日本屈指の強アルカリ泉、白馬八方温泉。水素イオン濃度なんとpH11.4。
長野駅からレンタカーで1時間弱の白馬村の西部、八方尾根の麓に位置する温泉地で、80軒ほどの宿や入浴施設がある。
泉源は北アルプスの白馬槍ヶ岳(2,903m)直下の南俣川右岸にあり、そこから引湯してる。
1号井と3号井を混合した源泉が、5つの日帰り入浴施設、約75軒の宿泊施設、3つの足湯に供給されてる。
pH11.4は日本でも有数の高アルカリ泉。古い角質を除去してくれるので、湯上りの肌はするするの美肌の湯。
溶存物質が128mgしかない、成分が薄い温泉で無色透明、無味無臭。
5月に桜。寒いところなんだろうな。
山の郷ホテル白馬ひふみには、美肌の湯を源泉のまま楽しめる半露天風呂付客室が6タイプある。
泊まったのは「和み」。
露天風呂といってもほぼ室内の浴室。大きな窓があるので、開ければまぁ半露天風呂。でも眺望があるわけではなく、目隠しの葦簀がかかってた気がする。
HPを見ると、2017年にリニューアルされた「季」と「千」は、テラスのようなところに湯船がある露天風呂みたい。
露天風呂に全くこだわりない、むしろ窓がある室内の方がすき。
とても清潔で、まだ新しい感じが保たれてる浴室。
檜の湯船は見た目以上の大きさで、お湯が溜まるのにも結構時間がかかる。
山から引湯されている源泉は、動力とか使わずにそのままの勢いで3階まで上がり、湯船に注がれているそう。
白馬八方の源泉は、日本最高水準の溶存水素量を誇る国内唯一の天然水素泉と言われてる。高濃度の水素が溶け込んでいるので、アンチエイジングの効果が期待できるんだとか。老化の抑制、病気の予防など水素由来の抗酸化作用がある。
蛇口が3つあり、1番右が源泉。ひねると木の湯口から源泉が出てくる。48度の源泉でちょっと熱め。
左側の2つの蛇口は水とお湯。湯温調節のため。
葛みたいにとろりとしたお湯で、泡を含みながら投入されるのでふわふわの肌触り。そのあとはぬるぬるではなく、きゅうっと肌に吸い付くような感触。
このかけ流しを好きな温度で好きな時に堪能できるのは贅沢。というか、これを味わえない、循環の大浴場はちょっと残念。
大浴場は2つで男女入れ替え制。夜は23時までで、朝は6時からチェックアウトまで。
大きい方が2階にある懐(かい)の湯。(HPの写真)
檜の湯船と載ってたけど、縁だけ檜。大きな湯船。常に新しい源泉を注ぐ放流式とHPにあるけど、脱衣所には循環濾過って掲示してあるので、併用なのかな。
もうひとつの和の湯は、小さな浴場。この2つが入れ替え制。
もう1つ、チェックイン時にフロントで予約できる、60分無料の貸切風呂が結いの湯。1階の和の湯の隣にある。
和の湯より少し小さいくらいかな。こちらも循環。
アルカリ泉のぬるぬる感はなく、ふわっとした肌触り。
42度以上あって熱め。部屋のお風呂と差があり過ぎて、入る意味を見いだせない。
夜ごはんに新鮮な山菜の天ぷら。美味しかった。立派なノドグロの塩焼きもお漬物も。
白馬八方温泉 山の郷ホテル白馬ひふみ
★★★
アルカリ性単純温泉
48.1度
pH 11.4
内湯(男1女1貸切1)客室風呂6
加水なし 加温循環消毒あり
※客室風呂は加水加温循環消毒なし
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