南城ゆいんち温泉 ユインチホテル南城(沖縄)

沖縄大好きなのに温泉ないのが悲しくて諦めてたけど、意外にもいい温泉が見つかった。

那覇空港からレンタカーで40分。南城市の高台に建つ琉球赤瓦のユインチホテル南城。

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部屋数147室のリゾートホテルで、敷地内に別棟の「天然温泉さしきの猿人の湯」という日帰り入浴施設がある。上の画像の右端の低層階の建物。

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猿人の湯に一番近く、ほぼ隣接した棟に宿泊したので、入りに行きやすかったけど、逆の端っこの棟からとか、ちょっと気軽には来られないほど遠い。

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屋根付きの外廊下を通り、猿ではなくシーサーがお出迎えの温泉棟の玄関へ。

利用時間は6時半から23時まで。平日の朝は7時から。朝はオープン10分くらい前からドア前にスタンバってたけど、時間ジャストにしか開けてくれない。日帰り利用の人たちもじわじわと到着してくる。

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フロントで部屋番号と名前を告げると、名簿でチェックしてからロッカーの鍵とバスタオルを貸してくれる。

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階段を上がった2階が大浴場。

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男女入れ替えはなく、奥が女湯。

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脱衣所の右手にはパウダールーム。人混みがこわくてパウダールーム使わなかったけど、バスタオル返却箱はこちらに。

左手にずらりとロッカーが並んでる。

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浴室の入り口には猿人。

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というか、ここまで猿人についてスルーしてきたけど、もうこんなのいたら無視できない。

最古の人類である猿人の一種アルディピテクス・ラミダスが生まれた頃の太古の化石海水が含まれている温泉なので、猿人の湯。

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浴室に入ると正面がガラス窓になっていて、海が見える。位置的には島の南部の東海岸。

右側に洗い場。シャワーの数は20個。

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かけ湯もあるけど、温泉ではない。

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真ん中の少し高くなったところにまず湯船がひとつ。

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この湯船よりも奥に、窓に沿って細長い湯船がもう一つある。温泉はこの2つ。

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他に左側に水風呂、その横に打たせ湯もあるらしいけど利用停止中で、左手前にサウナ。

日帰り入浴常連さんたちは、例によってサウナと水風呂を行ったり来たり。

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さらに右側の洗い場の奥に薬湯がある。入ってないけど、初日はレモン湯、翌朝はジャスミン湯だった。

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湯船からの眺めがいい。朝焼けの海と南城市の佐敷という町。夜景や星空も見えるらしい。

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手前の真ん中からお湯が外へかけ流されてる。お、かけ流しなんだと改めて。昨日は流れ出てたかしら。

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左手に湯口があり、お湯が出てる。

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昨日は出てなかった気がするけど‥。

源泉温度は52度。加水はしておらず、少し冷ました源泉が注がれてるのだと思う。湯口近くで41.5度、逆側に離れると41度。

下にある窓際の湯船の方が若干ぬるめ。

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濃いオレンジのような赤茶色のお湯。薄荷みたいな薬の匂いがし、顔につくとしょっぱい。塩化物イオンが17,750mgも含まれている強塩泉。じっとりもするけど、きゅっきゅとした肌触りで、湯上がりの肌はねっとり。塩ーって感じ。

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出入り口の段差のところからお湯が出てるのだけど熱い湯ではなく、湯温は41度弱。

夕方は、ほとんど湯が溢れ出てなかったけど、翌朝は気持ちいいほど、縁を超えていく。

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昨日は見られなかった薄いオレンジ色の湯の花が膜のように浮かんでいて、排水口へ流れ込んでいく。

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翌朝の湯温は窓に向かって右手が40.5度とぬるめの適温。

長い湯船。左の奥まで行ってみると、どうやら湯口があるらしく、こちらの方が41度と気持ち湯温が高い。

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壁際の下の方に投入口があるのか、

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端っこにもさもさと、濃い焦げ茶色の湯の花が積もってる。

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沖縄では珍しい天然温泉で加温加水濾過をしてない源泉かけ流し。

敷地内の地底2,119m~1,500mの、約500万年前と約5,400万年前の異なる時代の地層から湧出したものが、地上に上がるまでに自然にブレンドされているのだそう。

泉質は、含ヨウ素-ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉。

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塩分も半端ないけど、ヨウ素が87mgも含まれていて、殺菌効果がある。薬の匂いはこれか。同じく消毒効果のあるメタホウ酸が97mg。

海の近くの強塩泉でしょと思いがちだけど、海水とは異なる多量のヨウ素や鉄分も含んでる。

黄金の湯館の天然温泉付き和室に宿泊。

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正面が全面ガラス張りの明るい浴室で、ゆったり広くシャワーもある。庭に面しているので、曇りガラス。

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内風呂なんだけど、出入り口に瓦屋根が付いていて、さらに天井がなんて言うんだろ、

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透明なとたん屋根みたいなので、透けていて明るい。内風呂だけどテラスみたいな造り。

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充分な広さの湯船に茶褐色のお湯がなみなみと、満たされてはいるけど、

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注がれる源泉は遠慮がち。源泉温度52度だけど、湯口は44度。湯船の温度は40.5度とぬるめのいい湯加減。

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絶えず湯が注がれてはいるけど、排湯口から外へ流れ出てはいない。

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手をつけただけでも、ねっとり感が強く、大浴場と同じとは思えないほどの湯力。

甘みのある出汁味でかなりしょっぱい。当たり前か。

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部屋にいる時、急に激しく流れる音が聞こえだしたので急いで行ってみると、明らかにたくさんの湯量がどばどば注がれていて、縁からも溢れ出てた。

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でも、数分で元の湯量に戻り、溢れ出なくなる。

湯口の中には2つのパイプがあり、どばどば出る時には太い方から50度超えの源泉が注がれてた。冷ましてない源泉そのものっぽい。

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同時に、湯口の下あたりと、

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逆側の側面の真ん中あたりからも、

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多分湯の出入り口があり、熱いのがどばっと注がれ、湯温が41.5度くらいまで一気に上がる。

仕組みがよく分からないけど、濾過はしてないけど、温度調節のために一部循環させてるってやつなのかな。うーん、濾過循環は一切してないと書いてあるから違う仕組みなのか。

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湯船の中にはたくさんオレンジ色の湯の花が舞っていて、底に手をつくとべっとり色がつき、タオルもオレンジ色になる。

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ここまで本格的な温泉があったとはびっくり。沖縄までの心の距離が近くなった。

 

南城ゆいんち温泉 ユインチホテル南城
★★★
含ヨウ素-ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉
52.0度
pH 弱アルカリ性
約187ℓ?/分
加水加温循環なし 消毒あり
男女別大浴場(温泉湯船 女2 男?)
2022.3.5 宿泊

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