上諏訪温泉 しんゆ(長野)

温泉手帖つけ始めてから、4度目の上諏訪温泉。なかなか難しい上諏訪の宿。今回は大正15年創業の老舗宿 蓼科親湯温泉が、2011年に温泉宿をリニューアルオープンさせた上諏訪温泉しんゆ。上諏訪温泉 寛ぎの諏訪の湯宿 萃sui-諏訪湖(長野)-温泉手帖♨︎ の姉妹館。

萃suiの並びで、諏訪湖の目の前の立地。元は源湯の宿 緑水という旅館で、名前の通り敷地内に緑色の塚原源泉という自家源泉が湧出してる。

2022年にリニューアルされた大浴場。3階に男湯、2階に女湯があり、利用時間は夜中の1時までで、朝は4時から9時半まで。

広い脱衣所。下足箱にはスリッパ入れたい人用にナイロン袋がある。お水以外にかりんジュースがあり、つい飲んでしまう。

脱衣棚はこんな風で、着替えエリア以外のスペースが特に広い。

タイル張りで畳敷きの個性的な浴室。すぐ右手に水風呂とサウナ。サウナは23時まで。

左手が洗い場。深めの仕切りがあり、スペースもゆったり。シャワーは14個かな。洗い場も全部畳敷き。

右奥の角にL字型の内風呂。前の宿の内風呂そのままだと思う。赤いタイルが可愛い。

緑色ではなく琥珀色に見えるお湯。タイルが反射してるのもあるのかな。緑色だと思いってたから、少し驚く。

循環だけど湯口がぬるぬる。湯口46度で、湯船は41度弱だった。

循環なの分かっていて来たけど、かけ流しとの併用みたい。

しんゆの“美翠源泉”は、敷地内に湧く自家源泉。薄緑色の源泉だったようなので、硫黄の香りがするのかなと想像してたけど、琥珀色だった。七ツ釜源泉と混合してるのもあるのかな。95%が自家源泉みたい。

pH8.49の弱アルカリ性の単純温泉。1日50tの豊富な湯量は上諏訪温泉で唯一、とHPにあるので、毎分34ℓくらいか。それでは足りなくて、5%でも七ツ釜源泉を混ぜるしかないのかな。

かつては露天風呂だったらしい小さな湯船は「プラナカン・エアーバス」という内風呂に。

圧巻のアンティークタイルを眺めながら入る。内風呂とほぼ同じ40.5度強。

貸切風呂が3つあり2,000円の有料だけど、無料で入れるプランだったので、壱の湯に。

フロントで鍵を借りて2階へ。

ゆったりした脱衣所に、

区切られた洗い場スペースもある。

半露天風呂というより、内風呂。大浴場の琥珀色とは違い、薄い黄色がかった透明な湯。

源泉かけ流しなので、しっかり混ぜてから。源泉温度は55.3度と熱いので、上だけ熱くなりがち。

湯口は57.5度、湯船は40.5度とぬるめだった。1組終わるごとにばーっと加水するのかなと思いきや、湯口の横にカランがあり自由に加水できるしくみ。誰がどこで加水したかは分からない。

つかっていると、表面を滑ってくる熱い湯が本当に熱い。つるつるきゅっきゅの肌触りで、湯口からは土の匂いがする。保湿成分のメタケイ酸、殺菌効果のあるメタホウ残念を含んでる。

外に溢れ出るのではなく、こちらから排湯されるみたい。側面が少しぬるりとする。

全38室のうち8室が半露天風呂付き。2022年にリニューアルされた部屋。

シャワールームの先に広めの浴室スペース。

大きなガラス窓で諏訪湖を一望できるけど、窓はほんの少ししか開かない。部屋の窓も少ししか開かない。花火大会の写真撮ろうとしたけど、残念な感じだった。せっかく目の前にあがるのに。

脱衣所からじゃなく、部屋からも直接テラスみたいに出入りできる。

すごくいい眺めではあるけど、季節がら西陽がやばかった。部屋も。

湯口からは58.5度の源泉が出てる。チェックイン時に測ったら、湯船が47度で引いたけど、ものすごく湯搔きしたら、42.5度くらいだった。大きな湯船なので、しっかり混ぜないと、上だけ熱い。

源泉、お湯、水のカランで自由に調整できる優れもの。萃suiの部屋風呂も同じだった。大きな湯船なので、加水し過ぎたら、底の方がぬる過ぎてしまうので注意しながら。

貸切風呂と同じ、縁は越えずにここから排湯。

薄い黄色、薄緑色にも見えるお湯。薄茶色のとろりとした湯の花がそよそよ。

部屋風呂の源泉かけ流しと、大浴場では雲泥の差。せめて、あのプラナカン・エアーバスを源泉かけ流しにしたらいいのに。

 

上諏訪温泉 しんゆ
★★★
単純温泉
55.3度
pH 8.49
52ℓ/分
内風呂(男1女1)貸切風呂3
加温加水循環消毒あり※貸切、客室風呂は加温循環消毒なし
2025.9 宿泊

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