砺波市庄川沿いの古くから湯治場、庄川温泉郷は、新高岡駅から40分、富山空港から50分ほどの温泉地。庄川温泉郷 鳥越の湯 三楽園(富山)-温泉手帖♨︎ から車で5分かからない湯谷温泉へ。

庄川峡の小牧ダムのすぐ真下に位置する湯谷温泉は、湯谷温泉旅館の一軒宿。この私設湯谷温泉バス停の裏に駐車場があり、

バス停脇のこの細い坂を歩いて下って行く。

大正11年創業の老舗旅館、昨年100周年。今は宿泊はしてなくて、日帰り入浴のみで、入浴料は500円。12月の中旬から3月の中旬までは冬期休業もあるそう。雪次第みたい。

誰もいない時は、お金を入れて勝手に入るって話もあるけど、この時は女将さんがいらして、対応してくれた。

湯治部屋が並ぶ廊下を進み、ここからは屋外。すぐそばに庄川が見えてる。

ブルーシートに囲われた階段を降りていく。水害で被害にあい、建築法の関係で修復が難しいらしい。

突き当たりのこの景色、最高かな。古くてぼろっとはしてるけど、全然汚いわけではなくこわさもない、このレトロな出入り口。
左右に男湯と女湯が分かれていて、扉はアコーディオンカーテン。気をつけないと、きっちり閉まらない。

開けると目の前が脱衣場なので、入る時も出る時も注意が必要。湯から上がり、脱衣場に戻ったら、微妙に隙間があいてる。先に出た人がきっちり閉めてないから。

コンクリート打ちっぱなしの脱衣場。

この明かり取りの天窓が、外から見えたドームの天井の窓かな。

ダム工事と同時期に作られた湯小屋で、ダムと同じコンクリートなのだそう。

脱衣場から2段下がり扉を開け、いざ浴室へ。さらに数段下りていく。建物から屋外に出て、どんどん下りてきた。源泉に近いところに湯船を作る、まさに自然湧出の温泉を新鮮なまま楽しむ術。

最後の段は溢れる湯で水没してる。

本来は洗い場かと思われる、湯船の外側の木で囲まれたところも湯で溢れてるので、洗い場はない。まさに水没湯船。

ここから勢いよく排湯されてく。そういえば、ダムの放水時には浴室が沈んでしまうそう。

湯船は意外と大きくて、8人くらい平気かな。ウエストよりも深いので、周りに腰掛けるしかない。

奥は天井が斜めになってて、洞窟感がある。

男湯と女湯は上が抜けてて、湯船も真横にある。湯口は男湯と女湯の真ん中にあり、お互い注意しないと、近付きすぎると隙間から見える。

パイプからはジェットバスのように猛烈に温泉が噴き出していて、湯が白く濁って見えるほどの泡を伴ってる。

身体に泡つきがあり、あわあわふわふわ。泡をはらうときゅうっと吸い付く肌触り。動力ではなく、自噴の勢いなのだそう。毎分244ℓの湧出量。

シーソーのような可動式で、湯船の中から持ち上げると勢いよく噴き出す。バズーカー湯口と呼ばれるのも納得。なので、湯口が向いてる方に座るのは無理っぽい。

女将さんに飲めるから飲んでみてと言われた。勢い強くて飲みづらい。ほんのり硫黄泉のような、よく嗅ぐと香ばしい。

湯口で40度、湯船は39.7度のぬる湯。この季節に最高かな。

源泉温度は39.4度。pH 9.09のアルカリ性で、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。塩気はあまり感じなかった。
湯船で嗅いでるときは、ゆるいゆで卵臭で、神経集中させないと分からないくらいだったのに、時間が経ってからふと自分の指から硫黄臭がした。
庄川湯谷温泉 湯谷温泉旅館
★★★★★
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
39.4度
pH 9.09
244ℓ/分
加水加温循環消毒なし
内風呂(男1 女1)
2025.11 日帰り入浴



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