただし、温泉が付いてない部屋優先なので、温泉あり部屋の人は夕食後からしか利用できない。
ちょっと遠い外廊下を歩いて、癒しの客室(宿)を目指す。その宿泊棟の廊下に貸切風呂の貸切札置き場がある。
5つのうち4つが空いていることが分かる。1枚木札を持って、空いてるお風呂の入り口にかけてから入る仕組み。
5つの貸切風呂は、この正面のエリアに固まってる。
左手には奥から岩風呂、石造り、檜風呂と並んでる。どのお風呂も庭園に面した半露天風呂。
それぞれ脱衣場があり、洗面台にはアメニティやゴミ箱はなく、ゴミ持ち帰り用のナイロン袋が用意されている。コロナ対策でいいと思う。
一番奥の岩風呂。どれも源泉かけ流し。
真ん中は石造りの半露天風呂。
どれもシャワーが付いてる。
手前のお風呂が、前回入ったやつだった。
足元と湯船の縁が檜。
あれ、ここだけ、開閉式のガラス戸があり、寒かったら閉めることができるみたい。
右手にあと2つ。こちらはそれぞれ独立した湯小屋。
手前が来待石(きまちいし)風呂。
ロッカーの感じが、大浴場だったのか、大浴場にもできる感じで作ったのか、大人数でも入れるような造り。
引き戸を開けるとそこは洗い場で、シャワーは2つ。完全に仕切られた屋内空間。
ガラス戸の先に大きな露天風呂。湯船は特産の来待石の切り石。
明かりは入るけど、しっかり屋根があり、雨でも大丈夫。冬の寒さも少し凌げるかな。
5、6人は入れる大浴場サイズ。
湯口は49度ちょいで、湯船は41度。外気がすっかり冷えて寒い夜なので、ちょうどいい。
41度でもしばらくすると、顔から汗が大量に出てくる。
最後に5つ目、隣の奥側にあるのがひょうたん風呂。
左奥は洗面台だったかな、凝ったガラス戸の先が浴室。
ステンドグラスから光が降り注ぐ浴室。絶対明るい時間に入った方がいいかと。夜は灯りが付いたりするのかな?
ひょうたんの形の湯船。
仕切りのあるシャワーが2つ。
大浴場のない貸切風呂式。お風呂の数と部屋数との兼ね合いが大きいとは思うけど、一晩中入れるのでそれほど入りづらくもなかった。ただ、部屋から外廊下でかなり歩くので、暗く寒くなると行く気になれない。
相変わらず、ごはん美味しかったー。
湯の川温泉 湯宿 草庵
★★★
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
50.2度
pH 8.4
413ℓ/分
加水加温循環消毒なし
貸切風呂5
2022.11 宿泊
♨︎ ♨︎ ♨︎ ♨︎ ♨︎
「日本三美人の湯」のひとつ湯の川温泉は、出雲空港から車で5分ちょっとの好アクセス。
宿泊は湯の川温泉 湯元 湯の川(島根)- 温泉手帖♨︎で、翌日、歩いてすぐの湯宿 草庵にて、古民家でのランチ付き日帰り入浴。
島根和牛のローストビーフを始め、手の込んだ豪華なランチだったけど、8000円もするのにバスタオルなしでがっかり。
庭に面した半露天の貸切が5、6個あり、入り放題。半露天のせいか熱すぎない。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。
源泉温度は50度で湯本 湯の川より少し高い。
寒緋桜が満開だった。
湯の川温泉 湯宿 草庵
★★★
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
50.2度
pH 8.4
413ℓ/分
加水加温循環なし
貸切風呂6
2017.3.26 日帰り入浴
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