上越新幹線の上毛高原駅から20分ちょっとの谷川温泉。この日は雪が降る中だったので30分ちょい。最寄りの水上駅からは送迎があり5分ほど。
新幹線駅からだと路線バスで水上駅に行くしかないので、直でタクシーで。
別邸 仙寿庵に。姉妹館の旅館たにがわは古くから多くの文人墨家に利用されてきた宿で、太宰治が長逗留し『創世記』を執筆したことで有名。
18室全て源泉かけ流しの露天風呂付きだけど、朝10時半まで一晩中利用できる大浴場もある。
夜7時から8時に男女入れ替え。たまにこのくらいの時間に入れ替えするところある。遅く着いたら、夕飯との兼ね合いで片方入れないことあるような。
右側の大浴場「仙の蔵」。
広々した脱衣所に、ひとりスペースの広さよ。過去一かな。籠の中には風呂敷が設置してあり、バスタオルを上にかけたりしなくても、風呂敷で覆えるようになってる。
ちなみに私はバスタオルかけない。自分のだってぱっと見で分かるようにしとかないと、平気で自分の籠を探すためにバスタオルを剥がしてまわる人、結構いるから。
椅子付きの洗面台は4つ。アメニティは揃っていて、甕に入ったおそらく谷川岳の水もある。バスタオルもフェイスタオルも備え付け。
脱衣所から浴室まで一瞬外廊下が寒い。
予想外にモダンな赤い湯船があり、左奥の壁際に透明な仕切り板がついた洗い場。シャワーは6つ。
洗い場からの飛沫が散らないように、湯船との間にも透明な仕切り板がある。
サウナと水風呂もある。低温のミストサウナで、夜は22時まで、朝は6時から。
赤い縁が印象的な大きな湯船。がっつり木造り。
縁からしっかりかけ流されてる。
仙寿庵は3本の自家源泉を持ち混合して利用してる。毎分360ℓと豊富な湯量でかけ流し。
pH 8.4の弱アルカリ性で、泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉。ふわつるの肌触り。
源泉温度は41.4度で、冬季は湯温が下がるため加温する場合があるとのこと。この日の湯口は53.5度弱なので加温してるみたい。湯船は41.5度ちょい。
3本の源泉、近い方から河鹿の湯が50度、仙寿の湯が43度、鞍置の湯が35度。うまくブレンドして源泉かけ流しにできたらいいのにとは思うけど、50度の高温源泉は毎分60ℓの湧出量。これでは間に合わないのかな。できるならしてるか。
こちらの大浴場の露天風呂は「ほたるの湯」。
一応屋根はあるけど、吹き込んだ雪が積もってて、裸足で雪の上を歩く久々な感じ。
真っ暗になる前の雪景色、ぎりぎり。
湯底にはかなり大きめの谷川の石が敷き詰められていて、歩きにくいけど川沿い露天風呂感はある。深さのある湯船。
湯船に入ってたら暖かいし、屋根があるので雪でも大丈夫。
豪雪地帯のこの辺りでも、ここまでの大雪はかなり珍しいらしい。
谷川渓谷を望むベンチも冬の間はこちらから眺めるだけかな。
湯口は46度、湯船は41.5度前後。縁から溢れたり、外に排湯されてるのが見えなかったので、露天風呂は循環なのかなと思ったけど、どこにもそんな記載はないので、見えないところでかけ流されてるのか分からない。
谷川温泉は水上温泉郷。谷川岳のふもとに湧く水上温泉の奥座敷的存在。600年前の江戸時代から湧く温泉で、7軒の宿が谷川の清流に沿って点在してる。
富士山の神様、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が川で衣の裾を洗ったらお湯に変わったという伝承から「御裳裾の湯(みもすそのゆ)」と呼ばれてた古湯。
もうひとつの左側の大浴場「一の蔵」もゆったり広々な脱衣所。
そして一瞬寒い外廊下。
昨日の赤い湯船があまりに印象的だったので、雰囲気の違いにびっくりした。
広さも高さもある贅沢な木造りの浴室。
そしてものすごく凝った石造りの湯船。
洗い場は右側にシャワーが6つ。
手すりまでもデザインされた曲線で、太めの縁は少し外側が高くなってて、何人かがざぶんと入れば溢れるようになってるけど、
窓側の縁からかけ流されてる。洗い場との仕切りも立派な石。真ん中の切れ目がお洒落。谷川の渓流かな。
寝湯の横にある謎の円形の上にタオル置いてた。
丸いけどしゅっとした湯口から注がれるのは53.5度弱で昨日の内風呂と同じだけど、湯船は40.5度割れのぬるめ。
誰もいない静かな湯船の中でじっとしてると、窓の外で降る雪が湯面に映り、二酸化炭素泉みたいにぷくぷくと底から上がっていく泡に見える。なんとも心穏やかな時間。
こちらのサウナは、遠赤外線効果のある備長炭を壁に施したフィンランド式サウナ ロウリュ。下段は70度、上段は90度、好みの温度で楽しめるのだそう。
渓流沿いの露天風呂は「すずむしの湯」。
屋根はあるけど薄っすら雪が積もってるので、冷たい寒いと小走りに。いや、気をつけながらそっと。
こちらも大きめの石敷き、湯船の中には寝湯があり、いくつかベンチがある。ベンチはサウナの人が好むのかしら。私感では裸で横になってるところ、人が通るとかちょっと謎なんだけど。
湯口は43.5度、湯船は41.5度弱。この湯口だけじゃ無理なので湯船の中に湯口がありそう。やっぱり循環な気が。
ここまでの雪見風呂ってなかなかなかったかも。新幹線の駅から30分ほどでこんな豪雪地帯があるなんて。
大浴場であまり人と会わないのも、全室露天風呂付きだからかな。
でも寒い季節なのに露天風呂やだなぁと思いながら来たら、がっつり密閉されてた。よかった。
露天風呂ってどんなふうになるんだろと、ふと窓を開けてみようとしたけど、雪で全く開かない。
ガラス窓の自然光が入る完全な内風呂。
キャンドルとかも置いてあったな。なんかコンセプトが微妙。
深さのある湯船で心地いい。板張りのところは何なんだろ。
湯口は52.5度だったから、加温されてる。湯船は42.5度前後。
大浴場よりふわつる感が強く感じた。しっかりかけ流されてて気持ちいい。
1000坪の建物内に18室のみと謳ってるけど、この日はうろうろ騒いでる子どもが多く、人との遭遇率がものすごく高かった。“ルレ・エ・シャトー”の宿の割にサービスも食事もそれほどではなく残念。
谷川温泉 別邸 仙寿庵
★★★
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
41.4度
pH 8.4
360ℓ/分
内風呂(男1女1)露天風呂(男1女1)
加温あり 加水循環消毒なし
2025.2 宿泊
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