淡路島の北部 淡路市に島で唯一という、加水なしの源泉かけ流しの温泉。高速使って徳島空港からだと1時間北上、新神戸駅からだと50分。
海若の宿は2005年に温泉掘削に成功した一軒宿。洲本温泉とか南あわじ温泉とかっていう、温泉地の名前がない。
大浴場は2階の奥にあり、利用時間は夜が24時まで、朝が6時から10時。
手前の家族風呂は、60分3,000円の宿泊者専用貸切風呂。露天風呂付き。
奥に男女別の大浴場。翌朝は男女入れ替え。
着いた日は左側が女湯。
狭いわけではないけど、シンプルな脱衣所。化粧水などのアメニティはあり。
浴室は天井も高く、広々した造り。
縁だけ木造りのゆったりしたサイズの内風呂。
シャワーは下部だけ仕切りがあるタイプで、壁際に6つ並んでる。
湯船から洗い場側に湯が溢れ出てはいなかった気がする。
薄茶色に染まった湯口から、45度前後に加温した湯が投入されてる。
手すりにも薄茶色の析出物。
鉄(II)イオンを含む、単純弱放射能泉。鉄の匂いはほんのり。
源泉温度が38度なので、加温してのかけ流し。
でも、この湯船は縁から溢れず、窓際のこの部分に湯が入っていく。ここから排湯されるのかな。
外へ出ると、しっかり屋根や目隠しがある。目の前が海なので、眺望を優先するか、海風から身を守るか、難しいところ。
出てすぐ右手の湯船は使用されてない。
左奥に石で囲った露天風呂。
こちらから入りたくなるけど、段差がないので、右側の岩の足場があるところから入る。
石で囲まれた湯口はオレンジ色。内風呂と同じ湯温に加温された源泉が注がれてる。
周りの石には、薄茶色のぶつぶつの析出がびっちり。
縁から溢れた湯は、しっかりかけ流されていて、気持ちいい。
自家源泉は敷地内の地下1200mから毎分286ℓも湧いてる。
湯温が40度割れと、うれしいぬる湯の露天風呂。この日はお天気悪く冷たい海風が吹いてたので、寒く感じるくらい。ぬるめの加温有り難い。
pH 7.7の弱アルカリ性。きゅうっとじっとり肌に馴染むような湯感触。湯からあがると、ねっとり感がある。
微妙なくの字型なので、狭くないけど、広くもない。4人サイズかな。
翌朝、大浴場は入れ替え。
脱衣所の広さは同じくらいだけど、内風呂はこちらの方が大きい。
シャワーは仕切りがあるのが5つ並んでいて、
その奥にサウナと立って使うシャワーがひとつ。サウナは休止中。
ガラス張りの向こうには露天風呂と、その先に海も見える。
昨日よりほんの少し熱めだったけど、やっぱり45度ちょっとに加温された湯が投入されてる。湯温は41.5度弱。
湯口は薄茶色でふさっとしてる。
指で触ると、オレンジ色の湯の花が付いてくるし、
湯の中にも細かいのが舞ってる。
オレンジ色の粒。
ガラス窓だけじゃなく、天窓があり、自然光がやわらかい。
もう一つの大浴場と同じで、内風呂は縁から外へは溢れ出ず、ここから。
露天風呂もこちらの方がゆったサイズのように感じる。
ざばざばとかけ流されてる。
おお、これは気持ちがいい。出入り口側だけじゃなく、
反対側からも溢れてる。
オレンジの湯口からは45度の加温湯が出ていて、湯船は41.5度。
昨日のぬる湯を期待してたので、ちょっと熱くて残念だけど、ここからは海まで見える。
部屋に露天風呂の付いてる離れが3つある。
内風呂は普通のお湯。
暖簾がなんか雰囲気が出てうれしい。
大きな湯船に、ほんのり笹濁りのお湯がたっぷり。屋根もしっかりあって安心。
2ヶ所からざばざばかけ流されてる。
しっかりかけ流しで気持ちいい。
湯口は45度弱、湯船は41度弱。湯揉みされるともう少しぬるくなったみたい。夜も少し冷えてたし。我が家にはちょうどいいぬる湯。
あいにくのお天気だったけど、一瞬だけ雲の切れ目から夕陽。
目の前が淡路島サンセットライン。「日本の夕陽百選」にも選ばれてる。
淡路島の温泉 海若の宿
★★★
単純弱放射能泉
pH 7.7
38.3度
286ℓ/分
内風呂(男1 女1)露天風呂(男1 女1)貸切風呂1
加温あり 加水循環消毒なし
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