上越妙高駅から送迎車で10分弱。東京から新幹線で2時間弱なので、2時間ほどで宿まで到着する。好アクセスな神の宮温泉。
上杉景虎ゆかりの鮫ヶ尾城の麓、田んぼの中の一軒宿。地層の調査で山の麓から温泉が出ることが分かり掘削、2008年に温泉施設をオープン。
大浴場は1階。日帰り入浴色が濃い施設。21時までは日帰りの人で混むので、それ以降がゆっくり入れますとの説明。
宿泊者は夜23時までで、朝は6時から10時まで。日帰り入浴は朝10時半から。
自販機や牛乳もある通路の突き当たりに入り口。男女入れ替えはなし。
チェックイン後、人混み覚悟で突入したけど、それほどの混雑ではなく、脱衣所も広々で苦痛なし。
鍵付きロッカーは100円戻ってくるタイプ。綺麗に掃除されていて気持ちがいい。洗面台にはドライヤーや化粧水などのアメニティもある。
浴室も明るく清潔。左手にサウナと水風呂。
朝も利用できるみたいだった。
右手にはミストサウナ。ちょっと覗いただけでは、どんなサウナか分からなかった。朝は動いてなかったのかな。
後で確認したら、朝は7時半から。メタケイ酸の湯を使用してる美肌サウナ。須賀川温泉 おとぎの宿 米屋(福島)-温泉手帖♨︎のと同じかな。天然の保湿成分のミストサウナいいなぁ。でもまだ密室に人と籠るの抵抗ある。
汗流し用のシャワーが2つ。
洗い場は仕切りのあるやつで、シャワーが16個。夕方でも隣に人がいることはなく、一列に1人程度でストレスなく利用できた。
隣が男湯なのか、上は抜けてる。
内風呂が2つ。どちらもメタケイ酸の湯と呼んでいるもの。
山の方から引き湯している冷鉱泉で、どちらの湯船も加温循環。
左側はジェットバス付き。泡とともに塩素臭が弾け、プールのような匂い。湯温は41度。
両端に湯口があり、ざばざば投入されてるのでなんだか新鮮でかけ流し感あるけど、循環なので。
とろりとしたお湯でつるりとした肌触り。アルカリ泉なんだろうなぁと感じるお湯だけど、メタケイ酸の湯の分析書はなかった。正確なことは分からないのだけど、pH 9.5のアルカリ性で源泉温度は19.3度。保湿成分のメタケイ酸は130mg含まれてるみたい。
向かいの湯船も2箇所から投入されてる。湯温は42度と熱め。循環の泡が浮いてる。
湯船の中よりも、浴室の床がぬるっと滑るので注意して歩く。床が滑るのか、自分の足の裏のぬるっとしたお湯が滑ってるのか分からないけど、とにかくすごい滑る。
露天風呂へ向かう出入り口の足元、お湯が溢れてる。扉を開けてみると、ざばざばかけ流されてるお湯!ではなく、水。
2つある露天風呂の右側の湯船から、お湯ならぬ水がざばざばと溢れ出てる。
4月上旬から11月下旬頃まで、露天風呂の内1つが夏季限定の水風呂に。内風呂と同じメタケイ酸の湯を冷鉱泉そのままに。
肌のセラミドを整えてくれるメタケイ酸の源泉かけ流し。塩素臭もしない。浴びるように浸かって楽しみたいけど、23度割れ。これに入らなきゃとの思いもあり、この季節に来たのだけど、腰をおろす勇気が出ず足湯。
それでも湯口から直接手ですくって顔を洗うと、つるつるが気持ちいい。顔は冷たくても大丈夫、いける。しっかりぬめりがある湯感触最高。
ざっばざっばかけ流しで、奥の縁も湯まみれ。湧出量は毎分110ℓ。
向かいの湯船は、このひとつだけ泉質が違う。
2017年に新しく掘削した2本目の源泉で、pH 8.1のナトリウム-塩化物泉。
こちらも山あいから引き湯してきてる。39度の源泉なので加温して循環利用。
湯温は41.5度と、2つの内風呂の中間だったけど、翌朝は少し熱めだった。消毒臭はあるけど、内風呂よりまし。
鉄が含まれていて、岩も赤茶色に染まってる。
循環特有の泡付きが少しあり、ふわつる感もあるけど、じっとり肌に馴染む。
温泉風呂付きの部屋。
檜の湯船。メタケイ酸の湯が張られ、加温してある。チェックイン時にちょうどいい湯温になってますと、41.5度。
蛇口から冷鉱泉のメタケイ酸の湯が出る。
それを追い焚き機能で暖めて入るしくみ。湯温調節できるし、何より源泉そのものを足せるのがいい。
とろみを感じられ、お湯から出した手がぬるぬる。湯上がりに乾ききると指先はするっするに。
部屋風呂からの眺め。
神の宮温泉 かわら亭
★★
[メタケイ酸の湯]
アルカリ性冷鉱泉(メタケイ酸の項により温泉)
19.3度
pH 9.5
110ℓ/分
[景虎の湯]
ナトリウム-塩化物泉
39.2度
pH 8.1
内風呂(男2女2) 露天風呂(男2女2)
加水なし 加温循環消毒あり
2023.7 宿泊
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