四万温泉 時わすれの宿 佳元(群馬)

吾妻郡中之条町にある四万温泉。峩々温泉(宮城)-温泉手帖♨︎ 湯平温泉 右丸旅館(大分)-温泉手帖♨︎と共に胃腸病に効く温泉として知られる日本三大胃腸病の名湯。

四万温泉の起源には2つの説があり、どちらも平安時代の話。湯宿は、永禄6年(1565年)の戦国時代末期に初めて開かれたといわれ、古くから草津の仕上げ湯として 460年もの歴史がある。

四万川沿いに温泉街があり、5つのエリアに分けられ宿は32軒。四万温泉 積善館(群馬)-温泉手帖♨︎ などは新湯地区。

今回泊まるお宿は、ゆずりは地区の時わすれの宿 佳元。

大浴場は1階にあり、

男湯と女湯の間に、

貸切風呂がある。

幸泉乃湯は朝6時から23時まで、30分を目処に無料で利用できる。空いていれば中から鍵をかけて入る。鍵をかけると、看板に灯りがともるしくみ。

洗面台もドライヤーやアメニティもある。タオルは部屋から。

洗い場もゆったりした造り。湯使いは、縁から全く溢れない循環で、この日は41.3度ほど。熱く加温し過ぎてなくていい。

大浴場は男女入れ替えはなく、一晩中入ることができる。

化粧水などのアメニティは試供品サイズの小袋、ドライヤーはダイソンが2つ。

浴室は手前に洗い場、シャワーが壁際に3つ並び、内風呂と、ガラス戸の向こうに露天風呂が見えてる。

広い湯船。測った時は、湯口から46度弱の湯が出ていて、湯船は41度弱だったけど、循環なので湯船の中も湯の出入りがある。

加水も加温もしてる。源泉は湯の泉の湯と山鳥の湯の混合泉。これは、ゆずりは飲泉所と同じ源泉。

四万温泉の一番奥、日向見地区にある共同湯「御夢想の湯」は四万温泉発祥の地。ここは源泉かけ流しで、3本の源泉、湯の泉の湯、山鳥の湯、御夢想の湯の混合泉。

御夢想の湯以外の2本を利用しているということは、ゆずりは地区というより日向見地区なのではと思うけど、細かいことはよく分からない。

2本の混合泉は源泉温度48度で、毎分18.9ℓしか湧出していないので、加水も加温もやむなし。

循環だけど、湯船に浸かっていると、縁から溢れ出ていて、なんとなく気持ち悪くない。

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。飲泉ばかり気になるけど、皮膚細胞を再生し、肌の弾力を回復して引き締めてくれる美肌の湯。加水加温循環で効果あるか分からないけど。じっとりした肌触り。

紅葉はまだだけど、露天風呂に行くのは寒い季節に突入してた。

簀子を気持ち駆け足で。

内風呂よりは小さめの湯船。かけ流ししてたことがあるのかな、と思うような縁の石についた真っ白なもこもこ析出物。

湯口はべったり焦茶色に色付いてる。この時は44.5度の湯が出てた。湯船は43度とすごく熱いのだけど、外気が寒いのでとりあえず入れる。

全8室のうち3室が露天風呂付き。

こちらの部屋は「欅」。シャワールームもついてる。

源泉かけ流しと謳ってるけど、縁からかけ流されてはいない。

湯船に入るとその分は溢れ出る、ので、縁はこんな感じに。

湯口から出るお湯の温度はまちまち。設定温度に合わせて、その都度湯温が変わるのかな。湯船は着いた時は41.3度。貸切風呂と同じだった。翌朝は41度。

湯船の側面からも同じように湯が出入りしてる。つまりは循環かと。定義が分からないけど、もしかしたら大浴場のように、加水はしてないということか。

この側面から出るお湯が泡を伴っているので、細かい気泡がたくさん。身体に泡付きがあり、ふんわりふわつるの肌触り。

溢れた分だけ投入されるので、大浴場と同じく気持ちはいい。でも、かけ流しだと思って来たからがっかり。

せっかく四万温泉に来るなら、“四万の病を癒やす霊泉”を堪能したいので、源泉かけ流しの湯に入りたい。四万温泉は源泉が多い、豊富ってどこのことよ。調べ直そう。

だけど、ここのお食事めちゃくちゃ美味しい。また来たいレベルで美味しい。

 

四万温泉 時わすれの宿 佳元
★★
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
48.2度
pH 8.9
18.9ℓ/分
加水加温循環消毒あり
内風呂(男1 女1)露天風呂(男1 女1)貸切1
2023.10 宿泊

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