富士田貫湖温泉 休暇村 富士(静岡)

田貫湖の湖畔に立ち、客室からも浴室からも富士山を望める宿、休暇村 富士。

最寄りは身延線の富士宮駅で、駅からはバスで45分。新幹線の新富士駅からもレンタカーで45分。

富士山の近くには温泉がないというけど、平成22年に1,200m掘削して開湯した富士田貫湖温泉。

自然に囲まれた日本を代表する国立公園、国定公園の中にある休暇村で、温泉設備工事も環境に配慮した取組みに。

玄関脇にある温泉水槽は地場産杉を活用した木製水槽。CO2の排出量が極めて少なく、熱伝導率が小さく、優れた断熱性能、保温性能があり、廃棄処分する場合にも再生紙やウッドチップとして再利用できるとのこと。

でもやはり源泉温度は23度しかなく、溶存物質も234mgしかないので、フッ化物イオンによる温泉法上の温泉。泉質名もつかない。富士山の近くに温泉は湧かない説。

フロントロビーが3階で、大浴場は4階。利用時間は夜24時まで、朝は5時から9時まで。男女入れ替えはなし。

脱衣所は鍵付きロッカー。洗面台は4つだったかな。ドライヤーや化粧水なども置いてある。

右手にシャワーが3つ、

左の壁際に7つ。夕方の混んでる時間は、数人のシャワー待ちもあった。80室もあるホテルだけど、かなりの稼働率。この日もキャンセル待ちしててやっととれた。

奥のガラス戸から露天風呂に行けそうな雰囲気だけど、内風呂のみ。

サウナがあり、出入り口に立ったままのシャワーがあったかも。

お天気がよければ、お湯に浸かったまま目の前に富士山が見える絶景風呂。湯面にも富士山がうつるのだそう

湯使いは循環で、加温も加水もあり。塩素臭もしっかり。排湯口みたいなところがあるけど、これはかけ捨てられるお湯なのか、また循環するお湯なのか謎。

湯船の中に熱い湯の出るところがある。湯船は41.5度。

循環特有の泡付きがあり、ふわぬるの肌触り。泡がたくさん湯面に浮いていて、白い湯の花でも浮いてるように見える。

赤と白の御影石で作られた富士山の湯口は37.76cmで一万分の一の大きさ。そういう拘りいいと思う。

富士山の湯口から、白糸の滝のように出ているのは源泉そのもの。塩素臭はなくほんのり硫黄臭と言えば硫黄臭のような沼のような香り。鉄のような錆びの風味もある。

源泉温度は23.2度。とろりと重みがあり、顔を洗うとぬるぬる感がある。pH10の(強)アルカリ性。今はpH8.5以上がアルカリ性で、pH10以上を強アルカリ性とは言わなくなったみたいだけど。

昨日の混雑が嘘みたいな朝の独泉。

湯から上がるとき、湯桶に源泉を何度か溜めて、全身をしっかり源泉で流し覆ってから出た。めっちゃ気持ちよかった。

念力で富士山見えてるような気にもなるけど、見えてない。

朝一瞬だけちらり。

 

富士田貫湖温泉 休暇村 富士
★★
温泉法上の温泉(フッ化物イオンを有する)
23.2度
pH 10.0
64.9ℓ/分
内風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒あり
2023.4 宿泊

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