豊臣秀吉の居城、長浜城跡から湧き出た長浜太閤温泉。東海道新幹線の米原駅から車で20分ほど。
昭和58年に湧出した温泉で、琵琶湖湖畔の3つの宿で利用されてたけど、国民宿舎 豊公荘がコロナ禍で廃業し、現在は浜湖月とホテル&リゾーツ 長浜(旧長浜ロイヤルホテル)の2つ。
浜湖月は明治創業の温泉料亭旅館。
大浴場は2階に男湯、3階に女湯で、男女入れ替えはなし。利用時間は夜25時まで、朝は5時から8時半までと早めに終わる。
全8室の宿なので、脱衣所は充分な広さ。アメニティも揃っていて、フェイスタオルとバスタオルも備え付け。
浴室に入ると立って浴びる仕様のシャワーが2つ。
洗い場は気持ちだけ仕切りがあるタイプで、合わせて全部で13個のシャワー。
大きめの内風呂と、露天風呂は1人サイズの湯船が3つ。
ほんのり茶色みのある透明なお湯。
湯温は41.3度と熱すぎない。翌朝、すごく熱く感じて、朝は42度設定なのかなと思いながら測ったら昨日と変わらず。
湯口だったらしき丸太からは何も出てなくて、背後の湯温計も動いてない。
湯船の中に流れがあり、循環していて、縁からは溢れ出ない。
でも、人の出入りがあるからか、縁の側面は成分に染まった様相に見える。
源泉温度19度の冷鉱泉で、総鉄イオンを11.7mg含むことによる温泉法上の温泉。浜湖月には温泉分析書が見当たらなかったので、旧長浜ロイヤルホテルのもので確認。
違う宿なので、同じ利用状況かは分からないけど、加水はせずに加温循環で利用してるのかな。循環特有のふわっと感があるけど、肌をさするときゅうっときしむ。消毒臭がきつくないのが助かるけど、鉄臭も感じない。
立てば琵琶湖が見える。目の前は豊公園。
秀吉が長浜城に移り男子が出生したことから“子宝の湯”と呼ばれるようになった秀吉ゆかりの温泉だと説明書きがあるけど、歴史の古い温泉ではなく、昭和58年に湧出した新しい温泉。
3つ並ぶ湯船は信楽焼。露天風呂も内風呂と同じ41.3度設定みたい。でも一番奥だけ41度割れ。ひとつぬるめにしてあるのかなと思ったけど、翌朝は真ん中だけが41度割れ。おそらく同じ設定なんだけど、追い焚きのタイミングで変わってるだけかと。
全室に、琵琶湖が一望できる信楽焼きの露天風呂付。
シャワーブースもある。
湯船は一滴も溢れない循環だけど、設定温度は自由に出来たみたい。
大浴場の内風呂しか入ってないけど、加温循環であまり含鉄泉らしさを感じない。でも、出てからのぽかぽか持続は確かにある。芯から温まる鉄泉ゆえかな。
長浜太閤温泉 浜湖月
★
温泉法上の温泉(鉄イオンを有する)
19.9度
pH 6.6
92.2ℓ/分
男女別露天風呂付き内風呂
加水なし 加温循環消毒あり
2023.10 宿泊
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