京都から近鉄特急で30分の大和西大寺駅。駅からは時間によっては送迎もあり、車で5分、世界遺産の平城宮跡に隣接する平城宮温泉。
朱雀門や若草山などを一望できる一軒宿、亀の井ホテル奈良は、2022年7月にかんぽの宿奈良をリブランドしたホテル。
全42室。客室からは朱雀門が見える。
大浴場は1階にあり、利用時間は24時まで、朝は5時45分から9時まで。男女入れ替えはなし。
日帰り入浴は11時から15時まで。
靴箱もロッカーも鍵付き。
左手前がパウダールームでドライヤーや化粧水などがある。
洗面台は浴室出入り口にあるタイプ。
高い天井で天窓もある。湯気抜き用なのか、開閉可能みたい。天井も壁も、古都奈良をイメージした地元吉野の焼杉の内装なのだそう。
床がまだらに茶褐色に染まってる。思ったよりもちゃんとした温泉なのかもしれないと、いい意味で予想を裏切る大浴場。
何形って言えばいいのか、J型?長靴型?奥にちょこっと長方形部分がある。薄い水色のタイルにほんのり黄色がかったお湯なのか、黄緑色に見える。
シャワーは2面の壁に11個。
洗い場の方へ縁を超えたお湯が流れ出てかけ流されてる。湯船の側面と段差の部分が小さめのタイルでかわいい。
茶褐色の析出物が所々鱗のように付いてる。自家源泉の泉質はナトリウム-塩化物泉。
源泉温度が38度なので加温し、源泉量を補うために加水もしてる。
循環で湯船は41.5度なのだけど、塩気がひりりと当たる感じで熱めに感じる。湯口から出てるのは37.5度弱。もしかして源泉なのかな。
湯口まわりも、随分と浸食されてる。
循環だとしっかり謳ってるけど、縁から溢れてる一部かけ流しのように見える。加水までのフルコースなので、星2つだけど、気持ち良さ的には限りなく星3つに近い。
露天風呂は一部だけ屋根があり、湯船の周りを石で囲んである。
出入り口のところに濃い茶色に染まってるラインがあり、人が湯船に入るとその分だけここから溢れ出て流れていく。
湯色が濃い茶色に見える。内風呂よりも湯抜き清掃までの期間が長く、色も濃く塩素臭も強くなってるのかな。
湯温は42度と熱めで、循環特有のふわりとした肌触り。
お尻つけると鼻ぎりぎりにして、後髪が濡れるという、ほぼアウトな深さ。鼻が湯面に触れそうで、きつめの消毒臭がもろにくる。
湯口は黒々とした焦茶色に染まってる。
湯口は37度。やっぱり源泉かな。循環の湯でこんなに石が染まるのかな。
茶色の湯の花が舞うしょっぱいお湯。
元かんぽの湯なのに、温泉付きの部屋がある。これは人気だっただろうな。
平城宮跡に復原された大極門と朱雀門が窓から見える。
シャワーもついてる。
湯船は41度ちょい。湯口からは加温された41.5度強の湯が出てた。
少しずつ溢れ出てたと思う。
埃っぽい木屑のような匂いが強くて、それほど消毒臭は気にならない。塩気も少ないように思える。客室風呂は加水なしだけど、新湯の投入量が少ない循環なのかな。
ふんわり感はあまりなく、じっとり肌にしみる肌触り。ひりひり感は少し。湯上がりの肌はねっとりで、塩に包まれてる暖かさがある。
平城宮温泉 亀の井ホテル奈良
★★
ナトリウム-塩化物泉
38.1度
pH 7.6
内風呂(男1 女1)露天風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒あり
2024.1 宿泊
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