赤湯駅からタクシーで5分。赤湯温泉、ほんとに最強アクセス。今回は、米沢藩主上杉家の別荘「赤湯御殿」として380余年もの伝統を守る宿、上杉の御湯 御殿守へ。烏帽子山公園の端っこに隣接してる。
寛永11年(1634年)に上杉家第二代藩主上杉定勝公の入湯の記録があり、それを創業としてる。
大浴場は1階。フロントから売店超えてまっすぐ進むと、右手に飲泉所、貸切風呂があり、突き当たりを左に行くと大浴場。
利用時間は夜24時まで。翌朝男女入れ替えで、4時から9時半まで。
まずは西湯から。
歴史の重みからは予想外のポップな脱衣所。アメニティはなかったような。
すごく早く着いてしまい、早くからお風呂に入らせてくれたので、1時間近く独泉だった。ここ、14時チェックインの11時アウトの21時間滞在ができる有り難いお宿。
広い浴室に大きな内風呂。
角にあがり湯がかけ流されてる。透明な源泉の中に白い湯の花がさわさわ。
入って両側に仕切りのしっかりある洗い場。合わせて9個だったかな。
内風呂は循環で42度ちょい。
かけ流しと併用のような。湯口から出てるのは源泉な感じがしたけど。
飲泉をこういう形でかけ流して湯船に注いでるのいいな。泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。消化器や便秘に効果がある。
湯の花まみれで、グレーというか、銀色に染まったこの石たまらん最高。
たとえ湯船が循環でも、かけ湯や飲泉で100%源泉が目に見えてここにある。
外には4つの湯船がある。手前の大きな岩露天風呂は循環ありなので、置いといて。あ、湯温は42度ほどだった。天然記念物玉川産の北投石が入ってるそう。
左手に「源泉樽風呂」。奥には蒸し風呂。こちらも床下に北投石があるそう。
源泉風呂は完全な源泉かけ流し。白い湯の花がたくさん。円の3分の1くらいの部分が段差になってる。
湯口は55度超えだけど、湯船は一番ぬるくて、40.5度ない。ここは屋根があるので雪や雨も入らない。
赤湯温泉には3つの源泉があり、全ての旅館14軒が森の山源泉と森の山2号源泉の混合泉を引湯してる。源泉温度は60度。真冬の雪の日でも、湯口55度前後なら加温しなくていい。
階段を上がり、大きな黒い丸石の湯船「不忘の湯」へ。
重さ30tの日本最大級の大石くりぬき風呂。この石と、もう一つの大浴場にある龍神の石は元々川底に寄り添うようにあった石なのだそう。
この石の切り取った蓋の部分は「龍神の湯」の名を彫って立石となってる。
大きな丸い石の湯口は中に赤いパイプ。54.5度超えの源泉が注がれ、湯船は41.5度ちょい。じっとりきゅうっとした肌触りで、ねっとり感もある。
消しカスみたいな大きめの白い湯の花がふぁさふぁさ舞ってる。赤湯温泉 山形座 瀧波(山形)-温泉手帖♨︎ の露天風呂と同じ感じ。
石の縁からダイナミックにかけ流し。この感じも瀧波の湯船に通じる。
石風呂にくっ付くようにある木の舟みたいな湯船は「青森ひば丸太風呂」。樹齢450年のヒバで出来てる。
一見、石風呂から丸太風呂に湯が注がれる仕組みでぬる湯なのかと思ったけど、こちらの湯口は53.5度で、小さな湯船は43度超えのあつ湯だった。湯口のパイプの先には湯葉みたいな大きな湯の花がべろりと付いてた。
ヒバの丸太の側面を絶えず源泉が流れてる。
湯量は毎分100ℓってHPにあったけど、こんな豪快なかけ流しができるものなのか。あ、でもかけ流しは露天にあるこの3つの湯船だけか。あと東湯の露天風呂もあるから6つ。
東湯の浴室。内風呂までの健康歩道、地味に痛いよ。湯船の左手の縁には温泉将棋。
こちらも両脇に洗い場だったと思う。朝風呂、湯気がすごかった。湯船は41.5度と昨日の内風呂より少しぬるめ。湯船の中に飲泉もある。
源泉かけ流しの露天風呂へ。
すぐ右手にある湯小屋が「源泉枡風呂」。
ここはいつでも源泉かけ流し。しっかり囲ってありもはや内風呂状態。
湯口は、磁石に集まる砂鉄みたいに、クリーム色の湯の花が張り付いてて、
触らずにはいられない。感嘆の声をあげてしまいそうな光景。52度の源泉が注がれていて、囲まれた湯船は42度超えで少し熱いのが残念。
底にもたくさんの湯の花が溜まってる。きゃー。たまらん。
とてつもなく大きな石風呂の向こうにある立石。龍神の湯の名が彫ってある石は、西湯にあった「不忘の湯」を切った石の蓋の部分。
大浴場の入り口に、宮崎駿監督が温泉を大変気に入って描いたというトトロの絵が飾られてる。このトトロが入ってるのが「龍神の湯」。
南蔵王山麗より採取した安山岩、通称蔵王目透き石というものらしく、重さ100t余り。縦5m、横4m、高さ5mもの原石をくり抜いてる。日本一の大石くりぬき風呂。
トトロ入れるよねってくらいの大きさ。
長い湯口は湯の花まみれで、湯船の中もわさわさ。
41度ちょい。朝の東湯の中で一番ぬるかった。
縁から溢れ出るかけ流し。
露天岩風呂の右上に龍神の湯(下図では大石風呂)が、左上に原石風呂がある。
隣に龍神の湯があると少し迫力に欠ける気がするかもだけど、この大石くりぬき風呂も重さ40tの日本最大級の大石「原石風呂」。
春には桜を見上げることもできる特別な湯船。
湯口は52.5度弱で、湯船は41.8度だった。大きい岩だけど、切り抜き部分は龍神の湯より狭いので熱い。
男女入れ替えで2つの大浴場合わせると、11もの湯船があり、そのうち露天風呂の6つがかけ流し。それと貸切風呂もかけ流し。12のお風呂はどれも毎日お湯を入れ替えているので、清潔で新鮮なのがいい。
貸切風呂「御殿の湯」は有料で50分2,750円。HPからの予約でプランに含まれてたらしく、無料で利用できたので。
洗い場もありシャワーは2つ。
謎に石を見ながら入るお風呂。巨石をくり抜いた湯船も個人的には謎。大変な労力だろうに。
この湯船は加水あり。深さや段差が絶妙なデザインの湯船で、自分の心地よい居場所を見つけられる。
加水はあれど、消毒もないかけ流し。湯口を近づいて硫黄の匂いを堪能する。湯口の中は55度で、湯温は41.5度弱だった。ふわつるの肌触り。
シルバーに光って見える湯口。白い湯の花が底にも溜まっていて、縁から溢れる湯とともに流れ出てく。
実は最高だったのが部屋のお風呂。普通のお風呂で雰囲気ないのだけど、
お湯を入れ始めたら脱衣所あたりは硫黄臭が漂う。かなり硫黄の匂いが強くて、それだけで心地よくて嬉しくなる。
自分ちのお風呂にもこの蛇口があれば、硫黄泉が出る蛇口があれば!と思わずにはいられない手軽さ。雰囲気ないから好きじゃないと常々思ってたけど、清潔だったらありなのか。
うっすら緑がかった透明な湯には白い繊維状の湯の花がたくさん。黒い砂っぽい湯の花も。
硫黄の香りいっぱいの湯口は52.5度。一気に溜めると45.5度はあるので、少し冷ましてから好みの湯温で。ふわつるな肌触りだけど、きゅうっと手が肌に吸い付く。
普段から旦那さんが入ったあとの湯船には入れないのだけど、これだと抜いて溜め直せる。大浴場が盛りだくさんで気を取られるけど、部屋風呂が最高だった。
赤湯温泉 上杉の御湯 御殿守
★★★★
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
60.4度
pH 7.3
100ℓ/分(配湯量)
露天風呂8 内風呂2 貸切風呂1
加温加水循環消毒なし
2025.2 宿泊
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