知多半島の南端、海に囲まれた南知多町。名古屋から名鉄特急で約1時間の内海駅から送迎車で5分程の旧元祖 内海温泉 活魚料理の宿 魚友。数年前に愛知のガス会社に経営が変わり、THE BEACH KUROTAKEに。昼神温泉の高級宿玄竹(くろたけ)の姉妹館。
玄関は2階で海に面した5階建て、結構大きな旅館。しゃちほことかある古い感じだけど、ロビーはお洒落。
でも、ロビー以外は古い。廊下もエレベーターも客室も何もかも。古いホテルをなんとかリニューアルして維持してる感じ。いや、古いのに上手く活用し、最大限の魅せ方で集客している。
5階に露天風呂付き和洋室が2部屋、4階に眺望風呂付き和洋室がいくつかある。
全24部屋のなかで、伊勢湾の大パノラマをもっとも堪能することができる、という言葉につられて5階の部屋に。
こじんまりした湯船に見えるけどかなり広々。部屋からも露天風呂からも伊勢湾。
真冬なのに、西日がすごくて、部屋はブラインドを降ろさずにはいられない。露天風呂も陽が沈んでからにして、まずは1階にある大浴場へ。
あぁ、こちらも伊勢湾の眺望が素晴らしく、西日がきつい。
大浴場は男女別の内湯と露天風呂。男女入れ替えはなし。
黄色みのある透明な湯。内湯は2つ湯船があるのかな、と思いきや。
仕切りに見える木は、枕木のような感じで上だけ。
小さく仕切られた湯船側から見るとこんな感じ。
でも、湯温は違う。湯口側(向かって左側)の小さい方は41度超えてるけど、右側の大きな方は41度はない。大浴場にしてはぬるめで、ゆっくり浸かれる湯温。
枕木ひとつでこんなにも湯温調整できるんだ。すごい。
湯口の反対側にある排出口からはざーざー湯が掛け流されている。湯の花がたくさん溜まってふさふさしてる。
茶色の湯の花。
湯口にも同じ湯の花がねっとりこびりついてる。
しょっぱすぎない出汁味で、ほんのり石油臭。
湯口近くの湯船の横壁部分は、湯の花が析出していて、当たると痛い。
毎日の掃除が大変って言ってた。濃い塩化物泉。
朝、9時ちょい前に掃除のおばちゃんに早く出るよう促された。「9時から掃除しますからー」って。脱衣所でも早くと怒られた。短時間で掃除大変だものね、すみませんでした。
完全換水清掃は週に一度、立寄り入浴が休みの金曜日だそう。それでか分からないけど、循環なしの掛け流しだけど、消毒はあり。消毒臭は全く気にならない。
敷地内に源泉がある。HPには源泉は「友の湯」で50.2度とあるけど、掲示されている温泉分析書の源泉は「KUROTAKEの湯」で48.5度。弱アルカリ性。
次に露天風呂へ。露天風呂も広い。
女性用の露天風呂は、海から見えないようにかなり厳重に囲いがしてある。
一箇所だけ囲いがなく海を眺められる部分があり、伊勢湾が見渡せる。
朝は曇りだったけど。ほんとに伊勢湾と同じ目線。
湯温は熱く、43度超えてる。
湯口からかなり熱めの湯が勢いよく出ていて、湯の花もたくさん。
一番奥のここから、外へ掛け流されている。
それにしても析出物すごい。
塩化物泉ではなかなかない、とろりとしたなめらかなお湯で、つるつるの肌感触。メタケイ素が多いわけでも、強いアルカリ泉でもないのに、つるつる。
洗い流しても(肌に塩が苦手なので)、ぽかぽかが続く、さすが塩化物泉。
部屋の露天風呂からの夕焼け。
伊勢湾を大小さまざまなたっくさんの船が行き来してる。
セントレアを離発着する飛行機もたくさん飛んでる。
伊勢湾の向こうには三重の山々。絶景。
夕陽が沈んだらマジックアワー。
久々に綺麗な夕焼けを見た。
朝の潮が引いた遠浅の海も綺麗だった。
玄関脇には足湯があり、タオルも備え付けてある。かなり広い足湯。
南知多から船で行く日間賀島はタコとふぐが名産。
KUROTAKEでは夕食にとらふぐ尽くしをいただいた。オーソドックスな品から、韓国風の焼きふぐまで、工夫されたふぐ尽くし美味しかった。
日間賀島にも干しタコを作りたくて訪れた。
自分が作った干しタコ、乾いたら送ってくれる。超たのしくて、超美味しかった。
南知多温泉 THE BEACH KUROTAKE
★★★
ナトリウム-塩化物泉
48.5度
pH 7.67
露天風呂付き内湯(男女別)
加温加水循環なし 消毒あり
2019.1.19宿泊
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