大鰐温泉 ヤマニ仙遊館(青森)

津軽の奥座敷、大鰐温泉は、開湯800年の歴史を持つ温泉地。

青森空港からも、新幹線の新青森駅からも、青森駅からも車で40〜50分ほど。最寄りの大鰐温泉駅から温泉街までは歩いて10分前後。

明治5年創業のヤマニ仙遊館。現在の建物は明治30年に建てられたもので、大鰐温泉で最も古い旅館。現在のご主人が5代目。

日本文化遺産を守る会の会員なので、秘湯を守る会のスタンプを押してもらえる。

近隣に住む裕福な家から多くの湯治客がやってきたそうで、金木の津島家も訪れていた宿。太宰治をはじめ、多くの文人に親しまれてきた当時のままの部屋に宿泊できる。

大浴場は1階で、夜は23時まで、朝は5時から8時半まで。男女入れ替えはなし。

男湯は玄関入って左手の半階下がったところ。

レトロなタイルの素敵な流しがある。

ウォーターサーバーも完備。

脱衣所には、鍵付きロッカーが6つと、籠が右に2つ、左端に4つ。

浴室はさらにレトロな空間。楕円形の内風呂が奥に。手前が洗い場で右手にシャワーがひとつ。

左手に3つのシャワー。こんなところにまでタイルが施されたお洒落過ぎる浴室。

大正から昭和初期の後藤新平や太宰治が入浴していた頃の浴場撮影の葉書を参考に、現代風に再現工事を行った大正レトロ風呂「浪漫の泉」。

細かいタイルの縁を超えて、湯がかけ流されてる。完全かけ流しの湯船。

ワニの湯口からは、61度近い源泉が注がれてる。隣のカランで加水してもいいみたい。

こんな可愛いタイルの湯船初めて見た。まだ他のお客さんが着いてなかったので、許可を得て男湯に入らせてもらったのだけど、もう入れないのかと思うと出るのが名残惜しくて。

女湯は玄関の右奥にある。

籠が6つ、鍵付きロッカーも6つ。スリッパのまま入っていいのだけど、その後どこにスリッパ置くのか謎だった。

女湯はガラス窓がステンドグラス。

やばい素敵さでずっと見てられる。

洗い場にはシャワーが4個。全11室の宿なので、そんなに混み合うこともない。夕食なしが大多数なのか、遅い時間にチェックインし、寝る前にお風呂に入るくらいの宿泊者が多い印象。温泉目的ではなさそうな。

温泉目的で充分な湯使いの宿。

マジョリカタイルも可愛いけど、縁の小さなタイルも可愛い。ぽこぽこのタイルをすり抜けて、湯が溢れ出てる。

鎌倉時代建久年間の開湯。藩政期は「津軽の奥座敷」として名をはせ、江戸時代の温泉番付表では別格の「行事」に名を連ねた大鰐温泉。鰐は地名で、鰐と温泉は関係ない。

源泉は、4本の混合泉で大鰐統合源泉。源泉温度は68.8度で、仙遊館では61度近い源泉が注がれてる。チェックイン後、一番乗りで入ったときの湯船は43度だった。湯口のそばはとびきり熱い。

ワニの顔の隣のカランでお水を投入し、入れる適温にして入った。独泉だからできること。

湯口側の段差が広めで、もし誰かと一緒だと位置に迷う。4人までなサイズかな。

塩化物泉のねっとり感と、硫酸塩泉のしっとりもっちり感がちゃんとあるナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。ふんわりしたお湯だけど、肌をさするときゅうきゅうと手のひらが吸い付く。pH 7.0の中性。

湯上がりのもっちり肌が持続する。久しぶりに美肌の湯の硫酸塩泉を体感した。

 

大鰐温泉 ヤマニ仙遊館
★★★★
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
68.8度
pH 7.0
内風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒なし
2026.10 宿泊

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