埼玉県の温泉は初。
池袋駅から西武特急レッドアロー号で西武秩父駅まで約80分。
御花畑駅で乗り換え約15分で武州日野駅。
駅から宿の送迎車で10分ほど走り、山肌に白い雪が点々と残る奥秩父の山の谷間へ。柴原温泉かやの家 日本秘湯を守る会。
名前の通り、玄関周りもお風呂も榧の木で出来ている。 昭和29年創業、神経痛や胃腸病に効く単純硫黄泉。
大浴場は内湯が2つと露天風呂。夜の10時に男女入れ替えで、一晩中入れる。
こんなに清潔な湯船めずらしい。湯船はもちろん、床も壁も天井も榧の木で、すごく綺麗で気持ちいい。硫黄の香りはほとんどなく、木の香りに癒される。
榧の木は古くから碁盤などに使用される木。水に強く腐りにくいことでも知られ、家の土台や風呂桶、船の材料などに使われてきたが、成長が遅く生育が困難なため絶滅に近い希少な木となっている。榧の木を使ったお風呂は古来より高血圧、中風の予防になると言われている。
無色透明、ちょっとだけほんのり黄色がかった透明のような気もする。内湯はちょっとぬるめと、ちょっと熱め。大きい、ちょっとぬるめの方にずっと入ってた。冷鉱泉なので加温循環。やむなし。
しかし、こんな綺麗で清潔な浴場なかなかない。
露天風呂は寒い外廊下を裸で歩いて。
入れ替え後の露天風呂は、内湯のすぐ隣にある。
露天風呂は熱め。
しっとりしたお湯で、じっとりと肌に馴染む。アルカリ泉独特のつるつる感はほとんどないけど、湯上がりもしっとり。
2本源泉があるみたい。
鎌倉時代に掘った井戸からお湯が湧き出した言い伝えがある。弱アルカリ性硫化水素を含むその湯は、ゆで玉子のような香り。入浴中には匂わなかったけど、湯上がりに浴衣着てくつろいでるとき、ふわっと硫黄の匂いがした。確かに硫黄泉だ。
柴原温泉 かやの家
★
アルカリ性単純硫黄冷鉱泉
9.6度
pH 9.2
2.6ℓ/分
内湯4 露天風呂2 男女入替制
加温循環消毒あり 加水なし
2018.2.17宿泊
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