花巻の老舗温泉宿、鉛温泉 藤三旅館(岩手)-温泉手帖♨︎ に客室風呂付きの別邸があった。2015年にリニューアルしたみたい。ん?前回訪れた時にあったのかな。藤三旅館 別邸 鉛温泉 心の刻 十三月って、長いので十三月で。
東北新幹線の新花巻駅から車で35分ほど。時間を合わせられれば、新花巻と花巻駅から花巻温泉郷の無料シャトルバスもある。
十三月は全14室が源泉かけ流しの半露天風呂付きで大浴場はないけど、藤三旅館と廊下で繋がっていて、24時間いつでも本館の温泉に入れる。
本館に泊まったのはもう8年も前で、温泉のいいも悪いもまだ分からない頃。記憶も朧でもう一度入ってみたかったので、本館のお風呂行く気満々で訪れた。
玄関のラウンジの外に源泉かけ流しの足湯。
クッションとタオルも用意されてる。
本館と十三月のお客さんは浴衣とスリッパで区別されてる。本館にあるラウンジも無料で利用できる。生ビールやワインなどあるので、飲める人にはいいのかも。夕食前にお酒飲む気にならないので、正直あってもなくてもいいサービス。
タオルは持ち帰り用ではないので #温泉タオル にはカウントせず。
部屋の浴室はかなり広いスペース。フロアマットみたいなクッション性のある床が、冷たくないし柔らかで歩きやすい。
ベッドルームからも洗面所(脱衣場)からも、ガラス戸から出入りできる。
シャワーブースも、浴室と脱衣場のどちら側にも扉があり、自由に行き来できてとても使い勝手がいい。
窓の開閉もできるけど、さすがに東北の真冬の川沿い。絶対に開けない。
ブラインドを開けてると、外から丸見え。橋を歩いている人と目が合う。でも、冬以外は窓を開けて半露天風呂にするの、気持ち良さそう。
湯船は2人でも入れるゆったりサイズ。
この湯口から源泉は出てなくて、加水用のカラン。でも加水して水で埋めなくても、ぬるい源泉で調節してくれるのだそう。
5本の源泉はどれも50度前後だそう。そのうち1本だか一部だかをタンクに貯め、ぬるめの源泉として湯温調節に利用してる。
桂の湯源泉と下の湯源泉の混合泉で48.2度となってるけど、下の湯の湯量を調節して湯温をコントロールするのかな。桂の湯は前回の分析書では60度近い高温泉だった。
源泉は湯底から投入されてる。夕方は40度の適温だったけど、夜は冷えるからか42度に調節されてた。湯口は48度。
泡を伴いながら注がれてるので、身体に泡付きがあり、ふんわりやわらかなお湯。ふわつるの肌触り。
静かに溢れ出るお湯から、しっかり湯量が投入されてることが分かる。
pH 8.2の単純温泉なのだけど、単純泉とは思えない満足感があるお湯。新鮮だからか、消毒もない手を加えない源泉かけ流しだからか。
扉ひとつ挟んで廊下で繋がってる本館 鉛温泉 藤三旅館(岩手)-温泉手帖♨︎ の大浴場。白猿の湯も気軽に行けるのだけど、部屋のお風呂に入らないともったいないような気のするお風呂。
鉛温泉 藤三旅館
★★★★
弱アルカリ性単純温泉
48.2度
pH 8.2
客室半露天風呂14
加水加温循環消毒なし
2024.2 宿泊
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