京都駅から湖西線で20分足らずのおごと温泉駅。アクセスのいい温泉地だけど、なかなかいい湯に入れるわけではない。
里湯昔話 雄山荘は琵琶湖を見下ろす高台に建つ宿で、全101室。連絡するとおごと温泉駅まで送迎してくれる。
別館の1階に大浴場があり、本館からは3階の連絡通路から別館に行き、エレベーターで1階へというかなりの遠さ。
近江昔話をモチーフに、男湯は「弁慶の引摺り鐘」、女湯は「天女の舞」という名称。
利用時間は夜24時までで、朝は6時から9時まで。浴室の写真はHPなどから。
広々した脱衣所でバスタオルは備え付け。浴室は階下にある造りで、脱衣所から出ると左右どちらにでも降りられる階段。
両端に洗い場があり、壁際にシャワーが並んでる。7個ずつで14個だったかな。
湯船は縁だけ木で、滑らないように溝の逆みたいなぼこぼこにしてある縁。ちょっと珍しい。
湯口は階段の踊り場の下、真ん中にあり、42度ほど。しっかり塩素臭がする湯口で、湯船は41.5度。循環特有のふんわり感のある肌触り。
源泉は雄琴源泉の市第4号泉と5号泉の混合泉。びわこ緑水亭と同じ。源泉温度は25.6度なので、加温循環で利用。美肌の湯を謳うけど、循環して消毒してるお湯が肌にいいとは思えない不思議。
外に出るとまずサウナがある。奥に見えてるのは、なんと源泉風呂。ただ、サウナの隣にあるので、水風呂代わりにされていて微妙。
水風呂が必要な方は壁際のシャワーを使ってと注意書きはあるけど。
人が湯船から出ると補充するみたいに湯口から出てくるしくみ。湯口は37.5度だったので加温あり。湯船は33.5度だった。源泉風呂あるのすごいけど、縁から溢れ出るかけ流しではないのであまり心地よくもない。
露天風呂は総檜造り。ジェット湯と気泡湯になってて、奥に打たせ湯。普通の温泉でいいような気がするけど、加温循環だから、もはやこんなふうにした方がまぎれるかな。湯温は41.5度弱だった。
なんでこの宿に決めたのかは、男湯の露天風呂の桜が綺麗だったから。HPか何かで見た光景、ちょうどいい感じだったみたい。いいなぁ。
湧出量は、1日に360立方メートルの利用量とあり、計算合ってれば毎分250ℓってことなのかな。
101室中51室に露天風呂が付いてるというすごさ。
シャワールームもある。
チェックイン時は空の状態。冷たい源泉と熱い普通のお湯を出せるように、蛇口が2つあるタイプ。
源泉蛇口からは14度前後の源泉が出る。
結構がっしりした湯船。源泉だけで溜めて、熱いのを足して湯温調整しようとしたらなかなか大変だった。熱い源泉に加水して調節するより難しい。ちゃんと湯口でいい加減にして注いだ方が良さそう。結局、源泉をうまく味わえない感じで少し残念だった。
琵琶湖の眺め。
源泉そのままは、とぅるんとした湯感触でアルカリ感がしっかりある。けど冷たい。大浴場では加温源泉出してるのだから、加温源泉の蛇口と冷たい源泉蛇口にしてくれたら最高なのに。
おごと温泉 里湯昔話 雄山荘
★
単純温泉
25.6度
pH 9.07
250ℓ/分
内風呂(男1 女1) 露天風呂(男2 女2)
加温循環消毒あり 加水なし
2025.4 宿泊
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