藁葺き屋根の湯の花小屋と白い噴気が立ちのぼる風景。別府市西部の高台に位置する別府八湯のひとつ明礬温泉。

相変わらず岡本屋売店がすごい混雑なので、賑やかなイメージがあるけど、一本道を入ればのどかな温泉地。

静かで落ち着いた山際に位置する豊前屋旅館は、昭和30年代から続く家族経営の旅館で、宿泊は一日3組のみ。

日帰り入浴は11時から16時まで、500円で利用できる。

1階の奥にある大浴場。右が女湯。

こじんまりした清潔な脱衣所に籠が6つ。洗面台もひとつあった気がする。

2018年にリニューアルしたらしいので、浴室もその時なのか、すごく清潔で新しく見える。

手前の洗い場にシャワーがひとつ。宿泊者が3組なので、ひとつで十分。

内風呂がひとつのシンプルな浴室。2面が窓で、新緑と空が眩しく明るい。

かなり高い天井は、上で男湯と繋がってる。

4人サイズくらいの湯船は、中は木造り。

底も木板で、簀子ほどの撓みはない板張りが足裏やお尻に優しい。

排湯の切り込みから、さらさらとかけ流されていて、湯面に浮いてる湯の花が吸い込まれるように外へ流れ出てる。

湯の花まみれのクリーム色の析出が、ザ硫黄泉。濃厚な硫黄臭で、少しゴムが焦げた匂いもするけど、鼻につーんとくるのではなく、腐った卵とも違う、まったり美味しそうで嗅ぎたくて仕方ない感じの。

自然湧出の自家源泉は、pH 5.3の弱酸性。濃い成分をしっかり感じる肌触りだけど、なめらかで柔らかな湯感触。つるりと滑らかな肌触りで、きしむというより、むっちり吸い付く感じ。

石垣風の壁から竹の湯口。中に塩ビ管かな。てろりとカーテンのように垂れ下がった湯の花が、うぅ、たまらん。

竹の湯口の先にもこれでもかと溜まってる。もったりと溜まりに溜まった黄みがかったグレーの湯の花。

ねっとり固形物のように指に乗る湯の花だけど、湯に沈めるとさらさらと細かく溶けていく。

透明感のあるお湯に白い湯の花が浮いてるようにも見えるのだけど、膝がぎり見えるくらいの濁り具合。
源泉温度は63.5度。この時の湯口は57度超えで、湯船は42度だった。

湯口の向こう側には、源泉の分配桶があり、男湯と女湯に配湯されてる。

好き過ぎる濃厚な香りと湯感触に誘われて、別府滞在中に即再訪。
その日の湯温は脅威の46度。上だけだよねと、出来るだけ手を突っ込み測ったけど45度。これはもうお水を入れさせてもらわないと入ることができない。

加水用のカランがあるので、昨日の42度までなら許されるのでは、と。硫黄で真っ黒で真っ白なカラン、ありがたや。
独泉だったので加水できたけど、誰かと一緒だとむずかしいかな。
明礬温泉豊前屋旅館
★★★★
単純硫黄温泉
63.5度
pH 5.3
内風呂(男1 女1)
加水加温循環消毒なし
2026.9 日帰り入浴


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