草津温泉 つつじ亭(群馬)

先月、軽井沢駅からバスで行くとアクセスしやすい気分になり、今まで見て見ぬ振りしてた草津温泉にまたやって来た。

湯畑の1km東、温泉街の喧騒から離れた林の中の静かな宿、つつじ亭。5,000坪の敷地のうち3,000坪が自然林。

湯畑の近くで昭和4年「ちちや旅館」を創業し平成元年まで営業。平成3年にこの地に「料亭旅館 つつじ亭」を新築し創業。

全10室のお宿で、すべての部屋に源泉かけ流しのお風呂がついてる。離れの特別室だけ湯畑源泉の半露天風呂で、あとは万代鉱源泉。

大浴場「うららの湯」も万代鉱源泉のかけ流し。

13時から朝10時まで一晩中利用でき、男女入れ替えはなし。

バスタオルは備え付け。化粧水などもある。めずらしく、脱衣所にサウナがある。

サウナの利用時間は15時から22時まで。

大浴場には内風呂と露天風呂がある。10室しかなくて、全室温泉付きで、大浴場は一晩中なので、大浴場でほとんど人と会わない。

窓際に長方形のかなり大きな湯船。清潔感があり気持ちのいい浴室。

右手が洗い場で壁際にシャワーが4つ。浴室が広いので、洗い場だけ見ると小さなスペースみたいに見えるけど、湯船に飛沫が散る心配もないほどゆったり広い。

御影石の湯船はたっぷりのお湯で溢れてる。

排湯口から洗い場側にかけ流されてるけど、

湯に入ると全面からも溢れる。

排湯口には白い塩の結晶のような析出が付いてる。

万代鉱源泉の源泉温度は96.5度。引いてくる間にどれくらい下がるのか想像できないけど、湯口は55度。湯船は43.5度でかなり熱め。

源泉温度が高いので、清掃後に湯を張る時のみ加水してるとHPには書いてあった。

白い結晶と一緒に、からし色の酸っぱそうな析出物もくっ付いてる。pH 1.6の強い酸性。目にしみるので湯口近くに来る時は気をつける。

酸っぱさだけじゃなく、渋みと塩気がある。初めにふわつる感もあり、きしむというより、ねっとりした肌触り。

ガラス窓の向こうは雪景色。屋根付きの東屋風な露天風呂が見えてる。

露天風呂への通路に敷いてあるバスタオルはぱりぱりに凍ってる。でもバスタオルの上しか冷たくて歩けないし、滑る。

湯船のほんの近くの木の部分も凍ってる。バスタオル敷いてない部分は滑るので注意。

自然林を眺めながらの露天風呂。総檜の湯船だけど、中は檜じゃない。

いつ来ても独泉なので、何人サイズか想像もしなかったけど、3、4人かな。湯口のそばは熱そう。

排湯口らしからぬナチュラルなかけ流し。溢れた湯は木の板の隙間からも流れていく。なんかベストデザイン賞とかもらえそうな、温泉宿ではなかなかないタイプ。

湯口は54.5度で湯船は42.5度だった。内風呂より少しだけ低いけどやっぱり熱め。タオルが凍る寒さなので、このくらいないと湯から出て戻れないか。

強い酸性なので、長湯はしない方がいいし。そのうち肌がちりりとしてくる。湯上がりの指先はするする。でもメタケイ酸が500mgも含まれてる保湿効果のあるお湯でもある。

草津なのに硫黄泉じゃないのって、酸ヶ湯温泉 八甲田ホテル(青森)-温泉手帖♨︎ の気分。しかもごはんがめちゃくちゃ美味しいときた。硫黄の香る温泉地なのだから硫黄泉の宿に泊まりたいけど、そうじゃないのに食事最高という。

この足跡誰のだったんだろう。さすが自然林。

薄暗くなり灯りがともると風情ある。

大浴場の源泉と本館の部屋風呂の源泉は同じ万代鉱なので、本館(左近の棟)宿泊者は、湯畑源泉の貸切風呂「玉の湯」を利用することができる。

45分2,200円の有料だけど、硫黄泉に入りたさで借りることに。

客室の隣にあるのだけど、鍵を借りに帳場まで行く。看板も渡されるけど、

かけるところ分からなくて、とりあえずこちらに置いてみた。

小上がりのある脱衣スペース。洗面台もありアメニティもある。バスタオルは鍵と一緒に手渡してくれる。

浴室に入るも硫黄の香りはほとんど感じない。日にもよるのかな。

洗い場にはシャワーが2つ。

大浴場でもいい湯船のサイズ。

立派な檜造りで、高い天井。

縁から溢れるかけ流し。

濁りのない透明なお湯。湯底までくっきり見える。木が緑に染まり、酸性泉という感じ。湯畑源泉もpH 2.1の強い酸性。

檜の香りはするけど、硫黄の匂いはほとんど感じられない。だけど湯畑源泉は酸性・含硫黄-アルミニウム硫酸塩・塩化物泉。もっとがっつり硫黄臭あれば満足感が上がるのに。まぁ、感じなくても硫黄泉の美白、美肌効果は確かにあるはず。保湿のメタケイ酸も万代鉱には及ばないけど、多く含む。

湯口は50.5度で、湯船はまたしても43.5度と、あ、熱い。源泉温度51度を1kmも引湯してきてもほとんど湯温下がらないのか。

苦みや塩気のない美味しいれもん水。ふわふわ感あるけど、湯から出ると肌がちくちく。でもこれ、ちくちくの蓄積かもしれない。

湯気抜きの隙間なのか、窓の下部の穴から露天かってくらい冷たい外気が入ってくるのだけど、お湯が熱いので気持ちいい。

窓の中も凍ってるほどの気温の低さ。湯小屋の湯船のそばの窓なのに。

客室風呂は最初見た時あまりのコンパクトさに驚いた。

実際湯船に入ってみると、見た目ほど狭くなかったけど、深い。

なんか窓の向こうにプレーリードッグみたいなのがいた。

かなり深くて、背筋伸ばしてお尻つけるの躊躇しながら座るくらい。上だけ熱くなるから、湯搔き棒で混ぜて。

初日は調節間違ったのかなってくらい40.5度割れのぬるさで、すごく良かったけど、翌日は湯守さんが調整に来て、湯量がぐっと増やされたみたいで、かなり熱くなり42.5度超え。でもきっとこっちが湯守さんの本意。

湯口は53.5度弱。昨日は51度だったから、絞りだけじゃなくもしかしたら加水もあったのかな。

酸っぱいだけじゃなく、渋みと塩気を感じる。

白い繊維質な湯の花が舞ってる。

熱めなので真冬にしか入りたくないけど、ごはんがめちゃくちゃ美味しい。現時点でここより美味しいところ思いつかない。

 

草津温泉 つつじ亭
★★★★
[万代鉱]
酸性-塩化物・硫酸塩泉
96.5度
pH 1.66
測定せずℓ/分(自然湧出)
[湯畑]
酸性・含硫黄-アルミニウム硫酸塩・塩化物泉
51.3度
pH 2.1
測定せずℓ/分(自然湧出)
内風呂(男1女1)露天風呂(男1女1)貸切露天風呂1
加温循環消毒なし 加水?
2025.2 宿泊

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