星野温泉は明治時代には赤岩鉱泉と呼ばれる草津の仕上げ湯だったそう。草津温泉に入った後、柔らかな泉質を求めて立ち寄る湯。
大正2年に新たな源泉の掘削をし、大正4年に星野温泉として開湯。
美肌の湯として文化人を始めとする人々の間で評判になり、現在の星のや軽井沢に至る。
星のや軽井沢の温泉は2つ。
星野温泉 トンボの湯(長野) – 温泉手帖♨︎は言わずと知れた日帰り入浴施設。開放感ある大きな窓と肩まで浸かる深さの内湯、岩の露天風呂。
ただ、あまりに人が多くていいイメージがない。今回は、宿泊者だからこそ味わえる朝の一番風呂。これは気持ちよかった。
もう一つの温泉は、メディテイションバスという入浴施設。
源泉はトンボの湯とは異なる39.2度の明星の湯。
長湯に適する39~40℃に保たれた、宿泊者専用の温泉で、五感に働きかけて心身の癒しを促すというコンセプト。
まず右手に打たせ湯のような滝が3つ。湯口にも思えるけど、多分打たせ湯でいいのだと思う。暖かい。
正面にはサウナと水風呂。
左手には半個室みたいに区切られたシャワーが4つ。
湯の中の階段を降り、打たせ湯の脇から明るい浴室へ。
光のエリア。夜中しか入らなかったので、昼間の明るさは分からない。
けど、HPのはおそらく昼間の写真で、夜よりも安らかな光に包まれた空間になってる。
この光のエリアでお湯が馴染んだら、奥にある暗闇のエリアへ行き、外界からの刺激を遮断した闇に包まれ感覚を研ぎ澄ますらしいのだけど
この入り口‥。ひとりで入る勇気はない。
光と闇を行き来するうちにいつしか無心になる、瞑想の感覚を体感するというものだけど、なかなか難しいような。
これが全体図。
瞑想はどうあれ、15時から翌朝10時まで好きな時間にぬる湯を堪能できるのはすごくいい。ゆっくりのんびり暖まれる。
消毒臭は、気にならない程度。柔らかくしっとりと肌に馴染むお湯。とにかくぬる湯がいい。
夜は星がめっちゃくちゃ綺麗。あまりに綺麗で、星を見ながら部屋に戻っていると、新年早々流れ星も見えた。
星野温泉 星のや軽井沢 メディテイションバス
★★
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
39.2度
pH 7.7
内湯 サウナ 水風呂
加温消毒あり 加水循環なし
2019.1.1-3宿泊
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