東北新幹線で宮城の古川へ。陸羽東線に乗り換え50分で鳴子温泉駅。駅からは宿の送迎で約10分。乗り換えがスムーズであれば、ひと駅先の中山平温泉駅が最寄り。
鳴子峡の紅葉に合わせて中山平温泉に。2年前は鳴子温泉に泊まったけど、実は中山平温泉の方が便利。鳴子峡まで歩いて15分!あの大渋滞を回避できる。
しかも、中山平温泉駅から鳴子温泉駅までの電車(2時間に1本)に乗ると、鳴子峡を通過する時ゆっくり進んでくれて、渓谷の紅葉を下から眺めることができる。
その超便利な中山平温泉に、日本秘湯を守る会にも入っている、三百有余年の歴史ある名湯 琢ひでがある。4本の高温の源泉を、湯守がしっかり湯温調整している。
「美肌の湯」全ての条件を持つ、とろりとした肌触りが特徴のお湯。
皮脂や角質を溶かしツルツルの肌にする“アルカリ性”、同じく皮脂を取る作用と、美白効果・紫外線から肌を守る“硫黄泉”。さらに、皮脂や汚れを乳化して洗い流す“炭酸水素塩泉”、肌荒れを防ぐ“硫酸塩泉”。と、美肌へのアピールがすごい。
二階にある芍薬の湯が夜まで女性用。(隣にある石橋の湯と男女入れ替え制)翌朝10時からはまた女性用になってた。
この芍薬の湯には、半露天の樽の湯がある。ぬるめに調整されていて、紅葉した木々を眺めながらゆっくり入れる。2時間に1本、電車が走るのも見られるそう。ここが一番気持ちいい。樽、深いけど。
とろりというか、ぬるり、とろりんという感じで、少し甘みのある香ばしい美味しい硫黄泉。心地いい硫黄臭が漂う。無色の湯。薄い緑色にも見える。
露天風呂は、サンダルや下駄に履き替え、少し階段を下り歩いて行く。今は鶴の湯が女性用。隣の亀の湯が男性用。
熱めなんだけど、とろりとした滑らかな重たい湯に包まれていて、あまり熱くも感じない、ような。冷たい外気に顔は涼しくて、とろりと心地いい。それでも5分過ぎると熱くなる。やっぱり緑に見える。
玄関入ってすぐにある長生の湯が、うなぎ湯を最も感じられるお湯とのこと。確かにとろり。
嬉野温泉や椿温泉のとろりに並ぶとろり具合。ほんとにとろりん。しかも、単純アルカリ泉とかじゃなく、しっかり硫黄臭の炭酸水素塩・硫酸塩泉っていうのが、すごくいい。
混浴の露天風呂につながってる。(女性時間あり)露天風呂は熱かった。内湯で充分。というか、二階の芍薬の湯の半露天樽風呂がとにかく気持ちいい。紅葉めちゃくちゃ綺麗だし。
翌日も、個室休憩付き日帰り入浴で14時までとろり湯三昧。お昼はカレーうどんに温泉卵、生姜飯おにぎり。 あぁ、いい温泉だった。
中山平温泉 名湯秘湯うなぎ湯の宿 琢ひで
★★★★★
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
67.9度
pH 9.3
内湯4 露天風呂4
加水加温循環消毒なし
2017.10.28 宿泊
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