別府駅から歩いて10分ほどの海沿いに建つ界 別府。大分空港からレンタカーで50分くらい。「別府八湯」の別府温泉にあたる。
元は明治37年創業の老舗大規模ホテル、花菱ホテル。星野リゾートが買取の後、更地にして新しく建てた建物。
2階がフロントなので、こちらの入り口はエレベーター。ちょっと珍しい作り。
足湯やラウンジ、大浴場も2階にある。
一度屋外へ出て、左手に食事処を通り過ぎ、正面の暖簾の先に湯上がりの飲み物があり、
目の前が男湯。
右手のエレベーターで1階に降りたところが
女湯。
これ潜って、下駄を脱いで、
脱衣所に入る前もこの暖簾。いちいち暖簾がかわいい。
利用時間は15時から夜1時まで。男女入れ替えはなく、朝は5時から11時まで。客室数70室なのですごく混んでるかと思いきやそうでもない。
広くて清潔な脱衣所。真ん中スペースにあまりに大きなベンチ。
アメニティもタオル類もお水も揃ってる。
目の前に2つの湯船。光が当たりものすごく濃く色がついてるように見えるけど、実際は茶色の薄濁りといった感じ。
かなり大きな湯船で少し浅い。右が熱めで、左がぬるめ。湯温は熱湯が41度ほど、ぬる湯が39度弱だった。
季節がらざぼん湯。別府らしくていいけど残念ながら、ざぼんの香りの前に消毒臭がしてしまう。
窓の外に紅葉が残ってるのが今年っぽい。ほんと遅かったな。そして暖かい。昼前の湯船からの景色、綺麗だった。
壁には臼杵焼きの白いお花。8種類の山の花に混じって、
お地蔵さんが2つ。
洗い場は右の壁際にシャワーが10個。
2つの湯船はどちらも循環だけど、かけ流しと併用。
ぬる湯の湯口からは湯が出てなくて、湯口は熱湯の方だけ。42.5度ちょいのお湯が出てた。加水も加温もある循環なので、せめて湯口だけは源泉だったりしたらいいのに。
熱湯からぬる湯へお湯が流れ込む仕組み。
ぬる湯側から見るとこんな感じで、結構な湯量が流れ込んでくるのが分かる。
真ん中の仕切りもそれほど高さはなく、人の出入りや動きで、湯が縁を超えていく。
循環だけどかけ流しと併用で、ぬる湯の湯船の排湯口からは湯が流れ出てる。溢れ出てるのが視覚的に見えるだけで、気持ちよさが違う。
人が湯に入ったり、歩くと、縁からも溢れるので、
湯船の周りは焦茶色に染まってる。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。ざらっとした湯感触。保湿成分のメタケイ酸も多く含んでるけど、循環消毒ありなので残念。
男女入れ替えはなく、それぞれ内風呂が2つと露天風呂。
露天風呂は別府石に囲まれた湯船。
こちらは42.5度強。3つの湯船の温度差が絶妙。
露天風呂付きの部屋。
シャワールームは室内にある。
目の前が海。
湯温は42度から42.5度に設定されてた。たまに湯口から出るお湯が熱くなっていき47.5度超えまで上がると、湯船も42.5度くらいに。
せっかくの別府なのに源泉を味わえないのは残念。
でも日の出が眺められる絶景の露天風呂。
別府温泉 界 別府
★★
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
57.6度
pH 7.4
内風呂(男2 女2)露天風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒あり
2025.1 宿泊
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