富山県南西部に位置する南砺市の華山温泉。富山空港からレンタカーで40分ちょい。新幹線の富山駅からは高速使って45分、金沢駅だと送迎バスがあり40分。最寄駅は城端線の福光駅で、駅からは10分ほど。
ふくみつ華山温泉は、昭和57年にボーリングで源泉を開発した温泉地で、田畑に囲まれた田舎に佇む一軒宿。
以前は砂風呂の宿として営業していたけど2016年にやめて、2015年の北陸新幹線開通に合わせ大規模リニューアルを行い、現在は和風モダンな温泉旅館。
桑山の中腹にあり、エレベーターホールや部屋から南砺平野の散居村が一望できる。
これは部屋の半露天風呂。源泉かけ流し露天風呂付客室が7室ある。
露天風呂、というか、窓が開けられるので、半露天風呂なのかな。シャワーも付いてるし、窓を閉めれば、外気は入らない。
下側の手すり部分の磨りガラスも開閉できる、そうなんだけど、かたっぽしか開けられなかった。コツがいるのか。
お湯は加温のかけ流しで、湯口のところに温泉の開閉レバーがある。
湯温調節は、右手のカランでお水かお湯を出すようにと言われたけど、温泉のレバーがあるので、熱ければ絞るか止めるかすれば、源泉100%のままぬるめに出来る。
何もしなければ41.5度くらいの湯温だった。
下の部分も開ければ開放的。この湯船には入らなかったけど、ぬるぬるのお湯だったとのこと。
大浴場は男女入れ替え制で、24時に暖簾が変わる。23時半から30分だけ入れないけど、朝は9時半まで一晩中入ることができる。
出入り口の向かいの湯上がり処にはサービスで甘酒、アイス、牛乳がある。翌朝はヤクルトみたいなドリンク。
まずは向かって右側のみぎゆから。
ゆったりした脱衣所。クレンジングなどのアメニティもあり。
大きな湯船がどーんとあり、ガラス窓の向こうに露天風呂が見える。
手前の洗い場の両側にシャワー。
湯船の中の浅いエリアが、結構広めにとってある。
部屋と同じく、加温のかけ流し。加温し過ぎてなくて、内湯は41度弱くらい。湯口から離れた浅い部分は40度ほどで入りやすい。
ふたつの源泉があるらしいけど、分析書は源泉2号井のみのしかなくて、源泉温度は44.8度。もう一本がぬるめなのかな。
塩化物泉なので、皮膚の表面に膜をつくり保温してくれ、湯冷めしにくいあたたまりの湯。
塩気はそれほどでもないけど、少し目にしみる。
何色って言えばいいのかな、HPにはゴールドグリーンって書いてあったけど。グリーンがかったお湯で、少し濁ってる。
みぎゆの露天風呂には普通の湯船の他に、陶器風呂がふたつある。
奥の湯船は熱くて42度超え。真ん中の陶器は41度くらい。一瞬しか入ってないけど、妙に泡付きがあったので、循環だったのかも。
普通の湯船が一番気持ちいい。湯温も40度ちょっとでぬるめ。とろりとしたお湯でぬるぬる感がある。湯の花は少し。
日が当たるとゴールドっぽい湯の色に。
翌朝、入れ替わったひだりゆ。朝早くからひっきりなしに人がいた。
朝食が早い時間帯だったので、終わった後、みなさんがごはんの時間に独泉でもう一浴び。
みぎゆと同じような造りで、大きな内湯がどーんと。
こちらは浅瀬の部分が寝湯になってる。
ただ、個人的には角度が合わず、ずるずる下に下がり枕木に頭を乗せておくのは無理だった。
他の湯口同様に、加温のかけ流し。気にならない程度だけど、少しだけ消毒臭がする気がした。
41度くらいの適温。気持ちいいほどしっかりかけ流されてる。
露天風呂は広めのが一つ。
半分が浅い。かなり浅い。座るとほとんどが出てる。お湯の節約のためなのかな。寝湯ならちょうどいい深さかもしれないけど、頭を縁に置いたら濡れるし、ここで寝湯されたら後の人が入りづらい。
バスクリンみたいな透き通った緑色。
湯温は41度超えてて、内湯より熱め。
向こう側の縁からかけ流されてく。
湯あがりの肌はねっとりし、乾くとしっとり。メタケイ酸が182mgも含まれてる、保湿効果。
大浴場以外に貸切風呂が二つあり、宿泊者は一回45分無料で利用できる。チェックイン時に受付するんだけど、すでにどちらか一方の22時か23時しか空いてないとのことで、入らなかった。
寝湯が付いてる、寝湯の時半露天風呂というのと、床が畳敷になってる、あちちちの湯という貸切風呂。
夜ごはんの胡麻豆腐とデザートのトマトのワイン煮が美味だった。料理長をググるほどに。
華山温泉 ふくみつ華山温泉
★★★
ナトリウム-塩化物温泉
44.8度
pH 8.2
130ℓ/分
内湯2 露天風呂2(+陶器風呂2)
加温消毒あり 加水循環なし
2020.6.20 宿泊
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