神明温泉 湯元 すぎ嶋(岐阜)

奥美濃岐阜県関市板取にある秘湯の神明温泉。一軒宿の湯元 すぎ嶋は、150年前に建てられた豪農の屋敷を移築して造られている。部屋は全12室。秘湯を守る会。

 

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到着するとまず、宿泊者専用の貸切露天風呂の予約をとる。当日と翌朝の2回とれるそうだけど、16時過ぎに到着した時にはほとんど埋まっていて、翌朝は全く空きなし、その日も夕食時間か23時以降しか空いてなかった。

 

とりあえず、20分だけでも入れるかなと、夕食時間にかぶせて予約。

 

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本館の奥から外履きに替えて外へ。

 

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竹林を抜けた高台にある。

 

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貸切風呂は2つで

 

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手前が高賀山、奥が明神山。

 

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予約したのは明神山だけど、まだ高賀山に誰も来てなかったので、一瞬お邪魔して。

 

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ゆったりめの脱衣所の向こうに木々に囲まれた露天風呂。檜の湯船。シャワーもついてる。

 

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明神山も同じような脱衣所。

 

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露天だけど、湯船の上には屋根がある。

 

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きちんとした檜の湯船で嬉しい。とても清潔で綺麗。樹齢400年の総高野槙作り。

 

無色透明のお湯がなみなみと注がれ、かけ流されてる。

 

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加温のみの源泉かけ流し。湯口の温度は43度で、湯船は40度弱。

 

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しっかり硫黄の香りがする。ぬっるぬるの肌触りで、めちゃくちゃ気持ちいい。

 

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白いぬるりとした湯の花がたくさんこびり付いてる。

 

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程よい湯温で、硫黄の匂いもぬるぬる肌触りも心地よく、一人きりでかけ流しを堪能できる。夕食の時間があるので、10分も入っていられず残念。

 

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すぐそばを板取川が流れてる。トンビみたいな鳥が鳴いていて、山側からは鹿かな?ガサゴソ音がして鳴き声もする。夜に独りは勇気いる。

 

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大浴場は、帳場の前の廊下を進んだ先にあり、男女入れ替えはなく、夜は1時まで朝は6時から。

 

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コロナ対策で人数制限がある。入り口の前にスリッパ止めが置いてあり、その数の分だけしか入れない仕組み。

 

でも、その説明が甘いので、スリッパ止め要らないしって人たちが普通にそのまま入っていたり、ちょっと無秩序だった。特に女湯はその日2人組、3人組が多くて、待ち時間も結構あったので、ちゃんと待ってた方が馬鹿みたいな状態で、少し嫌な気持ちに。

 

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高い天井の脱衣所。洗面台も多く、清潔でゆったり。

 

大浴場には内風呂と露天風呂がある。

 

露天風呂からは奥美濃板取の山々の連なりが遠望できるけれど

 

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あいにくの雨。出入口のところにある竹傘?傘帽子?をかぶればいいのかもだけど。

 

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露天風呂は加温循環。奥の湯口からは41度のお湯がでているけど、湯船の温度は41.5度。

 

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雨の中、わざわざ入る湯船でもないので、味わうことなく退散。一瞬だったけど、ぬるぬる感あった。

 

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内風呂には2つの湯船。

 

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大きい方は加温源泉のかけ流し。

 

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小さい方が源泉かけ流し湯船。

 

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天井も高く、ゆったりした檜造りの浴室。洗い場はシャワーが5つだったかな。

 

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大きい湯船は加温といっても、40度くらい。加温をこれくらいに留められるのすごい。加温されてるのが気にならないほどの気持ちよさ。

 

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とろりとした湯感触で、ふわぬるの肌触り。ぬるめと相まって、本当に気持ちいい。

 

pH8.9のアルカリ性単純温泉重曹成分も含まれてはいるけど、溶存物質が400mgほどで、それほど濃い源泉でもない。

 

それでもとろりとなめらかで、しっかりふわぬる感がある。

 

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湯口からは41.5度超えくらいに加温された源泉が注がれていて、しっかりかけ流されてる。

 

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自家源泉は1,300m掘削したところから自噴していて、毎分117ℓの湧出量。
小さな源泉湯船は、本当に小さい。

 

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2人はいってたら、遠慮して入らないくらい。でも、奈良田温泉 町営 奈良田の里温泉 女帝の湯(山梨) – 温泉手帖♨︎の町営温泉や、霧島の霧島湯之谷温泉 湯之谷山荘(鹿児島) – 温泉手帖♨︎の湯船の方がうんと狭いのに、あそこはぎゅうぎゅう詰めで入る。

 

幸いここは、はい詰めて詰めて、と源泉湯船に人が集中することはなかった。

 

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湯につかると硫黄の香りがしっかりする。甘くて香ばしい美味しい硫黄泉の味。

 

湯口から注がれている源泉そのものは32.3度。

 

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源泉の温度は平成17年の分析書で34.3度。外気が20度の時。10年後の平成27年の分析書では30.9度に。ただ、この日の外気はマイナス0.5度。うん、令和の今、3月だし32度くらいで納得。

 

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湯口から注がれる源泉が泡を伴っているように見える。

 

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湯面には、白い膜のような湯の花のようなものがたくさん浮いてる。多分、泡。

 

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身体中にものすごい泡が付く。肌をさするとふわふわの肌触り。たまらなく気持ちいい。

 

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32度の源泉は、かなりのぬるさ。でも湯船の温度は35.5度くらいある。

 

加温湯船との仕切りの隙間から40度のお湯が、微妙に浸み出してきてる。

 

春を感じつつも、肌寒い雨の日だったので、35度超えの湯温が絶妙な限界ラインだった気がする。1時間くらい平気で入っていられる湯温なんだけど、上がり湯として加温湯船に入るとめちゃくちゃほっとするような。

 

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源泉かけ流しはもちろん、消毒臭がせず硫黄臭がする湯船、最高に気持ちいい。夜も朝も何度も長湯しにきた。

 

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土蔵特別室という、囲炉裏と露天風呂が付いている部屋に宿泊。

 

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到着時には湯蓋がしてあった。

 

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陶器の丸い湯船。

 

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湯温は41.5度で、湯口から注がれる源泉は41.3度。残念ながら加温循環。

 

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湯温の調整をしてもらえるとのことで、40度ほどに下げてもらった。

 

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私は入ってないけど、旦那さんは永遠にここに入ってた。大浴場のぬるい源泉湯船が最高なのに。

 

神明温泉 湯元 すぎ嶋
★★★★
アルカリ性単純温泉
30.9度
pH 8.9
117ℓ/分
男女別大浴場(内風呂、源泉風呂、露天風呂)貸切露天風呂2
加温加水循環消毒なし
2021.3.20 宿泊

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