清少納言が『枕草子』で「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と謳っている。清少納言、九州に行ったことあるのかな。嬉野温泉に入ったかな?入ってたらどうだろ。嬉野によく似たぬるつるの湯。どちらを三名泉に選んだかな。
平安時代には「ななくりの湯」と呼ばれていた榊原温泉。日本三名泉のひとつ。古くから人々を癒す湯治場として栄え、万葉の時代にはお伊勢さんの”湯ごり湯”として利用されていた。
大正8年創業の大型旅館、まろき湯の宿 榊原館。古いけど大丈夫。宿泊者もかなり多いけど、いろいろなんとかなる。
大浴場は2つで、男女入れ替え制。今日の女湯はもえぎ。夕食前は洗い場の空きがないほど混雑してたけど、夕食後8時前後はぽつりぽつりだったり、貸し切り状態だったり。
31度の源泉かけ流し湯船があるのがすごくいい。暖かい加温の内湯と行ったり来たり。
冷たいけど、結構平気。36度くらいの栃尾又温泉 自在館(新潟)-温泉手帖♨︎とかに比べて、冷たさがゆるい。なんでだろう。
消毒も循環もない源泉。しっかりした硫化水素臭。香ばしくて美味しい硫黄泉の風味がする。外の飲泉所と同じ。
飲みやすくて美味しくてすき。
源泉湯船も加温湯船も気持ちよくかけ流されてる。多くの人が出入りしてるけど、これくらい広くて、かけ流しだと清潔感ある。
加温の内湯は41度くらい。熱くなると、すぐに源泉湯船に浸かれるので、のぼせなくていい。
露天風呂はもう少し熱めかもしれないけど、外気のおかげでこちらもあまり熱くない。
なんか、上手な温度設定。岩風呂あまり好きじゃないので、湯温の確認だけ。
ひたすら内湯の2つの湯船を行ったり来たり。
洗い場は壁に一列に13個。湯元 榊原館は、榊原温泉で唯一源泉を保有している宿。館内に1本、敷地内に1本。毎時230ℓと190ℓの湧出量の2本の源泉を保有しているため、シャワーも温泉でぬるつる。石鹸が洗い流せてるか分かりづらいほどのぬるつる。
お肌にやさしいぬるつるの美容液のようなお湯は、絶妙なバランスの温泉成分が含まれていることから、奇跡の配合と言われているとか。
湯上がりの肌はするっする。
病気の予防や、アンチエイジングに有効な抗酸化作用を高める酸化還元電位(ORP)がマイナス225mv。かなり還元力が強い数値。
極めて還元力が高く、抗酸化作用が強くて、リウマチ治療や湯治で有名な俵山温泉のORPがマイナス100から200mv。(冬場はマイナス280mvに)
毎日、すべての湯船のお湯を抜き、徹底した清掃を行うため、大浴場は23時まで。朝は6時から。夜入れないので、露天風呂付きの部屋にした。好きに温度調節できる。
翌日の朝は、大浴場むらさき。昨日のもえぎより広い。朝8時。またもや誰もいない。
朝6時からなので、湯もみされてなくて昨夜より熱い。ぬるすべ感も少ない。
源泉湯船もこちらの方が広い。しっかりした泡付きがあり、ぬるつる。
また今日も、加温湯船と源泉を行ったり来たり。
三重には梅を見に。鈴鹿の森庭園のしだれ梅。それから
翌日にいなべ市農業公園へ。
ちょうど見頃の梅に大満足。榊原温泉の泉質にも大満足。また入りたい。
榊原温泉 まろき湯の宿 湯元 榊原館
★★★★★
アルカリ性単純泉
31.2度
pH 9.4
230ℓ/分
内湯2 源泉湯船2 露天風呂2(男女入替)
加温加水循環消毒なし(源泉湯船)
2018.3.17宿泊
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