菊池市街地にある菊池温泉から東に15分足らずの菊池渓谷温泉。菊池川沿いに建つ一軒宿の岩蔵は、熊本駅から車で1時間15分ほど、熊本空港からだと40分北上したところにある。
全ての部屋が川に面した離れで全12室。HP見ると16室あるみたいだけど、部屋の説明が分かりづらい。
玄関入ってすぐ、フロントの目の前にある大浴場。真正面なのに分かりにくくて、場所を聞いて恥ずかしかった。
夜は21時までと、びっくりするほど利用時間が短い。朝は6時から。
男女入れ替えはなし。洗面台にドライヤー、脱衣棚には籠が8つ。
引き戸を開けるとすぐに階段があり、階下に浴室がある。足腰丈夫な人しか無理。
窓際に大きめの内風呂、窓の外に露天風呂が見える。
階段の右下に洗い場があり、
シャワーが4つ。
小豆色に見える湯船。湯の色は透明なので、湯船が着色してるのかな。
湯口のパイプも湯に浸かっている部分は茶褐色に染まってる。
湯口から投入されてるのは加温した源泉で、45.5度。源泉温度が41度で、冬場に限らず加温しているのだそう。
とろみのあるお湯で、ぬるつるの肌触り。pH 8.9のアルカリ性。土のような匂いに混じって消毒の匂いが少し。
詳しい成分が分かる分析書はなし。
アルカリ性単純温泉で、飲用可と記載がある。加温消毒ありなのに、飲泉オッケーなの?ほんとに?
湯使いは源泉かけ流し。排湯口から滔々と湯が流れ出てる。床の湯の通り道が赤茶色に染まってる。
湯温は41.5度弱。すごく底冷えする日だったので、適温。部屋のお風呂が熱めで、それよりぬる湯のここが気持ちよかったけど、夜は9時までしか入れない。
露天風呂は渓流のそばで、きっと渓谷を眺めながら入れるのでは。
残念ながら、外気温が冷え込む11月15日から3月17日までの冬季期間中は露天風呂は休止。
湯船は空ではなく、浅く水が溜まっていて、枯れ葉や虫が浮いたり沈んでたり。休止は仕方ないけど、なんか‥。
これなんだろうと思ってたけど、露天風呂に行く通路か。
独泉なので、この縁に頭をのせてふわふわ浮かぶと、とろりと身体が緩む。
全室にかけ流しの温泉が付いてる。
新蔵タイプに泊まったのだけど、恐ろしいほどの寒さだった。部屋もお風呂も。湯上りテラスが併設されてるけど、その扉に手をかけることさえなかった。
シャワーのある洗い場は浴室と扉で仕切れる。
一応、屋根のある半露天風呂だけど、冬の渓谷の寒さ半端ない。
ゆったり大きな切り石の湯船。
45度の加温源泉がざばざばと注がれてる。
湯船のサイズの割に投入量が多いので、湯温は41.8度とちょっと熱め。湯量の調節が出来たらいいのに。
長湯は出来ないし、入る時あちちとなるけど、本当に寒かったので、暖まるためにお風呂に入る分にはちょうどよかった。
なぜだか高級宿みたいな扱いだけど、実際は全然違う。大晦日に泊まるにはがっかりな宿だった。
菊池渓谷温泉 岩蔵
★★★
アルカリ性単純温泉
41度
pH 8.9
300ℓ/分
内風呂(男1 女1)露天風呂(男1 女1)※春夏のみ
加水循環なし 加温消毒あり
2021.12.31 宿泊
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