訪れてから随分経って記憶が曖昧なので、気になって再訪した「日本三美人の湯」のひとつの湯の川温泉。
出雲空港から10分弱の好アクセス温泉地で、6軒の宿がある。
前回宿泊した宿 湯元 湯の川は、明治10年創業の老舗旅館。10時から日帰り入浴できる。
宿泊者は翌朝9時まで一晩中入ることができる大浴場。廊下の突き当たり、右が男湯で左が女湯。
廊下の途中にある貸切風呂の入口。
靴を履き替え、長い外廊下の先に貸切風呂が3つある。石、モザイクタイル、檜の3種。宿泊者は一晩中利用できる。
日帰りだと11時から15時50分まで。1回50分、2,700円。
飛行機の時間があるので貸切風呂はムリで、大浴場へ。洗面台には化粧水などのアメニティやドライヤーもあり。
わー、ほとんど覚えてない。見ても思い出せない。こんなことってあるんだ。
男女とも内風呂のみ。大きな湯船。
右側にシャワーが3つ、
左側に1つ。両端にシャワーのないカランも1つずつ。
左の部分に段差があるのだけど、想像より深い一歩目にちょっとおぉっとなる。
脚の長さくらいの深さがあるところもあり、浅めのところで勇気を出して座るも、背筋を最大限伸ばし、頭を前に倒して、顎を沈めてないとだめな深さ。
Rの部分が微妙に低くなっているのか、ここから湯が溢れ出てる。
朝イチの源泉かけ流し感が嬉しい。
湯口からとぽとぽと注がれる50度の源泉。中のパイプには蛍光緑の析出物がぶつぶつと付いてる。
湯船は大きく深いので、39.7度とまさかの40度割れ。超適温で気持ちいい。ほんの少し泡つきがあり、肌をさするとふわりとした触り心地。柔らかくじっとりと肌に馴染む。pH 7.9なので、それほどアルカリ感はない。
分析書の源泉温度は44.3度。湧出地ではなく、貸切風呂の温度みたい。湯の川温泉の源泉は50度なので、前回の分析書の44.6度も何でだろうと思っていたけど、そういうことか。貸切風呂は小さい湯船だから、大浴場より熱いのだろうな。
源泉は宿の南200mくらいのところに湧く2源泉の混合泉。6つの宿で分湯してるのだと思う。毎分50ℓっていうのは、この宿での利用分かな。
こんなに大きな湯船を満たして、惜しみなくかけ流し。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。ほんのり塩気を感じる。塩素消毒してるか聞けなかったけど、匂いは全然分からない。
ぬるくて気持ちいいのだけど、天井からの水滴が結構当たるのが玉に瑕。冷たいのもあって、びくっとする。
至るところで、ぽちゃんぽとんぴょーんっと水輪ができてる。
あ、浅いエリア発見。右奥は一段浅くなってた。ここはゆったり座っていられて楽ちん。
湯上がりの肌はさらさらだけど、ぴっちり。指先はするする。塩化物泉のねっとり感はそれほどない。
湯の川温泉の起源は、神代の昔、出雲から来たオオクニヌシノミコトに恋をした因幡の国のヤカミヒメが、出雲に帰った命を追う旅の道中で立ち寄り、旅の疲れをときほぐしいっそう美人神になったと伝わる。
火の山のふもとの湯こそ恋しけれ身をこがしても妻とならめや
湯の川温泉 湯元 湯の川
★★★
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
44.3度
pH 7.9
50ℓ/分
加水加温循環なし
内風呂(男1女1)貸切風呂3
24時間入浴可
2022.11 日帰り入浴
♨︎ ♨︎ ♨︎ ♨︎ ♨︎
「日本三美人の湯※」のひとつ湯の川温泉。
出雲空港から車で5分ちょっとの好アクセス。他の2つの温泉がすごく良かったので、期待に胸を弾ませて、温泉に入るためだけに飛行機で。
宿泊は湯元湯の川。24時間入浴可の3つの貸切風呂があり、フロントで用紙に記入・予約し、鍵を受け取る方式。好きな時間に好きなだけ入れた。
ただ、他の2つに比べると、とろり感が少ない。アルカリっぽさも少ない気がして残念。
翌日、歩いて行けるところにある湯の川温泉 湯宿 草庵(島根)- 温泉手帖♨︎で、ランチ付き日帰り入浴。
湯の川温泉 湯元 湯の川
★★★
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
44.6度
pH 8.1
50ℓ/分
加水加温循環なし
内風呂(男1女1)貸切風呂3
24時間入浴可
2017.3.25 宿泊
コメント