野母崎温泉 Nomon長崎(長崎)

長崎駅から車で南へ45分ほどの野母崎。Nomon長崎は、客室から軍艦島を望むことができる唯一のホテルなのだそう。

2001年に旧野母崎町が開設した宿泊温泉施設「野母崎海の健康村」。2015年のリニューアルで「Alega軍艦島」となり、その後2019年に民間企業に売却。2021年の5月にNomon長崎としてオープンしたホテル。

併設する温泉施設は、天然炭酸温泉「のもん湯」。宿泊者は専用通路から行ける。

撮影不可の施設だけど、清掃時ならと特別に許可をいただき、撮影させていただきました。

日帰り入浴は10時から21時で、Nomon長崎の宿泊者は10時から24時と、朝6時から8時半まで。夜の3時間と朝時間が宿泊者専用。

恐竜の化石が発掘されてきた野母崎。

のもん湯の源泉の「水成分」は4万年前の旧石器時代の雨水が起源。巨大なマンモスが関歩していた時代のもの。「炭酸ガス」は恐竜が生きていた1億年前の地層由来のもの。

脱衣所にも、携帯やカメラを取り出さないようにと厳重注意の張り紙。

入り口の受付でロッカーの鍵をもらってから入るしくみ。宿泊者だけの時間は、鍵が付いてるところを使うのだったかな。

天井も高く大きな浴室。露天風呂はない。

入り口にかけ湯。その隣に現在停止中のサウナと水風呂。

湯船は2つあり、手前の小さいものと、窓際に細長い大きなもの。

右側に仕切りのある洗い場。4つずつ4列で16個のシャワーだったかな。馬油シリーズだけど、トリートメントもある。

大きい方は加温湯船で、循環濾過と記載があるけど、一部かけ流されてる。

湯温は42.5度近くあり、かなり熱め。この季節に源泉風呂を味わおうとすると、これくらいが必要なのかな。

じっとりした肌触りで、湯上がりはねっとり感がある。

夕方は気づかなかったけど、翌朝は湯底に茶褐色の湯の花が漂ってた。

湯口もあって、ほとんど出てない時間もあるし、勢いよく50度前後に加温された熱いのが出てる時もある。

湯船の湯量が減ったら自動投入されるようになってるのかな。循環の湯船なので、循環したお湯が出てきてもよさそうだけど、ちゃんとした加温源泉っぽい。

湯口に薄いオレンジ色の湯の花がねっとり溜まってる。

日帰り入浴施設だからって甘くみてはいけない。信じられないことになんと、含二酸化炭素-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。遊離二酸化炭素がなんと1186mg。炭酸水素イオンが3000mg近く含まれ、成分総計が5000mgを超える源泉。

こんなにすごい泉質なら尚更源泉を味わいたい。

左が加温循環湯船で、右が源泉湯船。

入り口近くにある小さい方の湯船が源泉かけ流し。

源泉温度は28.9度。この日の湯口は29.5度ちょいで、湯船は28.5度。

ほんのり金気臭がし、金属みたいな墨みたいな味。

湯口近くだと少しだけ泡付きがあるけど、驚くほど泡が付く感じではない。むしろ、ざらりとした肌触り。pH 6.4の中性。

気泡かな湯の花かなみたいな細かな浮遊物がたくさん舞ってる。

あ、そうそう、浴室からも軍艦島が見える。女湯からは微妙だったけど、なんとか見える。

部屋からはしっかり見えた。

全17室のうち、温泉付きの部屋が2室。

着いた時には湯は張ってなくて、自分で。ものすごく大きい湯船なのだけど、それほど時間かからずに溜められる。

シャワールームもある。

湯口の横の青いレバーで加温源泉が出る。蓋を開けると水の蛇口も付いていて、熱ければ加水できる。

薄く茶色に色付いたお湯。底には少しだけざらつきがある。

入った時だけ少し泡が付くくらい。湯を足せば身体に大きな泡が付く。湯口は45度から47度で、一気に溜めると43度越え。1時間くらい窓開けて冷まして40度くらいで入る。

40度で入っていてもぽかぽかして、41度くらいかと思う。二酸化炭素の効果って加温してもあるのかな。

湯船から軍艦島が見える。

波の打ち寄せる音を聞きながらぬる湯に身を任せて、時折漁船や観光船の通る音が聞こえる至福。

 

野母崎温泉 Nomon長崎・のもん湯
★★★
含二酸化炭素-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
28.9度
pH 6,4
内風呂(男2 女2)
加水なし 加温循環消毒あり※源泉風呂はかけ流し
2022.12 宿泊

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