間人温泉 炭平(京都)

京都から特急きのさきで1時間15分の福知山駅で、北近畿タンゴ鉄道のたんごリレーに乗り換え。約70分の終点網野駅から宿の送迎車で20分ほどの間人。

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間人(たいざ)という地名は、聖徳太子の生母 間人(はしうど)皇后がこの地に移り住んだ際のお礼に、自分の名を村に贈ったもの。村人は恐れ多いと、皇后のご退座にちなみ「たいざ」と読み伝えたそう。

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間人蟹で知られる京丹後市丹後町間人(たいざ)は、自然に囲まれた静かな漁村。間人温泉 炭平は、明治元年創業の老舗旅館だけど、近年のトレンドに見事に乗った露天風呂付き客室や離れのある、洗練された和モダンの温泉旅館。

上に建つ細長い建物が本館で、客室以外に主要な貸切風呂や食事処などがある。

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海側にはこのライブラリー棟や離れなどが並んでいて、6つの貸切風呂のうち唯一ひとつだけがこちらにある。

『桜の湯』は他の5つと違い、有料予約制45分 3,240円なのだけど、19時から朝の6時までは無料開放している。

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春は桜が見えるらしく、海の手前に桜、綺麗だろうな。

これが桜の湯の説明写真。立派。

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季節ごとの眺望はもちろん、夕日や漁火、月など、日本海の情景を楽しめる。今日は小雨ぱらつく曇り。

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かなり広い造りなので天気が良くなくても景色が見えなくても、ゆったり入れる貸切風呂。

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窓を開放すれば爽やかな海風。

オーシャンビューの眺望の貸切風呂は2つあり、もう1つは本館2階にある『海の湯』。

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桜の湯同様、大浴場でもよさそうな広さの湯船。

この日は、ここだけ湯温の調整がうまくいかなかったのか、15時から30分ほど遅れて開錠。

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湯の色が薄茶色に濁っていて泡立ってた。明らかに他の湯船と違う色。

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湯温も42度割れと他よりぬるめ。湯底のぬるぬる感も強かった。

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全ての湯船が循環濾過されているので、理由は分からないけど、少しでもぬるい方がいいことは確か。入りやすかった。

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海はちゃんと見えるけど、あいにくの曇り空。

立ち上がると、離れや道路からも見えてしまうので注意。

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海の湯の入り口付近に、6つの貸切風呂の使用状況が分かるパネルがある。(パネルはライブラリーにもある。)

灯がついているところが使用中。中から鍵を閉めると、浴室の電気が付き、このパネルにも灯がつく仕組み。

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あとの他の4つは同じ場所にある。海の湯を通り抜けて外に出て、階段を上がった山側に貸切風呂棟がある。

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貸切風呂棟に続く階段からは、立派な桜と野面積みの庭園が見える。

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右手前から。

どれも清潔でゆったりとした脱衣所があり、アメニティも揃ってる。

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『月見の湯』は2面が開閉式のガラス窓で、他に比べて開放感がある。

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岩造りの湯船。

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湯船からは日本松が目を引く石庭が眺められる。

次の『ひなの湯』は、唯一の檜の浴室。檜の湯船に、壁一面を覆う木。

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木だらけなのに、湯船の檜は縁だけで残念。とはいえ、木の香りが浴室に立ち込めてる。

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3つ目は『美山の湯』。陶器の湯船と書いてあったけど、陶器って感じじゃなかった。シンプルなよくある湯船。

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窓が全開放されていて、半露天みたいで気持ちいい。庭園の仕切りの向こうは山。

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湯温は43度と熱めで、長くは浸かれない。しっとりした滑らかなお湯ではあるけど、循環で消毒臭もかなりある。

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最後に左端の『すみの湯』。宿の名称の元となった墨壺のデザインをあしらったモザイクタイルを敷き詰めた湯船。

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浅くて、寝湯ができるようになっていて、枕用に立派な丸太が3つ置いてある。

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貸切風呂の利用時間はチェックインの15時から翌朝の10時まで。贅沢にも一晩中入ることができる。

6つもあるので、全部使用中ってことはなかなかなさそうだった。使用中は入り口にも灯りがつく。

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本館の玄関ロビー辺りに掲示されてた。温泉分析書自体は別途保管で掲示されてなかったので、細かいことは分からず。

最初に入った美山の湯で、消毒臭がきつくて循環だと分かり、心が折れた。

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部屋にも内湯。テラス側のドアが開けられるので、半露天みたいにもなる。

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海を眺めながらゆったりといきたいけど、やはり熱め。

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冬の楽しみの松葉蟹。今年は間人蟹を食べに間人に来た。海沿いのおもてなしの宿。

文句はないけど、せめて部屋の内湯はかけ流しだったらよかったのにな。

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間人温泉 炭平

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
36度
pH 8?
貸切風呂6
加水なし 加温循環消毒あり
2019.12.21 宿泊

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