平山温泉 お宿 湯の蔵(熊本)

江戸時代、肥後を治めた戦国武将の加藤清正が汗疹を治しに通ったと伝わる山鹿の奥座敷、平山温泉。

熊本空港からは車で1時間、最寄駅は新幹線の新大牟田駅で30分。

旅館や家族湯など20軒以上の温泉施設があり、平山温泉 ほたるの長屋(熊本)-温泉手帖♨︎に泊まったことがある。その向かいの宿、日帰り入浴で利用した平山温泉 湯の蔵(熊本)-温泉手帖♨︎へ。

離れの宿、全12室の寿亭と6室の福亭、全ての部屋に露天風呂が付いてる。

シャンプーなども揃ってる。シャワーの温度調節がいまいち難しい。

石造りの湯船で、ふたりでも十分な広さ。ひとりで広々入るけど。

しっかりかけ流されてる。

壁には熱いお湯が2分出るボタン。

というのも、“湯温は39〜40度の体に負担をかけない、子どもから年配の方まで安心してゆっくり入れる温度”だと記載があり、“好みでぬるく感じる人はこのボタンで熱くして”と。一切加水しない天然を堪能できると。

それを楽しみに来たのに、着いた時の湯船は44度超え。がっつり加温。がっかり感半端ない。

加温を緩められないか聞いてみたら、全体の調節になるから個別は無理、この部屋だけ湯量を絞ることはできるとのこと。

源泉温度は44.8度。

冬季のみ加温源泉を足すと謳ってるけど、30度まで気温が上がってた5月の今日も加温してるのだから、夏以外は加温してるってことかな。

湯口で50度、かなりあっつく加温してる。いつ入ろうとしても湯船は45度超えで、結局加水しないと入れない。熱くし過ぎてるから、加水なしの源泉かけ流しでさえなくなる。残念だね。

この客室風呂以外に、

寿亭の高台に宿泊者専用の大露天風呂がある。日帰り入浴施設の本館大浴場平山温泉 湯の蔵(熊本)-温泉手帖♨︎も無料で利用できる。

寿亭の帳場を超えて、坂を一番上まで上がっていく。

「天翔の湯」と「満天の湯」。男女入れ替えがあるのか分からない。利用時間は夜の12時まで。朝は6時から10時。

4人制限してたので、出直してる人もいた。

結構狭い脱衣所。たまたま4人が一緒になった時はきつかった。洗面台もひとつある。

大きな露天風呂、新緑が眩しい。

シャワーは2つ。クレンジングなどもある。シャワーのお湯も硫黄がほんのり。

入り口の方に溢れてかけ流されてる。

L字形の湯船で、奥の曲がった部分はかなり浅い。

浅瀬から見た眺め。手前にだけ屋根がある。

浅い部分でも42度あり熱め。源泉は客室風呂と同じで2本の源泉の混合泉。

湯口からはかなり熱く加温された源泉。でも、とろりとしたお湯でぬるつるの肌触り。ほんわか硫黄の香り。

白っぽい湯の花がふわふわ。入り口近くのこの配湯口も湯の出入りがあるのか、湯の花がたくさん。

手に取るとゼリー状の透明な湯の花で、触ると溶ける。

汗だくで部屋に戻った。

翌朝の客室風呂、夜中か早朝に加温を切ってたのだと思うけど、湯口が42度で湯船は39度ちょっと。これに入りたくて泊まったの!と大きな声で言いたい。硫黄の香りもしっかりする。

新鮮な源泉そのものだからか、泡を伴っていて、湯面にも泡が浮いてる。

泡に包まれてふわぬるの肌触り。まさに美容液のようなぬるぬるの美肌の湯を、ほんの短い時間だけ堪能。

 

平山温泉 お宿 湯の蔵
★★★
アルカリ性単純硫黄温泉
44.8度
pH 9.6
露天風呂2 客室風呂18
加温あり 加水循環消毒なし
2023.5 宿泊

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