長門湯本温泉は山口県を代表する名湯。音信(おとずれ)川と大寧寺川のほとりに12軒の宿が立ち並ぶ昔ながらの温泉街。
開湯は600年前。室町時代、応永34(1427)年と伝わる山口県で最も古い温泉。
山口の北の端 日本海側なので、新幹線からも空港からもちょっと遠い。山口宇部空港からはレンタカーで75分。
別邸 音信は、プーチンと安倍さんの首脳会談が行われた「長門湯本温泉 大谷山荘(山口) – 温泉手帖♨︎」の別館で、入り口も別。
玄関までは本館一階ロビーのような水盤のある回廊。回廊に面したバーもある。
回廊を通り抜けた先には、竹と丸木を組み合わせた高い天井の、庭と一体化したオープンエアのホール。茶室でお抹茶を頂いてからお部屋へ。
別邸とか離れとか、こじんまりしたイメージあるけど、広々空間。
全18室すべてに露天風呂付き。大谷山荘も別邸 音信も大浴場は循環だけど、部屋の露天風呂は循環なしの源泉掛け流し。源泉がぬるいので加温だけしてある。
バルブが2つあって、湯温と湯量を調整できる。といっても、ちょうどいい温度だったので一切触る必要なし。
40度前後の気持ちいいぬる湯。とろりと滑らかなつるつるの湯感触。消毒臭は感じない。
部屋の露天風呂以外に一階に大浴場もある。
男女別で内湯と露天風呂に、岩盤浴。入浴時間は14時から24時、朝は6時から11時まで。
大きい湯船は42度超え。湯船の側面と底面は木のタイルみたいになってる。部屋の露天風呂と同じ。
内湯はそれほど広くないからか、木の匂いが勝っていて消毒臭はほんの少ししか気にならない。
奥の湯船は寝湯。ちょっと熱い。42.5度くらい。
寝湯の横に水風呂があって、向かいには岩盤浴がある。
バスタオルの棚に、岩盤浴専用のガウンがあるので、それを着て。夕食後に岩盤浴したけど、誰も来ない。ずっとひとりで堪能。
露天風呂はシャワーブースの後ろを通って行くので、使用している人がいたらシャンプーとかソープとかの排水を越えて行かなきゃいけない。ちょっと嫌。脱衣所との出入り口もそう。
少し湯温が熱めなので、顔が涼しい露天風呂が気持ちいい。とろとろのお湯で、つるつる浴感。石鹸おちてないのかと思うほどの、ぬるぬるの湯感触。さすがのアルカリ泉。大浴場のお湯、加水してるとは思えない。
でも、残念ながら加水、加温、循環、消毒あり。ほんとに残念。
長門湯本温泉は、市有1号泉(34.2度 675.0ℓ/分)と市有3号泉(39.0度 234.4ℓ/分)を52度程度に加温して各旅館、施設に配湯しているみたい。別邸 音信の源泉は、この長門市有の1号と3号泉の混合泉で源泉温度34.5度。
共同浴場の「恩湯」は源泉掛け流し、しかも39度のぬる湯だったけど、リニューアル工事中で閉鎖中。2019年の秋にオープン予定だけど、掛け流しのままなのか分からない。
本館の長門湯本温泉 大谷山荘(山口) – 温泉手帖♨︎の大浴場にももちろん入れる。でも大浴場はどちらも循環なので、部屋の露天風呂で十分。
別邸 音信の食事、さすがに美味しかった。
接客のサービスや距離感も「星のやよりいい」と、好評価。よしよし。また来られそう。
長門湯本温泉 別邸 音信
★★★
アルカリ性単純泉
34.5度
pH 9.67
男女別 内湯 露天風呂
加水加温循環消毒あり(客室露天風呂は加水循環なし)
2019.2.2宿泊
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