湯田川温泉 九兵衛旅館(山形)

庄内三名湯(湯野浜温泉あつみ温泉湯田川温泉)のひとつに数えられる湯田川温泉は、羽田から1時間で行ける庄内空港から車で20分ちょっとと、かなりの好アクセス。最寄り駅の鶴岡からも20分ほどで、鶴岡城下の奥座敷と言われてる。

 

f:id:ayumu27:20210517230038j:image

 

開湯1300年もの歴史ある湯治場で、昔ながらの町並みも少し残ってる。

 

f:id:ayumu27:20210517231109j:image

 

温泉街には8軒の温泉宿と、2つの共同浴場(田の湯、湯田川温泉 共同浴場 正面の湯(山形) – 温泉手帖♨︎)があり、毎分1000ℓと豊富な湯量の源泉を分配して利用してる。

 

各宿に宿泊すると、共同浴場にも無料で入れる。

 

f:id:ayumu27:20210504213506j:image

 

江戸中期創業の11代続く老舗宿 九兵衛旅館。およそ300年の歴史がある。庄内出身の藤沢周平の常宿としても有名。

 

大浴場は「川の湯」と「山の湯」の男女入れ替え制。20時で入れ替え、翌朝10時まで一晩中入ることができる。

 

f:id:ayumu27:20210504213413j:image

 

川の湯は内風呂だけで、山の湯には露天風呂もある。

 

まずは川の湯。清潔な脱衣所。化粧水などのアメニティもある。

 

f:id:ayumu27:20210504213451j:image

 

ゆったりした広さの浴室の真ん中に楕円形の白いタイルの湯船。奥の壁には金魚の泳ぐ水槽。

 

f:id:ayumu27:20210504213429j:image

 

蔦温泉 蔦温泉旅館(青森) – 温泉手帖♨︎の「久安の湯」も水槽があったけど、訪れた時には川魚はいなかった。正直、お風呂で岩魚を見たいと思わないので、いなくてほっとしたんだった。

 

なんで、お風呂で金魚?個人的にはものすごく抵抗がある。

 

f:id:ayumu27:20210504213433j:image

 

洗い場は右手にあり、シャワーは仕切り付きが3つと、手前にもう1つ。

 

f:id:ayumu27:20210517225326j:image
楕円形の湯船は結構大きめ。手摺りがある部分と、手前側に段差がある。白いタイルがレトロで可愛い。

 

f:id:ayumu27:20210504213601j:image
排湯口からは結構な量がかけ流されてる。この旅館への配湯は毎分90ℓだそう。

 

f:id:ayumu27:20210504213437j:image
ざばざばと投入されている湯口の温度は44.8度。残念ながら加温してる。湯船は42.2度と結構熱くて、ほんの少ししか入っていられない。なんで加温するんだろう。

 

f:id:ayumu27:20210504213459j:image

 

湯口まわりに白い析出物。

 

f:id:ayumu27:20210504213541j:image

 

泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。皮膚細胞を再生し、肌の弾力を回復し引き締める効果がある。しっとり潤うお湯で、湯上がりの肌はしっとりすべすべ。

 

f:id:ayumu27:20210504213545j:image

 

大浴場の他に、貸切風呂が一つある。大浴場は1階に、貸切風呂は3階にある。

 

f:id:ayumu27:20210517225834j:image

 

ドアの札を入浴中にして、中から鍵をかけて入るしくみ。

 

貸切風呂も翌朝までいつでも入れる。

 

f:id:ayumu27:20210517225859j:image

 

家の洗面所のようなこじんまりした脱衣室。

 

f:id:ayumu27:20210517225726j:image

 

湯船はゆったりした大きさの檜風呂。シャワーもある。

 

f:id:ayumu27:20210517225841j:image
縁から湯が溢れ、かけ流されてる。

 

f:id:ayumu27:20210517225743j:image

 

湯口の温度は45度弱で、やっぱり加温してる。

 

f:id:ayumu27:20210517225856j:image

 

湯温は42.6度と熱い。測っただけで、残念だなぁと退散する。檜風呂いいのにな。なんで加温するかな。これ、ぬる湯の源泉かけ流しだったら最高なのにね。

 

f:id:ayumu27:20210517225815j:image

 

姉妹館の湯田川温泉 珠玉や(山形) – 温泉手帖♨︎の貸切風呂にも入ることができるけど、やっぱり加温はしてる。加温のかけ流し。

 

夜の8時からはもうひとつの山の湯が女湯に。

 

f:id:ayumu27:20210517225723j:image

 

少し広めの脱衣所。

 

f:id:ayumu27:20210517225755j:image

 

一列にきっちり仕切りのある洗い場。

 

f:id:ayumu27:20210517225914j:image

 

こちらは内風呂と露天風呂があり、どちらも石風呂。

 

f:id:ayumu27:20210517225800j:image

 

縁の角に石のうさぎがいる。

 

f:id:ayumu27:20210517225917j:image

 

大きな湯船は窓際に位置し、両側に外へ出る扉がある。露天風呂の湯船も窓に接していて、線対称のような配置。

 

f:id:ayumu27:20210518215951j:image

 

夜に入った時は、内風呂の湯口の温度が49度で、湯船が44度超えと、びっくりする熱さでもちろん入っていられなかった。

 

翌朝は湯口が43度で、湯船も41.7度と適温で逆に拍子抜けした。

 

f:id:ayumu27:20210517225733j:image
湯船に入ると、縁から湯が溢れ出る。加温のかけ流し。

 

f:id:ayumu27:20210517225838j:image

 

あとで、温度調節のため浴槽内で循環させているとネットで見かけたけど、はなからかけ流しだと思い込んでたので、真相は分からない。でももし循環なら、もっといい湯加減に調節できそうなもの。日本源泉かけ流し温泉協会加盟で、循環濾過しないことを謳ってるし、循環してないのでは。

 

f:id:ayumu27:20210517225729j:image

 

露天風呂の方が小さめ。

 

f:id:ayumu27:20210517225852j:image

 

こちらも縁から湯がかけ流されてる。

 

f:id:ayumu27:20210517225831j:image

 

湯口の温度は48度ちょっと。朝は少しだけ低かった。

 

f:id:ayumu27:20210517225807j:image

 

湯温は夜は42度ちょい、朝は41.5度。この宿の中では1番ぬるい湯船。浴室で一緒になった人たちは、とりあえずみんなこの湯船に入ってた。

 

f:id:ayumu27:20210517225811j:image

 

湯から出た肌はねっとりで、塩化物泉っぽい。

 

全13室のうち、温泉内風呂付きの客室が5室。

 

f:id:ayumu27:20210517225749j:image

 

メゾネットの客室の2階には、1人用の総ヒバ造りの湯船。

 

f:id:ayumu27:20210519171223j:image

 

かけ流し。チェックインしてすぐに測った湯船は41.5度弱。

 

f:id:ayumu27:20210517225909j:image

 

一旦こちらの囲いに注がれた湯が、下の隙間から染み出すようになってる。

 

f:id:ayumu27:20210517225848j:image

 

蛇口の温度は43度超え。やっぱり加温?ぬる湯好きの旦那さん、とりあえずお湯を止めてた。湯量の調節を自由に出来る客室風呂は高評価。源泉そのものだったら言うことないのに。

 

f:id:ayumu27:20210517225746j:image

 

湯田川温泉 九兵衛旅館
★★
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
42.2度
pH 8.7
1,000ℓ/分
内風呂2 露天風呂1 貸切風呂1
加水循環なし 加温あり 時間外に消毒あり

コメント

error: Content is protected !!