新千歳空港から車で1時間20分くらいの小樽。前回は小樽運河の目の前に泊まったけど、今回は石狩湾を見下ろす高台に位置する平磯温泉。平磯岬の高台の景勝地にある一軒宿。
歴史的建造物である鰊御殿を移築して料亭旅館を開業した銀鱗荘。
昭和61年に大規模改修を実施した際、地下1300mボーリングして温泉の掘削に成功し、温泉宿に。
玄関階からひとつ下の階へ降りたところに大浴場。
利用時間は夜24時まで。朝は6時から9時半まで。翌朝は男女入れ替え。
可愛い鯱鉾マークが浴衣やタオルなど至るところに。大浴場のステンドグラスも魚介モチーフ。
広いスペースのある脱衣所。濡れたもの入れるビニール袋あるの嬉しい。あと、アメニティが雪肌精なの他のより少し嬉しい。
バスタオルは銀鱗荘マークが入ったしっかりした布地のもの。
贅沢なゆったりした浴室。真ん中に円形の湯船、縁に沿って円形にガラス窓。
シャワーは右手に4つ、
左手に3つ、ものすごく広々スペースな洗い場。全17室だし、観光地だからか(温泉目当てじゃない)分からないけど、人とかぶらないので、この広い広いスペースの好きなところで。
ランチ付きの日帰り入浴プランもあるけど、温泉の利用は15時までなので、宿泊者しかいない。
円形の内風呂は噴水みたいに真ん中から湯が出てる。出てるといっても循環だけど、
縁の隙間から多少溢れ出てるので、全然気持ち良さが違う。
そして、なんと聖獣彫刻の湯口。なんと6匹も。いろんなタイルが貼られていて見れば見るほどお洒落。
六角形の六面に聖獣がいて、口から湯を出してる。六角形の上部は、水飲み機みたいに湯が湧き出してる風。ここの湯温が43度、湯船は41度弱。
肌をさすると、てのひらが吸い付ききしむほどじっとりした肌触り。
加温循環消毒ありなので、あまり気にしてなかったけど、実はものすごく濃い温泉。溶存物質の総計が16,000mgって。
塩化物イオンが9,000mg以上あることに気を取られるけど、硫酸イオンも1,300mgとかなり多く含んでる。
カルシウムイオンも多く、皮膚細胞を再生し肌の弾力を回復し引き締める石膏泉でもある。循環で効果あるのか分からないけど。
屋外の露天風呂までの道のりには屋根がついてる。
途中にサウナ小屋。
100坪もあるという広い岩風呂からは、石狩湾が望める。
すっごい長細く、道内から集めた銘石らしい大きな岩が目隠しにもなり、たくさん人が入っていても気にならないような造りだけど、独泉。
出入り口や湯口付近は41度超え、他の場所は40.5度ちょいくらい。
翌朝は隣の浴室と入れ替え。
脱衣所のサイズが全く違っていて、びっくり。こちらはこじんまりしたスペース。
隣の円形に対し、こちらは半円形の湯船。洗い場は入って右側に3つ、左手に2つのシャワー。
湯船の円に沿ってガラス窓も弧を描く形。
こちらの湯口は男の子が抱えた亀?
左脚の方だけ、温泉が滴っているのか、黒に近い焦茶色に染まってる。
湯温は41度弱。
加温循環だけど、すごく濃い源泉。塩分がすごいので、湯上がりの肌はねっとり。
こちらにも屋外にサウナ小屋がある。
内風呂は小さめだったけど、露天風呂は同じくらい広い。
毎分40ℓの湧出量しかないのに、なんでこんなに広い露天風呂にしたんだろ。部屋数も17室しかないのに。
あいにくのお天気で、ぼんやり石狩湾。
雨で外気も低いからか、露天風呂の湯温は43度とかなり熱い設定。43.5度くらいの場所も。
岩には白い析出物が付いていて、塩分かなとも思ったけど、カルシウム成分かな。
客室は築140余年を経た本館と、平成16年に建てられた新館があり、新館は全7室に、本館は2室に温泉風呂がついてる。
バスタオルもフェイスタオルも大量に置いてある充分な広さの洗面所。
2面に窓のある浴室。窓の下部は曇りガラスになっていて、ここにまで鯱鉾マーク。
カランは2つあり、内1つがシャワーだったかな。
部屋風呂は加水もありの循環で、湯温調節もしてくれる。塩素臭がきついザ循環というわけではない。
この日は、湯口からは46.5度のお湯が出て、湯船は41.5度だったので、そのままで。
湯船につかると縁から溢れるので、加水までフルでありでも、気持ちよさはある。
登録有形文化財の宿で部屋風呂まであるのは、湯使いはどうあれ、貴重。
平磯温泉 銀鱗荘
★★
ナトリウム-塩化物泉
40.5度
pH 6.8
41ℓ/分
男女入れ替え露天風呂付き大浴場2
加水なし 加温循環消毒あり※部屋風呂は加水もあり
2024.5 宿泊
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